梅雨時期の洗濯物が乾かない&臭いのはなぜ?
ちゃんと洗ったはずなのに、梅雨時期の洗濯物ってイヤーな臭いしますよね。「部屋干し臭」と言われているカビのような臭いです。洗い方は同じなのに、なぜ梅雨の洗濯物は臭いんでしょうか?臭いのメカニズムに迫っていきます。
梅雨は湿度が上がって雑菌が増殖する
洗濯物がカラッと乾くには、「気温が高い」「風」「湿度が低い」と言う条件が必要となります。しかし、梅雨は湿度がおよそ78%にまで上がります。春が約50%前後なので、空気中の水分量が明らかに多いのがわかりますね。また、気温も13〜22℃と差が開きます。その上、雨で外に干せないので、風通りの悪い部屋干しをするしかありません。いわゆる、梅雨はカラッと乾く条件に全てが当てはまらないため乾き難いのです。
また、湿度が70%を越えると菌やカビが増殖します。衣類には洗いきれなかった皮脂や汚れが残っているため、そこから菌が繁殖することにより、「部屋干し臭」が発生してしまうのです。
梅雨の洗濯物ストレスを緩和するには?
梅雨の時期を避けることはできません。また、洗濯物を出さないように過ごすこともできませんね。毎日着替えなければならないため、どうしても洗濯をしなくてはならないのです。それでは、どうすれば洗濯物ストレスを緩和させることができるのでしょうか?
洗濯物が乾きやすい環境を作る
第一は、乾きやすい温度を保つことです。洗濯物は気温が高いと乾きやすくなります。衣類に含まれた水分が蒸発しやすいからです。よって、気温が低い場合は温度を上げてあげましょう。そして、第二は湿度です。湿度が高いと空気に含まれる水分量が多いため、衣類に含まれる水分が蒸発しにくくなります。除湿機などを活用しながら湿度を下げてみましょう。第3は、風です。空気が循環すれば衣類の水分が蒸発しやすくなるため、風を当てれば乾きをサポートすることができます。
雑菌が増殖しないようにする
衣類についている皮脂や汚れは、見ただけでは綺麗に洗い流せているかわかりません。特に、水に溶けにくい皮脂や食べ物で汚れたシミは、なかなか落とせない頑固な汚れなのです。そのため、皮脂がつきやすい首回りや脇の下や食べ物のシミは、部分的に手洗いをしてあげることが臭いを防ぐポイントです。また、部屋干し専用の洗剤も発売されているので、活用すると臭いのストレスが緩和しますよ。次の項では、部屋干し専用のおすすめ洗剤を紹介します。
梅雨におすすめな洗剤
衣類から発する嫌な臭いを防ぐために改良された部屋干し洗剤は、たくさん発売されています。しかし、どれを選べば良いか迷いますよね。今回は、洗浄力が強くて雑菌・抗菌効果の高いおすすめ洗剤を、粉末と液体洗剤に分けて発表していきます。
おすすめ部屋干し粉末洗剤
粉末洗剤は、液体洗剤に比べると洗浄力や除菌効果が高めです。子供がいる家庭や、作業着を洗う機械が多い人は、粉末洗剤を選んでみましょう。今回おすすめするアイテムは「部屋干しトップ除菌EX」です。なんと、プロも認めるほど最強な洗浄力が期待できます。ダブル分解酵素や消臭成分が、汚れはもちろんウイルスまでしっかり洗い流して、嫌な臭いの元をシャットダウンしてくれます。シトラスフルーティの爽やかな香りが特徴です。
部屋干しトップ 洗濯洗剤 粉末 除菌EX 0.9kg
価格
¥ 280
部屋干しにおすすめな粉末洗剤
おすすめ部屋干し液体洗剤
粉末よりは洗浄力は弱くなってしまいますが、衣類の色落ちなどが気になる人は、液体洗剤がおすすめです。中でも「アタックNeo抗菌EXパワー」は、強力な抗菌成分が配合されています。部屋干しならではな臭いをカット、クリアミントの香りで衣類を包み込んでくれます。また、洗濯槽のカビや臭いも防いでくれるので、定期的に使えば洗濯機のお掃除もできる優れたアイテムです。色落ちが心配な衣類は液体、頑固な汚れや白系の衣類は粉末洗剤で使い分けても良いですね。
【大容量】アタックNeo 洗濯洗剤 濃縮液体 抗菌EX Wパワー 本体 610g
価格
¥ 483
部屋干しにおすすめな液体洗剤
梅雨でも洗濯物が乾きやすい場所
