泡立て器が無いと生クリームはホイップできない？
生クリームでホイップクリームを作ろうとしたら、泡立て器が見つからない！という時、わざわざあまり使わない泡立て器をまた買いに行くなんてできないですよね？できれば家にあるものを代用して、ホイップクリームを作った方がいいですね。それなら後で泡立て器が見つかっても大丈夫です。
実は色々なもので泡立て器の代用ができるんです。泡立て器は、混ぜることと泡立てることのために使いますが、生クリームの泡立てには、空気を入れ込んで細かい泡をそのままの形に保つことが必要です。この条件が満たされれば生クリームは泡立ちます。次からは、生クリームの泡立てに使える器の代用品をご紹介していきましょう。
生クリームの泡立て／ビニール袋を泡立て器に代用
ビニール袋は強く振っても破れない丈夫なものを使います。ビニール袋に生クリームをお好みの量を入れ、砂糖もお好みで入れます。ビニール袋の底の片方を上げて斜めにし、上の口と片方の底とを一緒にして、中を空気で膨らせたまま結んで閉じます。良く振ります。お好みの固さになったら完成です。片方の底の角をカットして絞り出す口をつければそのまま絞り出して使えます。
生クリームの泡立て／ペットボトルを泡立て器に代用
ペットボトルを使う時は匂いが移ることもあるので、水が入っているものがベストです。ボトルの1／2以下に生クリームとお好みなら砂糖を入れて蓋をしてよく振ります。お好みの固さになったら完成です。口が狭いので、8分立て以下なら絞れるようですが、固くなったら底をカットして取り出さなければならないので、少し手間がかかります。
生クリームの泡立て／タッパーを泡立て器に代用
タッパーは蓋がしっかり締まって、手でも抑えられるものを使いましょう。タッパー同様蓋付きガラス容器や瓶でも代用品になります。容器の1／2以下に生クリームとお好みで砂糖を加え、蓋部分をしっかり押さえながら良く振ります。お好みの固さになったら完成です。
生クリームの泡立て／マヨネーズ容器を泡立て器に代用
マヨネーズの容器は油分がついていますので、洗剤で洗って良く水気を切っておきます。生クリームを1／2以下のお好みの量を入れます。良く振ってある程度固くなったら好みで甘みを加えます。口から入れられない砂糖は、耐熱容器にほんの少しの水とともに入れて、電子レンジで加熱して液状にします。冷ましてから加えて、さらに好みの固さになるまで振って完成です。液状の甘味料や蜂蜜もおすすめです。
生クリームの泡立て／網じゃくし（かす揚げ）を泡立て器に代用
てんぷらやフライを揚げる時に、揚げかすをすくったり、揚げものを取り出すときに使う取っ手がついた網です。目が細かすぎないものを使います。ボウルに生クリームを入れ、お好みで砂糖を入れます。網じゃくしで万遍なくかき混ぜ続けます。10分立てにはなりませんが、柔らか目でいい場合に使えます。
生クリームの泡立て／100均アイテムを泡立て器に代用
セリアやダイソーなどでは泡立て器の代用になるアイテムがあります。電池式の泡立て器は時間がかかる上、角が立つほどにはなりませんので、おすすめではありません。「ホイップルン」は洗顔石鹸の泡立て器で、ハンドルを上下に動かせば完成します。とてもキメの細かい泡ができます。しかし、このアイテムは食品用のものではありませんから、あくまでも緊急避難的に使うだけにしましょう。
小久保 製菓用品 ふりふりクリームメーカー 4個セット
価格
￥ 842
もう1つ、「ふりふりクリームメーカー」（小久保工業所）がありますが、こちらはホイップクリームを作るためのアイテムです。チューブ状の容器に生クリームを入れお好みで砂糖を加えます。蓋をして良く振って男ｋのみの固さになったら完成です。絞る口も付いていますのでそのまま絞れます。生クリームが余ってい泡立てたい時、少量だけ作りたい時にも役に立ちます。
