パーマで髪が痛んだら、どう治すの?ケアの方法が知りたい
パーマというのは薬や熱などで形を固定するため、非常に髪にダメージが入るものでもあります。健康的な髪の場合でもダメージが入り、治すために奮闘する物ですが、さらにひどい状態になっている人は髪がパサパサとしているだけでなく、チリチリとした状態になっていることも少なくはありません。
このパサパサとした状態で、さらにチリチリとしたパーマをかけたはずの髪は一体どのような原因で引き起こされるのでしょうか?そしてこのような髪をケアするためには一体どんなケア方法で治すのが良いのでしょう?今回はパーマをかけたことで引き起こされる髪のケアについてを紹介していこうと思います。チリチリになってしまって困っている人は参考に見てみてくださいね。
パーマによる髪の痛みはどうして引き起こされるの?
基本的にパーマで髪に与えるダメージは髪に浸透させるパーマ液と呼ばれる薬品とデジタルパーマなどの場合は、その後髪の形を固定するために使われる熱によるダメージがほとんどです。薬品でキューティクルを強引にこじ開けた後、髪の内部のタンパク質の繊維を強引に千切り、髪をカールさせている状態に再結合させていくために使われるものです。その分ダメージも酷く入ります。
再結合された髪の繊維というのは非常にもろくなっており、ダメージの入りやすい状態になっていますが健康的な髪でもこれだけのダメージが入るわけですから、健康状態の悪い、元からパサパサとした状態の髪だとより入ってしまうわけです。枝毛や切れ毛などはもちろん、下手をするとチリチリとした状態になることもあるでしょう。髪に痛みがひどく入ってしまう原因は薬剤や熱などもあるでしょうが、それ以上に髪の状態でダメージが入りやすくなってしまうのです。
パーマで痛みがひどいチリチリは治すことができるの?
髪がパサパサの状態でダメージが限界まで入ると、髪がチリチリとした状態になり、まさに失敗したというのが分かるような髪型になってしまいます。せっかく可愛いまとめやすいパーマであったはずが、チリチリの酷い状態の見るのもいやになる髪になってしまうことでしょう。
そんなチリチリの髪は、トリートメントなどで何とかケアして治すことができるのかというのは、はっきり言ってまず無理です。すでにチリチリとした状態は髪がダメージを負い、限界を迎えている髪ですからもはやトリートメントやシャンプーではどうにもできない状態です。そんな髪に対してできることはほとんどありません。
パーマで痛みの限界を超えたチリチリ髪はどう対処する?
もはや対処のしようがない、それ以上の改善が見込めないとなるとチリチリとなった髪はカットしてしまうしかありません。チリチリの部分を切り落としてなるべくダメージの少ない部分を残してまた伸ばしていく、というのが最も現実的な方法ともいえます。ストレートパーマなどを使って伸ばす、コテやヘアアイロンを使って伸ばすなどは以ての外、よりひどい状態になりかねませんから、ダメージのある髪を少しずつカットしていくのが最もダメージが入りません。
カットする時にはなるべくダメージケアを得意としている美容師さんと話し合いながらどうカットするのか、ということを詰めてから行うことが大事です。下手をすると全体的なカットにもつながりますから、自分でカットしようとすると髪がざんばらになってしまう可能性も否めません。またダメージをなるべく無くして綺麗な状態にするためにはしっかりと相談してカットしましょう。
パーマで痛みのある髪をケアするにはシャンプーがおすすめ
ダメージを負った髪をどうにかケアしようとしたとき、トリートメントやコンディショナーをかなり悩みながら選ぶ人の方が多いでしょうが、実際のところケアのためにしっかりと選んでおきたい、おすすめはシャンプーの方です。シャンプーは汚れなどを落とすために毎日使うものですから、汚れを落とすとともに髪をケアすることができればダメージを負った部分に潤いと栄養を与えて、修復できるようなものがおすすめされます。
中でも美容師さんたちがおすすめするのがアミノ酸シャンプーです。洗浄力もありながらも髪と肌と同じく弱酸性で低刺激でもあります。そのためダメージを負った髪にそれ以上刺激を与えることもありません。また使うことで髪にとって重要なタンパク質を補うこともできるため、ダメージケアにはもっともおすすめされています。トリートメントだけではどうにもできないケアはシャンプーで補うようにしていくとよりダメージをケアして髪を治すことができるようになります。
痛みのある髪はトリートメントでもしっかりと補修する
シャンプーでケアがしやすいとはいえ、それでもシャンプーだけではどうしようもない部分もあります。特に潤いを与えてダメージをケアするという部分に関してはトリートメントを使うのがもっとも効率が良い方法でもあります。アミノ酸シャンプーと同じメーカーの物などでも良いですが、洗い流さないトリートメントも併用するとより効果的なケアにつながります。
トリートメントを使った後に洗い流さないトリートメントを使うとドライヤーなどの熱によるダメージも軽減することができ、髪をより守ることにも繋がります。ちょっとした熱ダメージも避けておきたい、より髪のダメージを修復していきたいと言う人はトリートメントをしてから洗い流さないトリートメントで髪をしっかりと守りましょう。
髪がパーマ以外で痛みを与えられないよう、しっかりと乾かす
パーマというのは多少水分が残った状態でカールやウェーブが強く出るものがほとんどです。翌日そうした状態にしたいからといって半乾きで寝てしまう、濡らしたまま寝てしまうというような方法を取る人も存在しています。しかし、そうするとより髪が傷んでしまいます。
そのため、髪はしっかりと乾かしてから寝ることが重要です。じゃあ翌日のパーマのスタイリングはどうすればいいの?という人もいるかもしれませんが、パーマに合わせて水やスプレー系のスタイリング剤で少し濡らしてからワックスなどを揉みこむと綺麗にパーマが出てきます。そうした点を押さえながら自分のパーマに合わせたスタイリングをしてみてください。
パーマは痛みが付き物ということを考えて行うか決めよう
パーマは行うことでどうしてもダメージが入ります。自分でも髪がだいぶ傷んでいる、パサパサしているなどの状態が分かっているのであれば止めておくかどうかというのをきちんと判断して行うことが重要です。そこで行うかどうかをきちんと決められるかどうかが髪に対してのダメージを増加させるかどうかを決めることにも繋がると言っていいでしょう。
パサパサしているけれど、まだ大丈夫かなと判断したり、自分では髪の状態があまりわからないと言う人は美容師さんの意見を聞いてみることもおすすめです。美容師さんから見てどう思っているのか、パーマをしても耐えられるかどうかも聞いてからパーマをするかどうかを判断しましょう。
パーマで痛みの限界になったチリチリの髪にならないためにも
パーマはダメージがすでに蓄積している髪に行うとチリチリの髪になってしまうものです。パサパサとした髪だけでなく、まるで爆発しているというような印象の髪になることも少なくはありません。パーマを綺麗にかけるためにも髪の状態は毎日しっかりとケアをしてダメージを軽減してあげることが重要です。毎日おざなりなケアをしている人やパサパサとしたまま放置している人などはパーマ前にきちんとケアして治すようにしてみましょう。
最後に
パーマで髪のダメージをなるべく抑えるためには、髪の状態を良いものにしておくことと同時に一度にカラーやパーマを当て続けないというのも大切です。一気にしてしまえば楽だと言う人もいるかもしれませんが、どちらも大きなダメージ源ですので一気に髪が疲弊してチリチリになる可能性もあります。カラーをして、数カ月後にパーマを当てるかどうかという風になるべく分散できるようにしてみるのはいかがでしょうか?