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まずは【グラゼニ】と言う作品について、サクッと見ていきましょう。
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【グラゼニ】は「週間モーニング」誌上において、2011年から連載中の漫画作品。「お金」をテーマに、シビアなプロ野球の世界をリアルに描いた作風が話題を呼び、プロ野球ファンを中心に人気をはくしています。
原作のヒットを受けて、【グラゼニ】は2018年にアニメ化。4月から6月にかけて全12話が「BSスカパー!」において放映されました。10月からはシーズン2の放映も予定されています。
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【グラゼニ】のあらすじを、シリーズごとにご紹介します。
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主人公「凡田夏之介」は神宮スパイダース所属の26歳のプロ野球選手。決して一流とは言えない選手ですが、引退後の生活の安定のために努力を重ね、ついには主力に成長し、チームを優勝に導きます。が、そのオフシーズンに思ったほど年俸が上がらず、ポスティング宣言をする羽目に。アメリカに移籍するものの、メジャー昇格を逃し帰国。文京モップスと契約します。
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文京モップスへの移籍に、婚約者の「ユキちゃん」との結婚と、公私ともに新たなスタートを切った夏之介。野球の方も移籍当初こそ不安定だったものの、終盤になると本来の調子を取り戻します。しかし、今度は酷使がたたって肘を故障し、2年目のシーズンを棒に振る自体に。3年目に復帰し、4年目には本格的に先発に転向。そのオフにFA宣言します。
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FA宣言した夏之介が新天地に選んだのは、パ・リーグの仙台ゴールデンカップスでした。対戦経験の少ないパ・リーグの方がやりやすいと判断した夏之介でしたが、予想以上のパ・リーグのレベルに戸惑うことになります。
【グラゼニ】に登場する主要なキャラクターを見ていきましょう。
本作の主人公を務める左のサイドスロー投手。その希少性から便利屋的に扱われていましたが、徐々に頭角を現し、リーグを代表するセットアッパーに成長します。文京モップス移籍後は先発としても実績を残し始めました。
本作のヒロイン。恵比寿の食堂で働く看板娘で、お客の評判も上々。気立ての良いなかなかの美人です。当初、夏之介は彼女目当てに食堂に通っていました。
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【グラゼニ】の登場キャラ北王子敏文の概要をご紹介します。
連載当初の北王子敏文は、名古屋ワイルドワンズに所属する大ベテラン選手。2000本安打を達成するなど確かな実績を残す往年のスターですが、すでに選手生活は末期に入っており、作中1年目に選手生活にピリオドを打ちます。
引退後はしばらくタレントとして活躍。オリンピックのメインキャスターに抜擢されかけるほどの人気を得ていましたが、作中3年目に、低迷する古巣を救うべく名古屋ワイルドワンズの監督に就任しました。
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現役時代から、クレバーと称されていた選手。その知的なイメージから、引退後はキャスターとしても人気を得ています。一方で計算高い一面もあり、将来の監督就任を見据え、目を付けた選手に唾を点けていました。
温厚で柔和なイメージもあった北王子。しかし、監督就任3年目から人格が大いに変化し、不愛想で無口、マスコミへの対応も冷淡に接するように。加えて、自分の考えを曲げず、しかも周囲に強制する「頑固おやじ」化してしまいました。
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就任前まで下位に低迷していた名古屋ワイルドワンズ。しかし、北王子が監督就任後は上位の常連になり、その後も2年連続のリーグ優勝に導くなど監督としての手腕は確かです。
作中8年目には、見事に3年連続優勝の快挙を達成。順調に名将の道を歩み続ける北王子でしたが、このシーズンから前述の通りの頑固おやじ化が進行。その強権的な姿勢には、選手からも不満の声が上がっているものの、成績を残すことでチームをまとめています。
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北王子敏文とその他キャラの関係を見ていきましょう。
現役時代から、北王子が目をかけていた選手。夏之介がメジャー移籍失敗後は、文京モップス以上の条件を提示するなど、獲得を熱望していました。
大学の同期にして親友。その選手の見る目の高さから、北王子は彼に全幅の信頼を寄せています。が、3年目の頑固おやじ化にはあきれられている様子です。
石塚の進言で獲得した選手で、チームでエース格。北王子頑固おやじ化の被害者で、3年目に大きく成績を落とし不満を燻ぶらせています。
作中では名選手にして名将の北王子敏文。彼のモデルは誰なのでしょうか?考察していきます。
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「谷繁元信」さんは、名古屋ワイルドワンズのモデル「中日ドラゴンズ」のOB。捕手出身や2000本安打など北王子との共通点を数多く持つ人物です。が、チームの生え抜きではなかったり、北王子ほど監督との成績を残していません。
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「谷繁元信」さんは、1989年から2015年までプレーしていた名捕手。「横浜ベイスターズ」所属でしたが、2002年に「中日ドラゴンズ」に移籍。以後は、類まれな守備能力と一発のある打撃力で、10年以上もレギュラーとして君臨しました。2014年からは選手権監督に就任しますが成績を残せず、2016年に解任されています。
「北王子敏文」のモデルとして、考えられるその他の人物をご紹介します。
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「立浪和義」さんも、同じく名古屋ワイルドワンズのモデル「中日ドラゴンズ」のOB。捕手出身でこそないものの、クレバーなプレースタイルやチームの生え抜きなど、北王子のモデルと思しき要素を数多く備えています。ただ将来の監督就任が有力視されているものの、実現に至っていません。
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「落合博満」さんは、1987年から1993年まで「中日ドラゴンズ」でプレーしたOB。2004年には監督に就任し、8年間で4度のリーグ制覇を成し遂げるなど、「中日ドラゴンズ」の黄金期を築き上げました。監督としての手腕は、まさに北王子なみです。
いかがでしたでしょうか?北王子敏文は、【グラゼニ】的には脇役でこそあるものの、非常に濃い印象を残すキャラクター。不穏な空気の漂う名古屋ワイルドワンズの今後も気になるところです。夏之介がパ・リーグに移籍してしまったことで、出場機会はさらに減ることが予想されますが、注目していきたいですね。