コーヒーの美味しい入れ方 はじめに
ドリップバックのコーヒーは最低品質で販売されている
ドリップバッグは端的にいえば美味しくありません。格安で手頃ですが、実際ドリップバックは最もコストがかかる方法であり、豆、フィルター、包装、人件費などが加わると手軽に楽しめる値段ではなくなってしまうからです。コーヒーの品質を最低限まで落とすことで、どうにかコストを抑えており、本来美味しいコーヒーを楽しもうとすれば、それ相応の費用がかかるのです。
自分で入れれば美味しいコーヒーが楽しめる
ただそれらを考えると、多少値が張るように見えても自分でコーヒーを入れればはるかに高品質なコーヒーが楽しめるといえるでしょう。コーヒーが美味しくないと考えている人は、もしかしたらドリップバックではなく自分でコーヒーを入れるようになることで、コーヒーに対する評価が変わるかもしれませんね。
コーヒーの美味しい入れ方 道具編
コーヒーには様々な入れ方があります。使い捨ての紙フィルターや、洗って使える布フィルターを使う抽出器具、樹脂メッシュフィルターを使う抽出器具、金属フィルターを使う抽出器具。フィルターを使わない抽出器具。それぞれの抽出方法によってコーヒーの味が変わってきます。ここでは様々な抽出方法ごとに必要な道具を紹介します。
【ペーパー、布フィルター】ハンドドリップ(ペーパードリップ)
引用: amazon
ハンドドリップ式で最もポピュラーなのがペーパードリップ式です。必要は道具はペーパーフィルター、ドリッパー、サーバー、細口ドリップポット、メジャースプーン、カップ&ソーサー、となります。
【ペーパー、布フィルター】サイフォン
引用: amazon
演出効果たっぷりの入れ方なのがサイフォンを使った入れ方です。必要な道具は、ロート&フラスコ、ビームヒーター、竹べら、布フィルター、濾過器、メジャースプーン、細口ドリップポット、カップ&ソーサー、となります。
【ペーパー、布フィルター】ネルドリップ
引用: amazon
滑らかな口当たりが特徴なのが紙ではなく布フィルターで抽出を行うネルドリップです。必要な道具は、ネルフィルター&ネルドリップ専用サーバー、細口ドリップポット、となります。
【ペーパー、布フィルター】エアロプレス
引用: amazon
空気の圧力を利用して短時間で抽出を行うのがエアロプレスです。比較的新しい抽出方法であり、必要な道具は、エアロプレス一式、安定性のあるカップ、となります。
【樹脂メッシュフィルター】ウォータードリップ
引用: amazon
熱湯の熱を加えないため、コーヒーの味を素直に楽しめるのがウォータードリップです。必要な道具は、ウォータードリッパー、細口ドリップポット、となります。
【樹脂メッシュフィルター】水出しポット
引用: amazon
できあがるまで時間はかかりますが、低温抽出ならではのまろやかさが楽しめる水出しポット。必要な道具は、水出し珈琲ポット(ストレーナー付)、となります。
【金属フィルター】フレンチプレス
引用: https://res.cloudinary.com/macm/image/upload/v1528827560/hav549hzzdqdkhlmctp6.jpg
味わいの特徴がダイレクトに出やすいのが金属フィルターの特徴です。手軽に入れるのが便利なのがフレンチプレス。必要な道具は、フレンチプレス、となります。
【金属フィルター】パーコレーター
引用: amazon
高温で抽出するため、味わいが強め、キャンプ用売り場などで見かけるパーコレーター。必要な道具は、パーコレーター、ガスコンロ、となります。
【金属フィルター】ベトナム式コーヒー
引用: amazon
練乳の甘さがくせになるおいしさでアジアを感じるベトナム式コーヒー。必要な道具は、ベトナム式コーヒー用フィルター、グラス、細口ドリップポット、となります。
【金属フィルター】直火式エスプレッソ
引用: amazon
イタリアの家庭で楽しまれており、圧力をかけて抽出する直火式エスプレッソ。必要な道具は、直火式エスプレッソ、ガスコンロ、となります。
【フィルターを使わない抽出方法】トルコ式コーヒー
引用: amazon
中近東などで飲用されており、独特な味わいで神秘的なトルコ式コーヒー。必要な道具は、イブリック、ガスコンロ、となります。
コーヒーの美味しい入れ方
コーヒーを抽出するためには様々な道具があり、入れ方もそれぞれ違います。ここではポピュラーに親しまれているペーパードリップ式のコーヒーの入れ方について簡単に紹介しようと思います。
必要な器具を揃える
まず必要な道具を揃えます。その際、ドリッパー、サーバー、カップやソーサー、スプーンなどはあらかじめ暖めておきます。
お湯を沸かす
お湯は蛇口の先に入っていた水を流しきったあとの水道水などを沸かして使いましょう。表面のぼこぼこと沸騰した状態が静まったときが抽出に最適な温度(95℃前後)となります。
ペーパーフィルターをセットする
ペーパーフィルターの底面を外側におり、側面を内側におります。ドリッパーに軽く抑えつけるようにしてセットします。
フィルターにコーヒー粉を入れる
コーヒー粉を入れる量ですが、カップ一杯分(約140cc)あたり10~12gが適量となります。コーヒー粉を入れる量によって味も変わってきますのでお好みで調節してください。
