オリーブオイルの賞味期限っていつなの？
オリーブオイルを買ってみたはいいものの、使い切る前に賞味期限に近くなっていたりすでに切れてしまっていたりすることも少なくありません。油とはいえ早めに使い切ることが勧められますが、使い道もある程度限られるオリーブオイルですので、きちんと賞味期限を把握するか長く保存する方法を取って長く使えるようにするしかありません。
そこで知りたいのが賞味期限の正確な把握と保存方法について、そして期限の切れてしまったオリーブオイルの使い道に関してというところです。今回この記事では賞味期限を正確に把握するための方法や長く使うことができるようする保存方法等を始めとした気になる情報をまとめてみました。
オリーブオイルの賞味期限はこうして把握しよう
オリーブオイルを購入しても裏面などには明確な賞味期限などが分からない、という人も少なくはありません。ではどのようにして期限を確認するべきなのでしょうか？気になるオリーブオイルの賞味期限については国際オリーブオイル協会から情報が発信されていました。
賞味期限は開封済みと未開封のものでそれぞれ分かれており、明確な期限についてはボトルなどの裏面にきちんと表記されていますので、そちらを探して見てみましょう。また、オリーブオイルの抽出の仕方や種類などでも多少変わってくるので注意が必要です。
オリーブオイルの賞味期限 未開封の場合
未開封の場合、大凡の目安となる賞味期限は瓶詰後12か月から18か月程度と言われています。瓶やボトルなどの裏側に明確な期限がきちんと記載されてはいますが、自家製などの既製品のオリーブオイルではないものの場合はこれを基準にしてみましょう。
オリーブオイルの賞味期限 開封済みの場合
オリーブオイルのボトルや瓶の裏側に記載されている明確な賞味期限というのは、実は未開封が前提の期限であるということを知っていますか？では開封済みですでに使用してしまっている場合、どの程度が賞味期限なのかも知っておきたいところです。一体どれくらいの期限、開封済みのオリーブオイルは美味しく使うことができるのでしょうか？
オリーブオイルの使い道は色々とありますが、火を通すために使う場合、火を通さずに料理に使う場合などがメジャーなものです。火を通さずに料理などに使う場合は、開封済みなら開封後3ヶ月を目安に使うことがおすすめされます。開封して3ヶ月経ってしまったものは火を通して使うようにしましょう。また、賞味期限以内であっても嫌な臭いがしたりオイルがドロリとしたりしている場合は使うのを止めておきましょう。
エキストラヴァージンオイルの場合は？
オリーブオイルというとやっぱりエキストラバージンオイルは外せないものです。オリーブオイルの中でもこだわりのオイルともいえるエキストラバージンオイルを愛用しているという人も少なくはありません。風味も良く酸度もかなり低い最高品質のものですから美味しく食べられるうちに使い切っておきたいものです。
エキストラバージンオイルも明確な賞味期限は瓶やボトルなどの裏面にきちんと明記されています。とはいえ、精製などの化学処理一切行わずにオリーブを絞ってろ過したものですので、酸化しにくいという評価であれど過信するのは禁物です。生食用として一般的に使用されるものですから、早めの消費を心がけるのがおすすめされます。
賞味期限をなるべく延ばしながらオリーブオイルを保存するなら
オリーブオイルをなるべく長く使えるようにするためには、それに見合った保存方法を使わなければなりません。ではどのように保存すれば良いのか、ということについてを詳しく調べてみました。なるべく長く使っていくためにはどんなことをすればよいのでしょう？
オリーブオイルの賞味期限をなるべく延ばすための保存方法は主に常温で保存すること、直射日光や高温の場所に保管しないようにするということになります。冷蔵庫などで保管している人も多いのですが、冷蔵庫などの冷えた場所に入れてしまうと白い沈殿が出来たり、凝固したりする原因になります。温度が常温になるなどするともとに戻りますが、風味が消える原因にもなります。しかしだからといって高温すぎる所や直射日光に当たる場所もオイルの変質を招きますので常温かつ直射日光が当たらない場所で保存するようにしましょう。
賞味期限切れのオリーブオイルはいつまで食べられる？
なるべく賞味期限を延ばしながら使ったとしても使いきれずに賞味期限が切れてしまうこともあります。とはいえ折角のオリーブオイルですからなるべく食べられるように使い道を考えたいところです。賞味期限が切れたオリーブオイルの場合、いつまで美味しく食べることができるのでしょうか？
オリーブオイルは5年ほど経っても大丈夫、と言われているオイルです。しかしそれは保存状態がかなり良好な場合に限ります。オリーブオイルの賞味期限が切れた場合には先にオリーブオイルに異臭がしないか、ドロリとした状態になっていないかというのを確認し、加熱調理用のものとしてきちんと火を通して使うようにした方が安全です。
賞味期限切れのオリーブオイルの使い道は？
何とかしても賞味期限が切れてしまった場合、ちょっと食べるのには抵抗がある、という人も少なくありません。特にエキストラバージンオイルなどの場合は生食用が一般的なことも相まって食べるのを躊躇してしまう人が多いのではないでしょうか？そんな期限切れのオリーブオイルを食べる以外での使い道はどんなものがあるのでしょうか？
期限切れとはいえオリーブオイルはオリーブオイルですから、使い道はかなり多く存在します。オイルマッサージ用に使っても良いですし、手作りの石鹸などを作って美容品に転換するのも良いでしょう。オリーブオイルはオレイン酸が主成分で肌馴染が良く、何かしらの肌に悪い化学物質などが入っているわけでもありませんから、とても肌に良いオイルです。期限切れでも状態が良いものであれば肌に対して使うのも大丈夫です。ただし、明らかに品質的に劣化しているというものは諦めて捨ててしまいましょう。
使い道は他にもさまざま
期限切れのオリーブオイルの使い道はほかにも色々と存在していますが、やっぱり期限内にきちんと消費できるようにするのが一番です。大量に中身が入っている瓶やボトルを購入した場合、オリーブオイルにニンニクなどを漬け込んで消費するなどすれば期限が切れる前に大量に消費することもできますし、美味しい常備菜なども可能です。
もちろん、これ以外にもネット上にはいろんな人がいろんな使い方でオリーブオイルの使い道を見つけています。オリーブオイルを購入する際にはそうした別の使い道も考えてみると料理に無理をして使う以外にも使うことができるので、良い状態のオリーブオイルを期限内にきちんと使い切れることにも繋がります。
オリーブオイルの賞味期限の内外を把握して使い道を考えよう
オリーブオイルの賞味期限について、ここまで紹介してきましたがいかがだったでしょうか？賞味期限内であればいろんな料理に使うことが出来ますが、期限が切れてしまうと途端に使い道が限られてしまうと考えがちです。しかし、こうしてみると期限切れでもいろんな使い方が見えてきます。
とはいえ、やっぱり期限を守りながらも美味しく長く食べられるようにしたいのが本音です。風味も良くいろんな料理に使える折角のオリーブオイルですから、保存方法も適切なものを使って風味を壊さずに、長く美味しく食べていきましょう。
