二日酔いが辛い！
仕事仲間と飲み会をしたり、気のおけない友人と飲んで騒いだりするのは楽しいものですね。美味しいものを食べて飲んで、日頃の憂さを思い切り発散すると、仕事の悩みもどこかへ飛んでいくようです。飲む仲間によってはそれが楽しみだったり、義務だったりします。どちらのお酒でも、翌日に悩まされるのが二日酔いです。「昨日あんなに飲まなければよかった」と後悔しても始まりません。頭痛や吐き気に襲われたり、ムカムカした状態では仕事に出るのも嫌になりますよね。
二日酔いで眠いのはなぜ？
一般に二日酔いの症状は、頭痛や吐き気、食欲不振などですが、場合によっては眠くなることもあります。
翌日になって仕事に行かなければならないのに、眠くてベッドから離れたくないというのも困った症状ですね。
二日酔いで眠くなる原因としては、日頃の睡眠不足があげられます。アルコールが体に入ると、交感神経が刺激され、神経を高ぶらせます。興奮状態に陥った脳は、床についても眠ることができません。眠ったとしてもそれは質の悪い眠りになります。お酒によって脳の働きが鈍くなったための眠りで本当の眠りではないからです。
だからいくら眠っても眠さが残ってしまうのです。
二日酔いで眠い原因は他にもあった
二日酔いで眠い原因は他にもあります。連日の飲酒で肝臓が疲れていることも考えられます。お酒はいつも以上に肝臓を働かせることになります。そのあげく、肝臓機能が低下してしまい、体内に分解できない物質がたまってしまいます。オーバーヒートした肝臓は「まだ眠たいよー」と悲鳴をあげているのかもしれません。一週間に一度は休肝日を設けてあげなければいけませんね。
二日酔いを治す方法
二日酔いの起こる原因は、体内でアセトアルデヒドという物質が増えたことによるものと言われています。アルコールが体内でこのアセトアルデヒドに変化すると、毒性を発揮して肝臓の働きを低下させることになります。二日酔いで眠い時には眠ることが一番ですが、このアセトアルデヒドを体から追い出すことも重要なのです。
早くアセトアルデヒドを体から追い出して、肝臓の機能を活発にしなければいけません。そのための対策は2つほどご紹介します。
スポーツドリンクを飲む
アセトアルデヒドを体内から追い出す方法は汗と尿です。一生懸命運動したり、熱いお風呂に入ったりすれば汗が大量に出てきますよね。でも、まだ体が起きていない、眠いういちから体を動かすのは大変です。そんな時でも、スポーツドリンクなら手軽に飲めます。たくさん飲んで体から悪い物質を追い出しましょう。
二日良いの時は脱水症状も起こしていますので、それを治す方法としても有効です。
しじみのお味噌汁を飲む
しじみのお味噌汁が二日酔いには良いとよく聞きますよね。それは、しじみが肝臓を保護してくれるからなのです。食事もなるべく食べるようにすると、アセトアルデヒドの分解が促進されます。
この時の食事ですが、あまり油っこいものを食べるより、おかゆのようにさらっと食べられるほうが肝臓に優しくて良いでしょう。できるだけ早くアセトアルデヒトを体外に追い出して肝臓の疲労を解消するように対策することが大切ですね。
二日良いで眠い時の対策
飲み会の次の日がお仕事だと体がかなりきついですよね。重い体を動かしてお仕事するのは大変です。これから本気モードでお仕事をしようとしている時に脳が眠くて働かないのは困りものです。
今度はお仕事中に眠い時の対策をご紹介します。
二日酔いで眠い時の対策 カフェインの入ったものを飲む
コーヒー、紅茶、緑茶を飲みましょう。眠気覚ましの定番ですが気分を変えてさっぱりとしますよね。効き目が出るまでに時間がかかることもありますが、気分転換には良い飲み物です。
二日酔いで眠い時の対策 ガムを噛む
