一人暮らしでつらいインフルエンザ
一人暮らしでの病気は心細いもの。風邪ならともかく、インフルエンザにかかってしまうと高熱や関節の痛みでなかなか動けずつらい経験をしたことがある方は多いでしょう。備えあれば憂いなし。インフルエンザになった後では買い物にも行けず対処がとりにくいので、一人暮らしの方は事前に必需品をチェックしておきましょう。
一人暮らしのインフルエンザ、病院は行くべき？
一人暮らしにインフルエンザにかかってしまうと体を動かすのもつらくてできれば横になっていたいですよね。しかし、ずっと横になっていたほうがいいのか、それとも病院に行き対処をとったほうがいいのか、迷う人も多いと思います。インフルエンザは重症化すると命を脅かす危険な病気。ここでは、病院へ行く判断基準をお伝えします。あてはまらなくとも、どうしても苦しいときは病院に行き薬を処方してもらうと良いです。
インフルエンザで病院に行く基準
①嘔吐が止まらない②ひどい頭痛③脈の異常を感じる④尿の色や状態に異常を感じる⑤皮膚に異常がある、これらの症状がある場合は病院に行くようにしてください。命にかかわる病気の前兆である可能性や、インフルエンザをきっかけに咳喘息など、さまざまな症状に発展している可能性があるからです。このような症状がある場合は、我慢せずに病院にかかるようにしてください。
一人暮らしのインフルエンザ、食事はどうする？
インフルエンザなどの体が弱っているときは多少無理をしてでも食事をとり栄養を補給しないとと思う人が多いようです。しかし、食欲がないときは無理して食事をしなくても大丈夫です。体がふらふらの状態で買い物に行き体力を消耗するよりは、食事をあまりせずとも体をゆっくり休めているほうが回復の早道です。
一人暮らしのインフルエンザ、水分補給はこまめに
食事は無理しなくても大丈夫とお伝えしましたが、水分補給だけは忘れずに必ずしてください。食事量が減ることで水分量も減っていきますので、体の水分は不足してしまいます。インフルエンザによる発熱でどんどん水分は失われていくため、脱水症状が起きてしまうことがあります。結果、内蔵の機能の低下にもつながるので、必ず水分は無理してでもとりましょう。
一人暮らしのインフルエンザ、必需品は？
一人暮らしのときにインフルエンザにかかってしまうと買い物にも行けずに対処のためのグッズを購入するのも一苦労です。事前に必需品の買い物をしておき、インフルエンザにかかったときに対処できるようにしましょう。
インフルエンザ対処のための必需品①飲み物
スポーツ飲料や経口補水液をインフルエンザが流行る時期に用意しておくと良いでしょう。インフルエンザのときは高熱で水分はもちろん、塩分や糖分も失われてしまいます。食欲はなくてもしっかり飲み物で栄養補給をするようにすることが大事です。必需品の中でももっとも大切なものです。
インフルエンザ対処のための必需品②口当たりの良い食品
インフルエンザのときは食欲もなくなり消化も悪くなるので、口当たりのよい、内蔵に優しい食品があると良いです。ヨーグルトやゼリー、ドライフルーツ、スポーツ用ゼリードリンク、アイスやプリンなどの食べやすいものがあると食欲がなくても食べやすいのであると便利でしょう。バナナやみかんなどの剥くだけで簡単に食べられるフルーツもあれば良いです。揚げ物や辛いもの、食物繊維が多いものは消化が悪くなっている状態だと厳しいので、避けるようにしましょう。
インフルエンザ対処のための必需品③インスタント・レトルト食品
インフルエンザのときは食事の用意も大変ですよね。インスタント食品やレトルト食品を常備しておくといざというときに助かります。インスタントの味噌汁やスープ、おかゆやうどんなど、電子レンジで温めるだけですぐに食べられるものを家に置いておくと良いですね。なるべく保存のきくものを用意しておくと楽です。また、インスタント食品ではありませんが、塩飴も買っておくと、塩分を簡単に補給できるので便利です。
一人暮らしのインフルエンザ、過ごし方は？
体を安静にして十分な睡眠をとることが先決です。あとは先ほどお伝えしましたように水分をしっかりとるようにしましょう。水分と同時に塩分も体からは失われるので、スポーツ飲料などの塩分が含まれている飲料があればそれを補給するとよいでしょう。インフルエンザは自然治癒でも回復するものですが、やはり薬を飲むほうが治りが早いため、市販の薬でもよいのであれば飲むようにすると良いです。
一人暮らしのインフルエンザに備えたい対策グッズ
インフルエンザはできるならかかりたくないものですよね。かかった後の対処法も大切ですが、予防できることに越したことはありません。ここではインフルエンザ対策グッズをご紹介します。
マスク
マスクはまっさきに用意しましょう。感染予防のためには必要不可欠です。人混みや電車の中など、感染しやすい状況では必ずマスクをしたほうが良いです。また、乾燥はウイルス増殖の原因にもなるので、乾燥予防の意味でもマスクは必須です。インフルエンザに感染してしまった後は、周りへのウイルスばらまきを防止するために必ず外出時は着用するようにしてください。マスクは、しっかり鼻の形にあわせて顎にずらしたりせずに正しい着用方法で使用してください。
体温計
自宅にひとつは用意しておくようにするとと良いです。熱っぽいかもというときに自分の体温を計り把握しておくことは大事です。インフルエンザにかかってしまうと買い物にも行きづらいので、事前に準備しておくようにしてください。普段から自分の体のことを知るためにも、持っておくとよいでしょう。
保冷シート
インフルエンザのときは高熱が続きます。解熱剤で熱を下げたくなりますが、熱は上がっている状態のほうが免疫力が働きやすいものです。でも高熱が続くと体力もなくなりつらいですよね。そういうときのために保冷シートを脇などに当てれば多少気持ちよくなります。
念のためあると良いもの
どうしても高熱が苦しい場合は、解熱剤で熱を下げることも良いです。インフルエンザのときは40度近く熱が出るので、あまりの高熱に睡眠もままらないということもあるかもしれません。そんなときは無理しないほうがよいので、解熱剤を自宅に置いておくと安心です。
活用しよう！一人暮らしに便利なサービス
事前に買い物に行けず準備不足の状態でインフルエンザにかかってしまった・・・ということもあると思います。そんなときに便利なのがネットスーパーや宅配サービス。高熱の状態では買い物に行くのは危険なので、そんなときはネットスーパーで食品や飲料、必要な日用品を注文しましょう。即日届けてくれるサービスもあるので、インフルエンザのときは買い物に行かず自宅でできるサービスを利用すると便利です。
一人暮らしのインフルエンザ、重症化させてしまうときは
たかがインフルエンザと思って無理して仕事に行ったり病院に行かずに気合だけで治そうとすると、インフルエンザが重症化してしまうことがあります。高熱で意識を失ってしまっていた・・・ということがないように、仕事は休み安静に、インフルエンザであることを周囲の人に連絡しておくようにするとよいでしょう。
まとめ
インフルエンザのときの対処方法、必需品、食事についてまとめました。一人暮らしのインフルエンザは体力的にも精神的にもこたえるものです。しかし、知っていると知らないでは気の持ちようも違います。自分は大丈夫だと過信せず、事前に必需品や食品を備え、いつかかってしまっても慌てないようにすると安心です。
