ミネラルとは?
引用: https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/img/172_img_1.jpg
ミネラルは体に必要な栄養素だとか、現代人はミネラルが不足しているとか、色々耳にする機会も多いのですよね。確かにミネラルが体に大事そうなのは分かります。でもどうして大事なのか、不足してしまうと何が問題なのか正直詳しくなんて知らない人がほとんど。そこでまずはミネラルとは何か?からお話します。
ミネラルは五大栄養素の一つ
引用: https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/macscolabo5/20170418/20170418180911.jpg
五大栄養素って聞いたことがありますか?これらは私達が生きていくうえで必要な栄養素のことで、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質、食物繊維)、ビタミン、ミネラルの5つです。主な役割としては、●筋肉、骨、歯、血液などカラダを作る●エネルギーになる●身体の調子を整えるの3つが挙げられます。
必要なミネラルは?
引用: http://olivine.jp/wp-content/uploads/2018/01/12mine.jpg
一口にミネラルといっても、1種類なわけではありません。地球上の4元素のひとつ、つまり大区分の総称がミネラルなわけです。沢山あるミネラルの中で、私達にとって大事なミネラルは現在分かっているだけで16種類と言われており、"必須ミネラル"と呼ばれています。
16種類の必須ミネラルは、マグネシウム、カルシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、ナトリウム、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、ヨウ素。この16種類のうち、厚生労働省が推奨摂取基準を設けているのが、イオウ、塩素、コバルト以外の13種類です。
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSz2x_LM-ZCMSsyzL5zJcXovOP10-jUV7lhXz93lelaOlsyEX0E1w
厚生労働省が推奨するミネラルの摂取量
すべてをここで挙げるには数が多すぎるので、代表的なものだけ紹介すると、カルシウム・・・ 650mg、マグネシウム・・・270~290mg、鉄・・・10.5mg、銅・・・0.8mg、亜鉛・・・8mgとなっています。(摂取量は成人女性対象の数値)
厚生労働省:日本人の食事摂取基準(2005年版)について
生活習慣病予防に重点をおき新たな指標「目標量」を設定
引用: http://image.news.livedoor.com/newsimage/d/b/dba71_137_e7f939b9_ab75e95b.jpg
ミネラルの働きと肌や髪への効果|ミネラルの働き
ではそんな必須ミネラルは私達の体でどんな働きをしているのでしょうか?
引用: http://www.g-roots.jp/wp-content/uploads/2013/04/g14_ga2_thumbnail-507x277.jpg
カラダを作る
<カルシウム・リン・マグネシム・鉄・銅・硫黄ほか>骨や歯の材料、コラーゲンの生成、血液つくりなど、カラダを作る
酵素の働きをサポート
<マグネシム・亜鉛・銅・マンガン・カリウムほか>エネルギーの生産や代謝を高める働きをする酵素のサポートします。
引用: https://googirl.jp/img/14/03/1403095top.jpg
ビタミンの働きをサポート
<コバルト・硫黄・塩素ほか>アンチエイジングや疲労回復のために働くビタミンは、ミネラルがないと効果を発揮できません。
ホルモンの働きをサポート
<亜鉛・ヨウ素ほか>ホルモンの生成や分泌をサポート。
引用: http://belta-cafe.jp/wp-content/uploads/2014/10/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B01.jpg
カラダを弱アルカリ性に
引用: https://i.pinimg.com/originals/a1/7f/d3/a17fd3f56ae97d4fc0290b329dda4a7b.png
<カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム>現代人の酸性傾向にある食事によって酸性に傾いたカラダを弱アルカリ性に調整
栄養素を細胞へ届ける
<カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムほか>体内で分解された栄養素はミネラルと結合して全身の細胞へ届けられます。
引用: http://image.excite.co.jp/feed/expub/Woman_woman/2014/E1407294862106/E1407294862106_1.jpg
細胞の浸透圧作用を取り仕切る
細胞内に栄養素を取り込んだり、細胞内の老廃物を排出したりする作用を調節。
コラーゲンの生成や代謝の向上、アンチエイジングのサポート、栄養素の搬入・老廃物の搬出。どれも美肌・美髪になるためのキーワードとしてよく目にするものですよね。これらミネラルの働きはそのままダイレクトに肌と髪への効果となるわけです。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|不足するとどうなる?
これだけ私達のカラダにとって大事な働きをするミネラルが不足してしまうと、どんな事態が起きるのでしょう?
