パーマをあてた当日はお風呂はどうするべき?
パーマをあてて、これからおしゃれにさらに幅が出るぞ!と嬉しい思いで一杯の中、美容師さんから「今日はお風呂に入っても髪を洗わないでくださいね」と言われたことはありませんか?実際に美容師さんから言われた通り、洗わないということがほとんどでしょうが、でも季節などによっては汗も掻くし風が強いと埃や汚れなどが飛んでくるし、とどうしても洗いたいという時も出てきますよね。
しかし、パーマをあてた当日だと「洗わないでほしい」と言われていることもあって非常に悩んでしまうこともあるでしょう。パーマをあてた当日にはシャンプーを使って洗わず、水洗いなどであればよいのか、それとも全く洗わずに入った方が良いのか、今回はその点も含めてパーマをあてた当日のお風呂の入り方についてを紹介していきます。
パーマをあてた当日にお風呂に入って洗わないでと言われるのはなぜ?
洗い方や入り方の前に、まずはどうしてパーマをあてた当日にお風呂に入って洗わないでほしいと言われるのかについてを知っていきましょう。なぜ洗わないでくれ、というのか理由を知っておくとある程度納得できる部分もありますし、髪への影響も考えるときちんと把握しておくべきこともあります。
さて、ではどうして洗わないでと言われるのか、それは髪にパーマをあてた直後は形が完全に固定されていないからというのが主な理由です。シャンプーなどは洗浄力が高いものだとパーマを取れやすくしてしまいますので、パーマヘアを長持ちさせたい人には非常に不向きな面もあります。加えてかけた当日というのはパーマ液の薬品の反応や浸透などが不十分である可能性もありますので、シャンプーで洗った瞬間にパーマが取れてしまう、翌日には取れたということにもなりえるのです。パーマ当日ほど髪が弱っている日もありませんので、刺激も強くダメージになることも考えられますので、洗わないでほしいと美容師さんは言うのです。
パーマをあてた髪をお風呂で洗わないでというけど、気持ち悪いときは?
しかし、お風呂で洗わないでくれと言われてもワックスなどを使っているとどうしても気持ち悪いな、と感じてしまうことも少なくはありません。そんな時には水洗いなどであれば洗ってしまっても良いのでしょうか?その点については水またはぬるいお湯であれば大丈夫だと許可している美容師さんも大勢います。
本当はお湯などでもあまり流さない方が良いのですが、ワックスなどを付けて寝る方が逆に頭皮に対して汚れが残り、刺激になってしまうことも考えられます。気持ち悪い不快感もストレスになりますから、ささっと軽くぬるま湯や水を流す感覚で洗ってしまいましょう。ただ、この時水洗いであろうとガシガシと洗ってしまうのはダメです。水洗いだからこそ、優しく流す程度で終わらせてくださいね。
パーマをあてた当日のお風呂はリンスなどは使っても良いの?
当日にワックスなどを付けていることもあって、気持ち悪さもあるしぬるま湯や水でかるく流して取るのであればシャンプーはだめでもリンスやトリートメントなどは使っても良いのではないか、と考えたりすることもありますよね。実際シャンプーのような洗浄するものではなく、髪自体を整えるものでもありますからパーマをあてたばかりの髪のダメージを修復するのと相まって酔いのではないか、と考えたりもすると思います。
この件に関しては、トリートメントは使用不可、リンスは使用可とも言われています。この違いについてはトリートメントとリンスの効果の違いにあります。トリートメントというのは髪の内部に浸透してダメージを修復するとともに髪を整えるものの事を言います。そのため、内部でまだパーマ液などの効果が浸透中の髪に使うと逆にパーマが取れる原因になりかねません。一方でリンスの場合は髪の表面のみを整えるものですから、内部に浸透することもなくパーマ液などの薬品の効果に対して影響を持ちません。パーマ当日でも使っても良いのは「リンスのみ」になります。
パーマ当日のお風呂に入るときにはあまり髪が濡れないようにするべき?