ガムを噛むと、顎を動かすのでこめかみに刺激を与え、脳に伝達してくれます。脳が活性化し眠気が治ります。また、吐き気にもガムは最適。ミント系のガムは爽やかで吐き気も押さえます。体に刺激を与えることで眠い気持ちは飛んで行くでしょう。ぜひポケットの中にがムを忍ばせておいてくださいね。
二日酔いで眠い時の対策 体を動かす
とにかく体を動かしましょう。自分の席で手や足を動かすのも良いでしょうし、移動の時はエレベーターを使わずに階段を使うなども良いでしょう。コピーを取りに行ったり、異なる部署に書類を取りに行ったりと体を動かせば動かすほど脳は活性化していきます。
二日酔いで眠い時の対策 ツボ押しで解消
二日酔いで眠い時の対策として東洋医学のツボ押しも効き目があるとされています。次は眠い時に良く効くツボをご伝授しましょう。
中衝（ちゅうしょう）
手の中指の、爪の生え際よりやや下の親指側にあるツボです。眠気のほか、ストレスにも効果があります。
合谷（ごうこく）
手の裏側の、親指と人差し指の付け根の間にあるツボです。ちょうど骨が交差するくぼみの部分にあります。
眠気のほか、頭痛や肩こりなどの解消にも効果があると言われるツボです。
百会（ひゃくえ）
頭のてっぺんにあるツボです。眠気のほか、肩こり、頭痛、肌荒れなどの解消に効果があります。
睛明（せいめい）
目頭と鼻の付け根の間にあるツボです。眠気のほか眼精疲労、鼻づまりの解消にも効果があるとされています。
風池（ふうち）
首の後ろ側、髪の生え際の、首の筋肉の外側にあるくぼみにあるツボです。
眠気のほか、肩こり、眼精疲労、頭痛などの解消に効果があるとされています。
二日酔いの眠いのを食べ物で治す方法
食べ物で治す方法 しじみ
二日酔いを解消するには、脱水や低血糖の状態から抜け出すことが大切です。特に肝臓の働きを助ける栄養素を取り入れましょう。よく言われているのが、上にも書いたしじみの味噌汁です。しじみに含まれるオルニチンが肝臓の働きを助ける作用があるのです。
食べ物で治す方法 にんにく
にんにくも肝機能を高める重要な食べ物です。にんにくに含まれるアリシンやメチオニンという成分が肝機能を高めてくれるのです。
食べ物で治す方法 柿
柿は果物の中でも果糖を多く含んでいるので、低血糖による二日酔いの症状を鎮める効果があります。柿にはもう一つ、アセドアルデヒドの分解を促進するビタミンCやカタラーゼという酵素も含まれており、二日酔いを治す方法としてはとても効果がある食べ物です。
飲み会後の睡眠の質を高めるために
二日酔いで眠いのは、睡眠不足と肝機能の低下によるものでした。
翌日に眠気をひきづらないようにするには、食べ物による肝機能を回復させることもも大切ですが、眠りの質を高めることも大切ですね。日頃から快眠できる環境づくりも考えなくてはいけません。
寝室を遮光カーテンで光を遮ったり、アイマスクを使ったりして熟睡できるようにします。
飲み会の時は仕方がないかもしれませんが、寝る直前にはアルコールや食事はしないようにしましょう。
早めに切り上げる
明日は仕事だとわかっているのなら、なるべく早めに切り上げることも二日酔いにならないコツだと言えます。友人と飲むのは楽しいことですが、翌日の辛さを考えたらほどほどにするべきですね。
帰宅したらシャワーを浴びて寝るのも明日に疲れを残さない方法です。
さっぱりとしたところで明日に備えましょう。
大切なのは熟睡すること
飲み会などで職場の人や友人と楽しいひと時を過ごすのは良いものですね。つい時間を忘れておしゃべりに花を咲かせてしまいます。しかし、翌日の二日酔いは辛いものです。
食べ物や東洋医学のツボを押すことでその症状は改善できますが、できれば二日酔いは経験したくないものです。
日頃からよく濁推して睡眠不足を解消しておきましょう。そして、バランスの良い食事で偏りのない栄養補給を忘れずにしたいものです。こうした日頃の行いも二日酔い対策には必要なことではないでしょうか。
