コーヒーに含まれる成分
コーヒーの成分で一番有名なのはカフェインですね。コーヒーといえばカフェインといわれているくらい、みなさんがご存知だと思います。カフェイン以外にも、ポリフェノールやクロロゲン酸、カフェー酸、タンニン、ポリフェノール、褐色色素、ニコチン酸、トリゴネリンなどの成分が含まれています。これほどたくさんの成分が含まれていますが、コーヒーは99％ほど水分でできています。たんぱく質や脂質なども含まれていますが、ほんの少しで無糖のブラックコーヒーだとカロリーもほぼありません。コーヒーに含まれる成分には効能がたくさんあります。その中で一番有名なのがカフェインですが、カフェイン以外のポリフェノールなどにも作用があるとされており、コーヒーを飲むことでのメリットや効能があるとされています。
カフェインはコーヒーに含まれているということが有名ですが、コーヒー以外の他にもお茶や紅茶、ココアなどにも含まれています。カフェインが含まれているもののカフェイン量を比較するとこの通りです。私たちの身近にあるもの、コンビニやスーパーで購入することのできる商品の100mlあたりのカフェイン量です。
・エスプレッソコーヒー 280mg・ドリップコーヒー 90mg・インスタントコーヒー 45mg・栄養ドリンク 50mg・コーラ 10mg・抹茶 30mg・ココア 30mg・紅茶 20mg・ほうじ茶 20mg・ウーロン茶 20mg・緑茶 20mg・玄米茶 10mg
コーヒーのメリット 脳の活性化
眠い時や頭が冴えない時にコーヒーを飲んで、スッキリさせる方が多いですよね。それに夜や眠る前にコーヒーを飲むのは良くない。眠れなくなると言われています。その理由がコーヒーに含まれるカフェインなのです。このカフェインは脳の神経を興奮させる効果があるとされています。コーヒーを飲むことで神経が興奮し脳の機能が活性化することで、眠気防止や集中力がアップしたり、頭がスッキリし思考力もアップすると言われています。集中力や思考力がアップすることで仕事をしながらコーヒーを飲んだり、車の運転中に眠気防止としてコーヒーを飲むといいとされているのもこの作用があるからなのです。なぜカフェインには脳を活性化させる効能があるのかを説明します。人間の体にはアデノシンという神経を休めたり鎮める物質があります。このアデノシンが分泌されることで眠くなったりするのです。カフェインにはアデノシンが受容体という刺激を受けることで情報変換する部分に結合するのを防ぎ、眠気防止や神経が興奮し集中力がアップするなどということになります。
コーヒーのメリット 血糖値を下げる
コーヒーには血糖値を下げる効能もあるとされています。世界各国でも糖尿病のリスクを下げるという研究結果が出ており、その理由がコーヒーに含まれるクロロゲン酸類という成分が関係しています。クロロゲン酸類は体の糖の代謝に影響し、血糖値を下げると言われています。食後は血糖値が上がる傾向にあります、そのため血糖値を下げる効能を得るには、食前にコーヒーを飲み食事をするのがおすすめ。食前にコーヒーを飲むことで食後の血糖値が上がるのを抑えるとされています。コーヒーにはクロロゲン酸類が豊富に含まれているため、コーヒーにこのような効能があると言われています。
コーヒーのメリット 消化促進
コーヒーは食後に飲むことで、胃の粘膜を刺激し胃酸の分泌を促進する効果があるとされています。胃酸が分泌されるので消化を助けるます。この消化を助ける胃酸分泌の効能には、コーヒーに含まれるクロロゲン酸類が関係されているとされています。そのほかにもコーヒーに含まれるカフェインが消化促進に関係されているとも言われています。胃酸分泌を促進する効果があるため、コーヒーは胃が荒れるともよく言われますね。これは空腹時にコーヒーを飲むのことで胃酸が分泌され胃酸過多で胃が荒れてしまうということです。クロロゲン酸類はカフェインレスのコーヒーにも含まれているので、カフェインレスのコーヒーでも消化促進の効能が期待できるでしょう。妊婦さんやカフェイン摂取したくない時はカフェインレスコーヒーを飲むといいでしょう。
コーヒーのメリット 脂肪分解
コーヒーには脂肪分解の効能もあるとされています。これはコーヒーに含まれるカフェインが、脂肪分解酵素のリパーゼというものを活性化させるからです。リパーゼとは肝臓の脂肪酸エステルというのを、脂肪酸とグリセリンに分解する消化酵素で、食べたものの脂肪分を分解する役割りをしています。脂肪は分解されないも肝臓に溜まっていき中性脂肪値が高くなったり、太ってしまいます。コーヒーを飲みコーヒーに含まれるカフェインでリパーゼを活性化させれば、脂肪が分解され中性脂肪値が低くなりダイエットにもなります！リパーゼが含まれたサプリメントなども販売されていますが、コーヒーを飲むだけで脂肪分解できるので、サプリメントに高いお金を出す必要はありません！
コーヒーのメリット 浮腫み解消
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるとされています。利尿作用があるので身体に溜まっている老廃物や、余分な水分を体外に出すことができます。そのため浮腫みが解消されるということです。浮腫み解消の効能と同じ原理の利尿作用によって、二日酔いにも効能があるとされています。二日酔いより溜まった毒素をコーヒーの利尿作用で、体外に出すことができるからです。それ以外にもカフェインは二日酔いの頭痛にも効果的だと言われています。
コーヒーのメリット 肌荒れ予防
コーヒーのクロロゲン酸には、抗菌消炎作用があり、肌を清潔に保ったりニキビの炎症を抑えるとされています。クロロゲン酸を摂取することで、肌を清潔に保つことができるのでニキビ予防にもなります。そしてクロロゲン酸とポリフェノールにはメラニンの生成を抑える効能があり、シミやソバカスの色素沈着にも効き目があるとされています。
コーヒーのデメリット 飲み過ぎによる身体への影響
コーヒーを飲むことでメリットがありますが、飲み過ぎることはよくありません。コーヒーは飲み過ぎることによるデメリットもあります。まず身体のデメリットとして胃腸への影響。簡単にあげると、おなら・げっぷが増える胃痛や胃もたれ、酷いと胃潰瘍、胸焼けや腹痛嘔吐などがあります。胃腸への影響以外にも、心臓への影響もあります。動悸がしたり、息苦しくなったり不整脈などの症状が出ることも。
コーヒーのデメリット 飲み過ぎによる精神面への影響
コーヒーのデメリットは身体だけでなく、精神面へも影響することがあります。不眠や不安。イライラしやすくなったりも。自律神経の乱れをおこすことがあるので、そこからこのような症状がおきることがあります。精神的な病気のうつ病やパニック障害の方は、症状が悪化する可能性も。コーヒーの飲み過ぎによるデメリットのほとんどは、カフェインの多量摂取が関係しています。カフェインはメリットでお話したように、神経を興奮させる効能がありますが、一定の摂取量をすぎるとデメリットに変わり精神的に不安定になります。女性の場合は生理前のイライラした症状などが、ひどくなることも。
まとめ
今回お話したように、コーヒーを飲むことでのメリットはたくさんあります。よく知られている眠気防止以外にも、女性に嬉しい効能もありましたね。ですがその一方でコーヒーを飲みすぎることはデメリットにも繋がります。飲み過ぎによるデメリットは身体にも精神にも影響するので、過剰摂取は避けるようにしましょう！コーヒーをうまく使用してみてください。
