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コーヒーで口臭が臭くなる?原因・消す方法・予防策を紹介!

2024.02.25

コーヒーはビターで濃厚な味のため、飲んだ後に口臭が気になるという人も多いのではないでしょうか。今回は、コーヒーで口臭が臭くなる原因やその予防方法、また匂いを消す方法についてご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

  1. コーヒーで口臭が臭くなるって本当?
  2. 【コーヒーで口臭が臭くなる原因】コーヒーの微粒子が舌に残る
  3. 【コーヒーで口臭が臭くなる原因】唾液の分泌量が減る
  4. 【コーヒーで口臭が臭くなる原因】口内が弱酸性になるため菌が繁殖しやすくなる
  5. 【コーヒーによる口臭を予防する方法】深煎りやミルクや砂糖入りコーヒーを避ける
  6. 【コーヒーによる口臭を予防する方法】空腹時や喉が渇いている時に飲まない
  7. 【コーヒーによる口臭を消す方法】水を飲む
  8. 【コーヒーによる口臭を消す方法】マウスウォッシュでうがいをする
  9. 【コーヒーによる口臭を消す方法】ガムを噛む
  10. おわりに
コーヒーには、高い消臭効果があることが広く知られています。ニンニクやニラを食べた後にコーヒーを飲むと、食事による臭いを消すことができるのです。しかし、コーヒーを飲みすぎると、コーヒーそのものが口臭の原因となってしまうことをご存知でしょうか。自分では口臭にはなかなか気づきづらいものです。
1日に2、3杯程度であればそれほど問題はありませんが、もしあなたが1日につき5杯以上のコーヒーを口にしているのであれば、口臭が臭くなっている可能性があるのです。今回は、コーヒーによって口臭が臭くなる原因とその予防方法、またその臭いを消す方法についてご紹介します。ぜひ参考にしてください。
コーヒーによって口臭が臭くなる原因の一つは、コーヒーに含まれている微粒子が舌に残るためです。コーヒーの焙煎成分の微粒子は舌の上に残りやすく、舌苔(ぜったい)という舌の上の白いコケ状の部分に付着すると口臭の原因となります。
ドリップコーヒーであっても、インスタントコーヒーであっても、コーヒー豆を砕いたものを原料としているため、全てのコーヒーに口臭の原因となる微粒子が含まれているのです。ですから、コーヒーの種類を変えたとしても、コーヒーを口にしている限り口臭の原因を避けることはできないのです。
コーヒーを飲むと、唾液の分泌量が減ってしまいます。唾液の分泌量が減る原因として、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用と、コーヒーの微粒子が唾液の分泌を妨げることの2点が挙げられます。
コーヒーを飲むと、カフェインの働きにより体内の水分が尿として排出されやすくなりますので、結果的に体内の水分量が低下します。体内の水分量が低下しているので、唾液の分泌も減少してしまうのです。また、コーヒーの微粒子が舌に多く付着したまま放置されていると、唾液が分泌されることを直接的に阻害するとともに、コーヒーの苦味が唾液の分泌を抑制します。
唾液の分泌が少なくなると、口内が乾燥することで細菌が増殖しやすくなり、結果的に口臭が臭くなるのです。
水溶液の性質を表す単位であるpH(ペーハー)で口の中の状態をチェックすると、通常の場合は口内はpH7程度の中性に保たれています。しかしコーヒーを飲むと、口内のpHは偏って弱酸性になってしまいます。コーヒーを飲んだ後に、口内がベタついたり、酸味を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。このような状態になっている時は、口内が弱酸性になっていることを意味しています。
通常は、食べ物を口にした後でもアルカリ性の唾液によって口内はすぐに中性に戻りますが、コーヒーによって唾液が少なくなっているため口内は弱酸性になった状態が続いてしまうのです。弱酸性の口内は細菌を繁殖させる環境であり、結果的に口臭の悪化を引き起こすのです。
