ジョギングとウォーキングの効果に違いはあるの?
健康やダイエットなど、年齢や性別などで気になるところもあり、運動を始めようとしてまず手軽に行えるものを考えるとジョギングやウォーキングが挙げられます。走るものと歩くものということで、こちらは手軽ではあれど年齢や体力の有無などで選ぶ人は分かれてきますが、そもそもジョギングやウォーキングには効果に違いがあるのでしょうか?
折角運動をするのであればより効果のある方や自分に合っている方法を選んで行いたいものです。そのために詳しい健康への効果やそれぞれの違いについてをこの記事で詳しく調べてみました。ダイエット、健康維持、体力づくりなど色んな理由で行われるジョギングやウォーキングについて、色々と知っていきましょう。
ジョギングとウォーキング、それぞれの違いについて
ジョギングとウォーキングの違いというと、軽く走るものと歩くもの、という足の動きによる比較や年齢層や体力の有無などによる違いが主なものとして挙げられることが多くあります。ほかにも移動速度や行うことによる心拍数などの違いも挙げられますが、聞かれた際に一番最初に告げられるのはこうした違いでしょう。では効果などではどのような違いがあるのでしょうか?それぞれの特徴と共に詳しく見て行きましょう。
ジョギングとウォーキング ジョギングの特徴について
ジョギングというのは自身の体力やその日の体調、気分に合わせてランニングよりも比較的ゆっくり走ることを言います。ランニングのようにしっかりと走るのではなく、隣で一緒に走っている友人や家族と話をしながらでも無理なく走れるペースのものだと思って良いでしょう。カロリーの消費ペースはウォーキングよりも高く、1時間行うとウォーキングの2倍近いカロリーを燃焼することが可能になるのが特徴ともいえるでしょう。
ジョギングは確かにダイエットなどに対しても高い効果が期待できるということがカロリー消費からしても分かりますが、その反面非常に疲れやすいというのがデメリットとして挙げられます。走っているというのですから当然ではありますが、疲労や集中力の面からしても継続するのにはかなりの根気が必要となる場面が多く、10分程度で走るのを止めてしまった場合は1時間歩いたウォーキングの方がカロリーを消費できていることにもなります。また、それ以外にもカロリーを消費する反面、筋肉がついて足が太くなる可能性もありますので、下手をすると細くしたい足が太くなってしまうということもあります。
ジョギングとウォーキング ウォーキングの特徴について
ウォーキングはランニングやジョギングなどの走るものと違って、体の負担が少ないことが特徴に挙げられます。走っている時には足が左右両方揃って浮いている時間があるため、膝に負担がかかってしまう人も少なからずいますが、こちらはどちらかの足が浮いている時にはもう片方の足がしっかりと地面についているため、基本的に膝などへの負担も小さく、血行促進や新陳代謝の上昇の効果も期待できます。
ただし、疲労度合いも少なく負担も小さい代わりにカロリー消費などがジョギングと比べて少ないのが欠点ともいえます。継続しやすい有酸素運動という分、激しい運動と言うわけでもないので、カロリーが燃焼され始めるのが運動開始から約30分後です。そのため、長時間の運動を行うことが求められることも少なくありません。気分転換にも丁度良い、健康促進運動ではありますが、長時間行わなければならないことがほとんどであることを知っておきましょう。
正しいジョギングについて
健康やダイエットのためにも運動したいけど、それほど長時間は取れないという方はジョギングを選択しがちですが、なるべく疲れないような走り方を知りたい!と思いますよね。運動するわけですからある程度の疲労は仕方が無いとしても、必要以上に疲れるのは嫌だという人は正しいジョギングの仕方を覚えましょう。