お湯などで軽く流す、リンスを使って表面は整えることはできるとはいえど、やっぱり濡らさない方が良いのかと考えることもあります。調べてみても、実際のところは濡らすのを控えた方が良いという美容師さんの方が多いです。濡らすことでパーマのウェーブを解いてしまうというような作用がもたらされてしまいますから、本当は濡らさない方が良いです。
それでもスタイリング剤をしっかりとつけられてしまう、という人は水洗いやぬるま湯などでかるく流してしまっても良いですが、特に予定もないのであれば美容師さんに行ってスタイリング剤を付けないようにしてもらうことがおすすめです。そうすることでその日髪を濡らすことなく過ごすこともできます。
パーマをしてから何日くらいしたらお風呂でシャンプーしてもいい?
では当日はあまり濡らさず、スタイリング剤を取り除きたい時のみ水洗いなどをすればいいとはいっても、シャンプーはどのくらい期間を開けて行えばよいのでしょうか?シャンプーを使っても良いと言われているのは、大体パーマをかけた翌日、または3日目からと言われています。
パーマをかけた当日は、どうしても薬品が髪の内部で浸透することでの反応や繊維を断ち切ってもう一度固定するための時間が必要な安定期になりますので、シャンプーなどは以ての外ですが、2日目や3日目になるとほとんど安定しているため使っても影響も少なく、問題ありません。すぐにでも洗っておきたい人は2日目からでも問題ありませんが、なるべく長い期間パーマを維持していきたい人は3日目からシャンプーをするのがおすすめです。しかし季節などによっては汚れや汗などで頭皮にダメージが入ることも考えられますので、余裕があれば3日目というようにしてみると良いでしょう。
お風呂の入り方も守ったのにパーマが取れた!?どうすればいい?
パーマを崩さないためなるべく濡らさず、洗うとしてもお湯や水で洗い、使ってもリンスだけに留めて気を付けていたのにどうしてか翌日にはパーマが取れた、取れかけている、という状態に陥ることも実は少なくありません。パーマがすぐに取れたりするということは他の道具の影響も考えられますが、一番大きな可能性としてはパーマがきちんとかかっていなかった、ということです。
パーマは人によって薬剤などに浸す時間も違いますし、サロンや美容院によっては使用する薬剤自体も違います。髪のダメージなども考えて、配合などを変えているところもあるでしょう。そうした薬剤の影響も考えられますが、ほかにも自身の髪が非常にパーマがかかりにくいタイプであったということもあります。とりあえず何が原因なのかわからない以上、一度美容院やサロンに電話をして、見てもらうことがおすすめされます。パーマをしてから1週間程度であれば美容院の方で無料で見てもらうこともできますので、まずは相談という形で見てもらうと良いでしょう。
お風呂の入り方だけじゃない!ドライヤーの使い方も注意
パーマをかけた当日に気を付けるのは何もお風呂の入り方だけではありません。非常に不安定になっている髪に対して熱ダメージを与えてしまう可能性もあるドライヤーも要注意すべきポイントの一つでもあります。ドライヤーをパーマをあてた髪に使う時には、根元から乾かし、そして毛先は下から風をあてて持ち上げるようにするのがポイントです。
パーマをあてた直後の髪は伸ばしてしまったりするとカールやウェーブが取れやすくなりますし、短期間で取れることにも繋がります。上から風を当てるともちろんその流れにそって髪が流されて伸び、結果として取れやすい状態にしてしまうでしょう。そうならないためにも下から持ち上げるようにして、カールやウェーブがそのまま残るように風をあてると上手く乾かすこともできるのでおすすめです。
パーマの当日はお風呂にも気を付けて入ろう
パーマというのはちょっとしたことが切欠で取れたりすることもあります。特にヘアアイロン、コテ、櫛といったものが原因として有名ではありますが、あてた直後であるのならば一番の原因はお風呂の入り方にあると言えるでしょう。せっかく綺麗にセットしてもらったわけですから、入り方を間違えて取れたりしないようにしっかりとポイントを守ってお風呂に入りましょう。
まとめ
パーマに関しては基本的に伸ばさず、濡らさず、弄らずというのがおすすめされているポイントです。下手に弄って伸ばしたり濡らしたりすると、どうしても綺麗にセットしたはずのパーマが取れてしまいます。今回はおすすめの入り方のポイントをまとめましたので、パーマ当日のお風呂の入り方やシャンプーに悩む人の参考になれば幸いです。