洗濯物が乾きやすい場所は、気温が低くなくて湿度は低め、風通りのあるポジションがベストです。部屋の中でどんな場所に干すと乾きやすいのか、それでは見て行きましょう。場所を変えるだけで、乾く早さが全く変わってきますよ。
換気扇のある場所
湿気のある場所は、乾きにくいだけでなく臭いの原因となる菌が増殖しやすい環境です。そのため、湿度が調節できる換気扇のついている場所を選びましょう。部屋の中で換気扇がある場所と言えば「お風呂場」「トイレ」「台所」ですね。換気扇を回して部屋の湿気を取ってから洗濯物を干せば、乾きがはやくなります。もし、家に除湿機があれば、どこでも干せますよね。部屋の換気としても使えるので、1台持っておくと便利かもしれません。
風の通り道となる場所
洗濯物は、風が当たると水分が早く蒸発します。そのため、部屋干しをする時には風が通りやすい場所に洗濯物を干しましょう。特に、扉の周辺や廊下は、風の通り道となるためおすすめです。もし、階段にある程度広めな踊り場があれば、階段もおすすめですよ。逆に、適さない場所が窓付近です。カーテンレールに洗濯物を干している人も多いと思いますが、湿気が溜まりやすく窓に水滴もつくのでおすすめしません。
干す場所がなければ作ろう!おすすめグッズ
お風呂場やトイレや台所、扉の周辺や廊下や階段、乾きやすい場所がわかっても、干す場所がなければ干せませんね。そんな時に使えるおすすめグッズを紹介します。干す場所がなければ、作ってしまいましょう。
コンパクトに収納できる洗濯物アイテム3選
ハンガーをかける場所を確保するなら、突っ張り棒がおすすめです。狭い空間でも、2本3本と取り付ければ十分干せるスペースは確保できます。できれば20〜30kg以上耐えられる耐荷重の強力な突っ張り棒を選びましょう。水分を含んだ衣類は意外と重いんですよ。
平安伸銅工業 突っ張り棒 強力太タイプステンレス 耐荷重45~30kg 幅75~120cm PKS-75
価格
¥ 750
突っ張り棒
また、コンパクトにまとめて干せる物干しスタンドも、狭いスペースを有効活用できます。折りたためるので収納スペースもとりません。
大容量 室内用物干し 洗濯物干しスタンド 【2段式】 ステンレス 折りたたみ可 ワイドサイズ
価格
¥ 7,422
物干しスタンド
ドアには、専用物干しハンガーを活用しましょう。取り外しが簡単なので、使わない時は直ぐに外せますよ。
アイワ ドアde部屋干し アイボリー
価格
¥ 1,128
ドア専用物干しハンガー
洗濯物が早く乾く干し方
梅雨は洗濯物が乾くまでに時間がかかりますね。しかし、ちょっとした工夫で乾く時間が短縮できます。それでは、洗濯物がなかなか乾かない悩んでいる人に向けて、効果的な干し方について紹介しますね。
梅雨は手間を惜しまず快適を得よう
梅雨は、洗濯物が乾かない状況は避けられません。そこで、今までは3日間など溜めていた洗濯物を、できるだけこまめに洗濯するように心がけましょう。衣類が多くなる分、干す間隔が狭くなってしまうのを防ぐためです。また、脱水の回数を1回多く増やして衣類の水分を減らすのもひとつの手段です。面倒とは思いますが、できるだけ手間を惜しまずに行うことが大切です。
風が洗濯物に均一に当たるようにする
風が衣類に当たれば、乾きが早くなります。しかし、部屋干しでは外からの風を当てることはできません。そこで、扇風機を活用して衣類に均一に風が当たるようにセットしてみましょう。除湿機があれば一緒に使うと更に時短になります。首振り機能を使ってくださいね。また、洗濯物を干す間隔も15cmくらいあけておくと風が当たりやすくなります。密着させないように注意してください。
ハンガー使いにも気を配る
衣類をハンガーにかけるときは、できるだけ空気に当たる部分が多くなる干し方をすることでも時間を短縮させることができます。ポケットがある衣類は外に出すことで乾かない内側も乾きやすくなります。フード付きなら、上下逆さまにして干せばフード部分の水分も早く蒸発させることができますね。また、ズボンなどは洗濯バサミなどを使って内側に空間ができるように干しましょう。使うハンガーも、細めよりは太めの方が衣類の間に風の通り道ができるのでおすすめです。