引用: https://www.kokuchpro.com/upload/event/152991/6ff792c78582615e9cdc670db87e891c_original.jpg
たとえばミネラルの1つ、カルシウムが不足すると、イライラが続いたり、アレルギー症状が出てしまうことがあります。マグネシウムが不足すれば、肥満や血液の循環が悪くなり冷え性などに。ナトリウム不足は倦怠感やめまいを起こしやすくなります。もちろんこれら以外にも不整脈や動機息切れ、骨粗しょう症、神経障害、神経障害等々、不足による悪影響という範囲を超えた恐ろしい症状が。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|ミネラル不足の肌や髪への影響
引用: http://niramekko.com/web/wp-content/uploads/2017/08/%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E4%BD%93%E8%AA%BF.jpg
ではミネラルが不足した場合、肌や髪にどんな影響が起きるのか詳しく見てみましょう。
マグネシウム不足・・・肌荒れ、カラダの冷え、血管・筋肉障害、亜鉛不足・・・細胞の核分裂に影響、マンガン不足・・・肌荒れ...キリがないのでこれくらいにしておきますが、代謝などに大きくかかわるミネラルが不足すれば細胞に栄養が届かず、老廃物が停滞することに。これが肌や髪に悪影響だということは、考えなくとも分かります。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|ミネラルの摂取方法
引用: https://kenko.karada555.info/wp-content/uploads/2015/07/mineral.jpg
ではカラダにとって大事なミネラルはどのように摂取するのが良いのでしょうか?
もちろん、普段の食事から意識的にミネラルが豊富な食材を選んで摂取するのが理想。ミネラルは主に野菜、果物、海藻、乳・乳製品に多く含まれます。ですが、そこは忙しい現代人。時間がなくてぱぱっととにかくお腹に物を入れるだけの食事やコンビニやファーストフードで済ませてしまうなど、なかなか今までの食生活を変える事って難しいものです。それに必須アミノ酸16種類をまんべんなく食事から摂取できるかも正直不安なところ。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|サプリの効能
引用: http://www.d-laboweb.jp/event/report/img/img_15072602_02.jpg
食事から摂取しきれない栄養素はサプリで補うのが間違いありません。サプリにはしっかり含有量が明記されているので、自分が食事から摂れるミネラルを差し引いた数値分のサプリを摂取すれば良いわけです。
引用: https://detox-japan.jp/wp-content/uploads/2015/10/detoxjapan660400-1005-660x400.png
少しだけおすすめのミネラルサプリを紹介します。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|おすすめのサプリ DHC マルチミネラル 60日分 180粒
引用: https://image.biccamera.com/img/00000001699301_A01.jpg
サプリメントではやはりDHCが効果の高さと価格の安さで人気。カルシウム、鉄、亜鉛、銅、マグネシウム、セレン、クロム、マンガン、ヨウ素、モリブデンの10種類のアミノ酸を摂取できます。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|おすすめのサプリ ディアナチュラスタイル マルチミネラル 20日分 60粒
引用: https://image.biccamera.com/img/00000001607659_A01.jpg
こちらもDHC同様に10種類の必須アミノ酸が摂取できるもの。摂取量の目安は男性と女性とで同じではありません。パッケージに記載されている1日〇粒というのをそのまま鵜呑みにせず、自分に必要な摂取量をチェックしてから飲むようにしましょう。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|ネイチャーメイド マルチミネラル 50粒入
引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51cX7Z5o%2BSL._SL160_.jpg
必須アミノ酸のうち、10種類を含有しているなじみネイチャーメイドのサプリ。ただし、粒が大きすぎて飲みづらいといったコメントが散見されますので、購入前に粒の大きさチェックは大事です。
ミネラルの働きと肌や髪への効果効能|摂取量についての注意
ミネラルだけでなく、すべてにおいて適量というものがあります。サプリメントだからって摂りすぎる事で健康に障害をきたすこともありえます。たとえば、ナトリウムは成人女性に推奨されている一日の摂取量は食塩でいえば7.0g未満です。ですが最近の食事では塩分の取り過ぎ、つまりナトリウムを摂りすぎる傾向にあるという調査結果が出ています。
引用: https://www.adpkd.jp/yomoyama/images/vol05_01/5-1-3.png
ナトリウムを過剰摂取すると、過剰摂取すると高血圧などの生活習慣病のリスクがガゼン高まります。普段の食事ですでに塩分過多の人がサプリメントでもナトリウムを補った場合、異常な量のナトリウムを摂取していることに。
また、サプリを飲んでいるから食事は何を食べても良い、サプリを摂っているから大丈夫。と、サプリを過信したり、何も調べずにただカラダに良さそうだからと、やみくもに飲むことは危険です。
まとめ
引用: https://www.pasona.co.jp/job/workstyle/images/170301.png
カラダに大事なミネラルについて働きや効果の説明をしました。自分のカラダの事ですから決して無関心にならず、健康に気を配ってください。美肌も美髪も健康だからこそ手に入るものですから。