生クリームを簡単に早く泡立てるコツ／レモンを使う
ここからは、泡立て器の代用品を使う時だけでなく普通の泡立て器を使う時にも簡単に早く泡立てるコツをご紹介していきましょう。
生クリーム100ｃｃにレモン汁小さじ1杯を加え、お好みで砂糖も加えて泡立てます。普通より2／3くらいの時間で泡立ちます。レモンの酸が生クリームのタンパク質と空気を結びやすくしてくれることを利用しています。1％の恵門ジルならさほど酸味和感じません。少し多めにすればレモン風味で軽くさっぱりとしたでき上がりになります。
生クリームを簡単に早く泡立てるコツ／ジャムを使う
生クリーム50ｃｃにジャム大さじ1／2を加えて泡立てます。お好みで甘くしたい時には、ある程度混ぜてから味をみて砂糖を加えましょう。使うジャムはペクチンが含まれるものや、ゲル化剤が含まれるものなら大丈夫です。様々なジャムが使えて色や香りも楽しめます。ケーキなら、トッピングやデコレーションをジャムと同じものや合うものにすれば、かわいいものができます。
生クリームを簡単に早く泡立てる／ミキサー
ミキサーでは生クリームはホイップできないと言われていますが、生クリームの量が少なく、低速で時間をかけ過ぎなければ泡立てることができます。高速回転のミキサーでは、撹拌で高温になりますし、空気を取り込みにくいのでうまくいかないようです。酵素の壊れない、生ジュースやスムージー作りのできるミキサーなら数分でできるので、後片付けの洗いものが苦にならなければ、ミキサーを代用することができます。
生クリームを簡単に早く泡立てるコツ／冷やす
ここからは何かを加えるのではなく、生クリームを泡立てる時の実際の行動です。生クリームは買って来た時の状態では少し温度が高いですから、冷蔵庫で冷やしましょう。目安としては凍らない程度の低温に3時間ほどです。泡立てに必要なボウルもあらかじめ冷蔵庫に入れて冷しておくことと、泡立てるときには、氷水を入れたボウルの上に泡立てるボウルを乗せて泡立てましょう。
生クリームを簡単に早く泡立てるコツ／パックを振る
冷蔵庫から出した生クリームのパックは、そのまま開けるのではなく、未開封のまま良く振ります。バシャバシャした音から、音が変わるくらいまで振ると、その後の泡立てが早くなります。パックの中はあまり空間がありません。生クリ―ムが完全に泡立つと約2倍の体積になりますので、パックでは固くなることはできませんから、ある程度で容器からボウルなどに移しましょう。
生クリームを簡単に早く泡立てるコツ／ボウルまたは器を傾ける
生クリームを泡立てる時は、温度が低い方がいいので下に氷水を張ったボウルを置きますが、泡立てるボウルは少し手前に傾けた方が、手の動きとともに空気が入りやすくなるので、早く泡立てるるコツになります。また手は大きく動かす方が早くできます。
まとめ
いかがでしたか？ここまでみてみると、もはや泡立て器はなくてもいいのではないかと思えるほど、いろいろな物で代用ができることがお分かり頂けたことでしょう。電動の泡て器はとても便利ですから、お菓子作りやカフェ風の飲みもの作りには欠かせません。週に何回も使うなら電動の泡立て器を買われた方がいいでしょう。
ですが、ほんのたまに使うのであれば、戸棚の奥から引っ張り出して、またしまい込むということをしなくて済む、泡立て器の代用を使いましょう。また、キャンプなどアウトドアでは電源が無い場所では、氷なども沢山使えませんから、泡立て器を使うより代用品を使う方がおすすめです。みんなでワイワイしながら楽しく生クリームを泡立てられれば、お菓子や飲み物もよりおいしく頂けることでしょう。ぜひお試しくださいね。