洗濯物を干す時に活躍するアイテム
部屋干しで活躍するアイテムを探してみました。いろんな形のハンガーが販売されている中でも、衣類にとって風通りが良いアイテムを3つ厳選したので、ぜひ活用してみましょう。
梅雨でも洗濯物が乾きやすくなるハンガー3選
風が通りやすいように作られた便利なハンガーです。干し方を考えるのが面倒くさい人におすすめなアイテムですよ。こちらの商品は、ドア掛けにも対応しています。
aisen ウイング アルミ 風通しハンガー 30P バーが伸びて素早く乾く LS001
価格
¥ 1,875
風通しの良いハンガー
4つの洗濯バサミが付いているジーンズハンガーです。内側にも風が通るので乾きやすくなります。スカートやバスタオルなどにも使えますよ。
Newジーンズハンガー/洗濯物干しハンガー
価格
¥ 802
ジーンズハンガー
衣類に隙間ができるように掛けられるハンガーです。衣類以外でも、帽子や靴も干せますよ。使い勝手の豊富なハンガーです。
3倍早く乾く 8の字ハンガー 10本セット すべらない 洗濯 干し 速乾 ハンガー 便利グッズ (10, イエロー)
価格
¥ 1,698
8の字速乾ハンガー
知っておくと楽チン!速乾裏技
洗濯物が乾かないで悩んでいるなら1回は試してみるべき速乾裏技を大公開しちゃいます。今までの干し方に物足りなさを感じているなら、直ぐにトライしてみましょう。家にあるものできるから、面倒な準備は必要ありませんよ。
新聞紙を使う
掃除に使ったり生ゴミを捨てる時に活躍する新聞紙が、部屋干しでも大活躍します。新聞紙は水分を吸収しやすい特性があるため、湿気取りにも使えるのです。方法はとっても簡単です。新聞紙をクシャクシャした後に再度広げます。その新聞紙を洗濯物の下に敷くだけです。クシャクシャにしたことで表面積が広がって水分の吸収がアップ、衣類から出る水分を吸い込んでくれるので早く乾かすことができます。
ドライヤーとゴミ袋を使う
温風を利用して、洗濯物を早く乾かす裏技です。まずは大きめなゴミ袋に穴を開けます。水蒸気を逃す穴です。そのゴミ袋の中に、洗濯物を入れます。そして、ゴミ袋にドライヤーの口を差し込んで温風をかけるだけです。欲張って洗濯物をたくさん入れてしまうと乾かないので、量はTシャツ2〜3枚程度に抑えましょう。また、アイロンを当ててから干しても早く乾くのでおすすめです。ワイシャツなどに使える裏技です。
梅雨はコインランドリーを有効活用しよう
今では珍しくなくなったコインランドリーは、働いている女性の味方ですね。衣類はもちろん、布団まで洗える大型の洗濯機を備えている場所も多くなりました。梅雨の時期でも太陽の下で乾かしたかのような仕上がりになるコインランドリーを使うのもひとつの手段です。
コインランドリーのメリット
とにかく仕上がりがふっくらです。乾燥までしっかりと対応しているので、カビ臭いような梅雨ならではな悩みが解消されます。また、時間も大幅に短縮できます。乾かないで次の洗濯物が溜まっていくのを防ぐことができます。洗濯物の山は、見たくないですよね。毎回利用するとコストがかかってしまいますが、乾きにくい素材の洋服や溜まってしまった時などに活用すれば、ストレスフルに梅雨が乗り越えられます。乾燥だけ利用するのもおすすめですよ。
まとめ
梅雨の時期は、天候が不安定なので部屋干しをせざるおえません。しかし、湿度が高く風通しも悪い梅雨の部屋干しは、乾きにくく独特な部屋干し臭で悩まされますね。そんな時は、洗浄力が高く殺菌効果のある部屋干し用洗剤を活用してみましょう。臭いの原因である菌の増殖を防ぐことができます。さらに、換気扇や風通りの良いお風呂場や廊下などに洗濯物を干しましょう。
干し方も、衣類の表面が風に当たりやすいように工夫することで、乾かす時間を短縮させることができます。また、おすすめした便利グッズもぜひ活用してみましょう。梅雨が終われば、洗濯物が乾かないで悩むストレスからも解放されます。ちょっとした知恵や工夫を使いながら、梅雨のジメジメした気候を乗り越えていきましょうね。夏はもうそこまでやってきていますよ。