コーヒーが原因の口臭は気になるけれど、コーヒーは好きだから飲み続けたいと感じる人も多いでしょう。コーヒーによる口臭を予防する方法を知っておけば、心配する必要はありません。次は、口臭を予防する方法についてご紹介します。
飲むコーヒーの種類によって、口臭が悪化するのを最低限に抑えることができます。唾液の分泌が低下して口内が乾燥することが口臭の悪化につながるのですから、口臭を予防するためには口内を乾燥させないことが大切です、レモンや梅干しといった酸味は唾液の分泌を促進しますが、コーヒーのような苦味は唾液の分泌を強く抑制することで知られています。また深煎りのコーヒーは一般的なものに比べて苦味が強いため、より強く唾液の分泌を抑制してしまうのです。ですから、深煎りのものではなく浅煎りのものを選ぶと、唾液の分泌抑制を最低限にすることに繋がり、口臭の悪化を防ぐことができると言えます。
また、できればミルクや砂糖入りのコーヒーを頻繁に摂取することも控えた方が良いでしょう。コーヒーには豆を挽いたことによってできた微粒子が含まれています。その微粒子が舌に付着することで口臭が発生しますが、ミルクと混ざり合ったコーヒーははその付着力がより強いものになるのです。さらに、砂糖が多く含まれたコーヒーは、雑菌のエサとなって繁殖を促進させてしまうのです。
コーヒーによって胃が荒れることを防ぐという観点では、胃を保護してくれるミルクを入れたコーヒーは効果的ですが、口臭を予防するという観点ではミルク入りのものは避けた方が良いと言えるでしょう。
空腹時や喉が渇いている時にコーヒーを飲まないようにすることも、口臭の悪化の予防につながります。コーヒーを飲むと、コーヒーに含まれている「クロロゲン酸」という成分によって胃液の分泌が促進されます。その結果胃液が胃を刺激してしまい、胃が荒れる原因となります。胃が荒れると、食べ物の消化がうまくいかず、胃の中の食べ物が腐って悪臭を引き起こすのです。
また、空腹時には、空腹でない時に比べて唾液の分泌量が少なくなっているため、口臭が臭くなりやすい傾向にあります。そんな時に唾液の分泌量を抑制するコーヒーを飲むと、さらに唾液が減って口臭を悪化させてしまうのです。
コーヒーを飲むタイミングによって口臭の悪化を予防できるということを覚えておきましょう。
コーヒーによる口臭が気になる時は、どのようにすれば口臭を消すことができるのでしょうか。次は、コーヒーによる口臭を消す方法についてご紹介します。
コーヒーによる口臭を消すためには、舌についた微粒子を洗い流したり、体内の水分量を増やして唾液の分泌を促進することが大切です。ですから、コーヒーを飲んだ後に水を飲むことが、口臭を消すためにはとても効果的な方法と言えるでしょう。
水で口をゆすぐだけでも大きな効果がありますが、マウスウォッシュでうがいをすると高い消臭効果が得られるでしょう。マウスウォッシュはわざわざ歯磨きをするよりも手軽なため、おすすめな消臭方法と言えます。携帯用の小さなマウスウォッシュを持ち歩いておけば、どんなシーンでも口臭を心配することなくコーヒーを楽しむことができます。
マウスウォッシュにはノンアルコールタイプとアルコール入りタイプがありますので、好みに合わせて選んでみましょう。アルコール入りタイプは少し匂いがきついですが、よりしっかりと消臭したい人にはとてもおすすめです。
口臭を消すためには、口内を唾液で潤わせることが必要です。ですから、口臭を消すためにはガムを噛むことも効果的です。ガムを噛むと咀嚼によって唾液が多量に分泌され、その結果口臭を消すことができるのです。
キシリトール入りのガムであれば、さらに効果は高まります。キシリトールは虫歯を予防するだけでなく、口内でも細菌増殖を抑える作用があるのです。コーヒーを飲んだ後はぜひガムを活用してみましょう。
いかがでしたでしょうか。今回は、コーヒーで口臭が臭くなる原因とその予防方法や消臭方法についてご紹介しました。コーヒーを飲むと、口臭が臭くなるのを避けることは難しいと言えます。しかし、飲みすぎないことや、飲むコーヒーの種類を選ぶこと、また飲むタイミングをコントロールすることで、口臭の悪化を最小限に抑えることができるのです。
ご紹介した予防方法や消臭方法を利用して、口臭を心配することなくコーヒーを楽しんでみましょう。