正しいジョギング:①正しい姿勢で腕を振り、歩幅と足の回転を自分の無理のないペースに調整します。この時、膝が外側に向いたがに股の状態や、内側に向いた内股などにはならないようにすることがポイントです。②ドタバタとした走り方ではなく、柔らかい着地を心がけて弾むようにリズムよく地面を蹴るようにすると膝や下半身に対する負担が減少します。③太ももはなるべく引き上げて地面を強く蹴るようにし、肘は90度で曲げてしっかりと振ると足も一緒にしっかりと動くため綺麗なフォームで走れるようになり、疲労しにくくなります。
正しいウォーキングについて
ジョギングとは違いウォーキングはそれほど疲労を感じないという人もいますが、効果をしっかりと出すためにお正しいやり方というのは覚えておいて損はありません。ただ歩くだけではなく、健康やダイエットのためにも正しいウォーキングのやり方についてもここできちんと学んでおきましょう。
正しいウォーキング:①背筋を伸ばして顎を引き、直立の状態で立つようにします。いわゆる「気を付け」の脂性に近いでしょう。②つま先から蹴りだすようにして歩きはじめ、着地の時はかかとから順に地面に衝撃を吸収させる、逃がすようにして着地するようにすると膝などに負担がかかりません。③歩くときの歩幅はやや広めにして歩くようにすると、いつも歩いている時よりもスピーディーに歩くようになります。④肩の力を抜いて肘は90度に曲げた状態に紫、無理なく自然に大きく仏ようにします。振る時にはきちんと前後に振るようにしましょう。⑥息が少し弾む程度が丁度よいペースですので、リズムよく心拍数に合わせるような感じで呼吸をするように心がけ、鼻から吸って口から吐くようにすると効果的になります。
ジョギングやウォーキングの時に気を付けたいこと
ジョギングやウォーキングをした後は、意外と疲れたと言いながら足を止めて談笑する人もいます。しかし、目標距離などを走ったり歩いたりした後、急に立ち止まるのは非常に危険で、心臓に大きく負担がかかってしまいます。運動が終わった後、心臓がバクバクと激しい音をさせていると感じたことがある人は多くいるでしょう。あの激しい音は体の筋肉が収縮することで、ポンプの役割をはたしていることによって心臓がフル稼働している証拠です。走るのをやめたからと言って瞬時に心臓の動きや血流が元に戻るわけではありません。時間をかけてゆっくりと落ち着かせる必要がありますので、急に立ち止まったりせずゆっくりと速度を落として最後にはゆったり歩きながら落ち着かせてあげましょう。
ジョギングやウォーキングにあると便利なもの
ジョギングやウォーキングを始めようとなると、ウェアなどはもちろんのこと、シューズやジャージなども新調することになります。そんな時にあると便利なものというのもあるんです。それがストップウォッチやラップタイム記録機能などのついた時計です。飽きずに続けるためにも目標を決めて少しずつやっていくのが一番の近道です。いきなり無理な距離を歩いてしんどさのあまり諦めてしまうということも少なくありません。そんなことが無いように目標タイムなどを記録できたり、自分のペースをつかむためにもこうしたストップウォッチや時計はとても便利なものになります。
ダイエットならジョギング、健康のためならウォーキング
ウォーキングとジョギングの違いから、それぞれ目標のために選びやすいものも分かってきたかと思います。継続しやすく、長時間の運動をしなければならないウォーキングは基本的には健康維持のため、目標距離を走ることで脂肪の燃焼などを促しやすいジョギングはダイエット向きです。もちろん、体力の有無や疲労状態などによってまた選択肢は変わってきますが、こうしたものを基準として考えても良いでしょう。
ウォーキングとジョギングで目標の健康体や体型を目指そう
ウォーキングもジョギングも健康維持やダイエットのための大きな味方となってくれますが、それぞれ少しずつ特徴も違うため、知らずに行うことで思ったものと違う効果を得てしまったということもあるでしょう。ジョギングとウォーキング、それぞれの違いと特徴をしっかり把握して、自分にあった運動を行って理想の健康体や体型を目指しましょう。