コーヒーを蒸らす
20cc程度の量を粉全体に均一にお湯を注ぎ、20秒ほどそのままにして蒸らします。サーバーにぽたぽたとお湯が数滴落ちてくるのが目安です。
お湯を注いで抽出する
コーヒー粉の中心に、小さな「の」の字を描くように、お湯を80cc、40cc、20ccと三回に分けて優しく注ぎます。水面が上から3分の1程度減ったら次のお湯を注ぐようにしてください。
カップに注ぐ
抽出したコーヒーを温かいうちにカップに注ぐ。
コーヒーの美味しい入れ方 美味しいコーヒーとは編
美味しいコーヒーとはなんでしょうか。私も常日頃コーヒーを飲んでいますが、注ぐ手間や道具を管理する場所がないため手軽でコーヒーをそれなりに楽しめる方法として簡単にコーヒーを入られるコーヒーメーカーを使っています。ですがやはり味は美味しくなく、素敵なコーヒーブレイクを送れているかといえばそうではありません。ですがコーヒーを抽出する道具を保管する場所がなかったり、自分で入れても思ったほど美味しくなかったり、なにしろめんどくさいが一番先だってなかなか自分で入れようとは思えず簡単に妥協してしまいます。美味しいコーヒーとは準備や手間をかけることでできあがるわけですから、そこを丁寧に行うには生活に余裕がなければできないことだと思います。美味しいコーヒーを嗜んでいる人はそれらの難点を克服できる人であり、またその余裕こそがコーヒーを美味しくする秘訣なのかもしれませんね。
コーヒーの美味しい入れ方 ポイント編
コーヒーを入れる際大切なのが蒸らし。コーヒーは抽出する最初の一滴が最も美味しく、あとになればなるほど雑味がはいってきます。ですので最後の一滴はサーバーに落ちないようにすぐにドリッパーを外してください。綺麗に抽出できた場合、表面に細かな泡が残っています。これがコーヒーのアクであり、雑味の元になる成分ですので、それがサーバーに落ちないようにしてください。またコーヒー粉の量を変えることで好みの味に近づけることができるかもしれませんから、もし味が合わなかった場合は粉の量を前後させるなどして調節してみてください。
コーヒーの美味しい入れ方 おすすめ銘柄編
エボリューション|Musetti
引用: amazon
エスプレッソ好きがうなる最高級品質。くせがなく、すっきりした酸味のない味覚が好評の粉です。雑味がなく、少し値が張りますが他のコーヒーが飲めなくなるほど美味しいです。
コナ・スノー100%コナNo.1グラインドコーヒー100g|コナ・スノー
引用: amazon
深煎りが好みの方にはおすすめのコーヒー粉。酸味が少なく、苦みにコクと風味があるのが特徴です。上品な味わいが楽しめます。
スターバックス ハウスブレンド粉160g|Starbucks
引用: amazon
おなじみスターバックスのコーヒー粉。コスパもよく味が美味しいと評判です。
自分でコーヒーを入れるのが面倒な人はインスタントコーヒーも
私のようにやっぱりコーヒーを量をはかったり自分で入れるのは手間、場所もとるし簡単に入れられなかったらそもそもコーヒーを飲まない、なんて人にはインスタントのコーヒーを使うのもおすすめです。ただ最初に申し上げたとおり、格安のドリップバックなどのコーヒーは品質を最低限まで落としていたりするため、あまりおすすめできません。ですが道具も必要なく簡単に入れることができるため、もし好みのインスタントコーヒーが見つかるのであれば利用するのも悪くないかもしれません。
コーヒーの美味しい入れ方 おすすめインスタントコーヒー編
ネスカフェ ゴールドブレンド|ネスカフェ
引用: amazon
定番のインスタントコーヒー。美味しいコーヒーを探せば値段が高くなりますが、ネスカフェのゴールドブレンドは手頃な値段で、満足のいく一杯を楽しむことができる人気のインスタントコーヒーです。
UCC THE Brend ブルーマウンテンブレンド|ザ・ブレンド
引用: amazon
後味がすっきりしており、紅茶のような風味が特徴的。インスタントの中でも美味しさに定評があるコーヒー粉です。
オーガニック フェアトレード カフェインレスインスタントコーヒー100g|マウントハーゲン
引用: amazon
インスタントコーヒーの中で圧倒的な高評価を受けているコーヒー粉です。もしインスタントコーヒーの味に満足いかない思いをしている方は一度試してみてはいかがでしょうか。
コーヒーの美味しい入れ方 お洒落なコーヒーの道具編
コーヒーの抽出にはドリッパーやドリップスタンド、細口ケトルやコーヒーサーバー、サイフォンにコーヒー粉の量をはかるメジャースプーンなど様々な道具を使います。ぜひお洒落な道具を使ってコーヒーを入れてみるのはいかがでしょうか。
コーヒーの美味しい入れ方 最後に
いかがでしたでしょうか。美味しいコーヒーを入れるのは簡単じゃない、と思っていた方も手順さえ把握すればそんなに難しくないことがわかります。必要な道具と気になるコーヒー粉を揃えてさえしまえば、毎日家で美味しいコーヒーを飲めるかもしれません。粉の量をしっかりとはかり、お湯を注ぐ量や注ぎ方、蒸らす時間など、ぜひ丁寧に行っていただき、美味しいコーヒーを楽しんでいただけたらと思います。皆様のコーヒーブレイクがより特別な時間になることをお祈りいたします。