そもそもタイダイ染めとは?
引用: http://www.tie-dye.info/try/img_try/Irregularity.png
タイダイ染めはTie(縛る)Dye(染める)という意味があり、和製英語になります。名前の通り、縛り方によって様々な模様ができることからこのような呼び方がつけられています。タイダイ染めの歴史は1960年代にヒッピー文化が流行り始めたのがきっかけで作られるようになりました。多彩な模様があり、人それぞれの作り方によって違うので、オリジナル感溢れるTシャツを作ることができます。では実際にどのような模様があるのか見てみましょう。
タイダイ染めの主な種類
タイダイ染めに関して、主な染め方について見ていきたいと思います。ここでご紹介するのはほんの一部ですが、基本的な模様で初心者でも作りやすい柄を挙げていますので、ご参考にしていただければと思います。上達すればするほどオリジナルのものをどんどん作れるようになっていきます。ここでは初心者向けの物のみの紹介となりますが、他の種類も覚えていただいて、オリジナルの個性溢れた物を着こなしましょう。
マーブル模様
マーブル模様はタイダイ染めの中でも比較的、難易度が低い模様になります。タイダイ染めを行ったことが無い方はこの方法から試してみるのが良いでしょう。染料も2色ほどで綺麗に出来上がるため、手始めに行うにはおススメなな模様です。
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このように、Tシャツをくしゃくしゃにした状態にしたら2色を適当にかけます。これを裏表で行い揉み込んで乾かしたら完成です。
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※完成図
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まだら模様
マーブルよりも不規則な模様を作ることができますが、マーブル同じように簡単に作ることができます。ベースの色となる染料を適当に染めたら丸めて輪ゴムや紐で固定します。そのあとに丸めた大外だけ別の色をかけるだけで写真のようなできになります。
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上の写真のように適当に染料をかけたら丸めて縛り、2枚目のように別の色をかけます。これだけで下のように綺麗なタイダイ染めができます。
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豆絞り模様
こちらの方法はかなり簡単な方法になります。Tシャツの染めたい部分をつまんで丸めたら、テルテル坊主を作るように紐などで縛ります。1つのつぼみにいくつも縛っても結構です。ここまでできたら丸めた個所に好きな染料をつけて乾かすだけで完成します。
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このように丸めます。丸めた個所に染料をつけます。
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これだけでもお店には売っていない自分だけのオリジナルな商品となります。タイダイ染めをマスターすればオシャレな服を自分で作ることも夢ではありません。しかも、道具があって慣れてしまえば誰でも簡単にできるのがタイダイ染めの魅力の1つでもあります。ではタイダイ染めをするにはどのような道具が必要なのでしょうか?必要な道具についてご紹介します。
Tシャツに染めるタイダイ染めに必要な道具
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タイダイ染めをするにあたって、いくつか必要なものがありますが染料とTシャツ以外は100均でも揃いますので、できれば揃えておきましょう。実際に使用するものについてご紹介していきます。
真っ白なTシャツ(綿100%)
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なるべく綿100%のものが好ましいです。ナイロンやポリエステル繊維は染料が染みわたりにくく、うまく色がなじまない為おススメ致しません。基本的に色を加えるので白いシャツを使いますが、別の色をベースとしているTシャツに他の色を組み合わせるパターンもあります。Tシャツは生地が薄い物の方が色の浸透が早く、縛りやすいです。
染料
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Tシャツに染めたい色を揃えます。この色の選定が大事であり、自分のオリジナル感が最もでるところです。タイダイ染め専用の染料がありますのでそちらを使います。染料は基本的に購入したらボトルに移し替えるので、殻のボトルも用意しておきましょう。ボトルはできれば先端が細いものの方が、液体を出しすぎてしまうリスクを防げます。
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写真のボトルのようなものがおすすめです。
塩
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タイダイ染めになぜ塩?と思われる方もいるかもしれませんが、それは塩に含まれる成分がうってつけだからです。染料に含まれるポリフェノールオキシターゼという成分が含まれておりますが、塩を含めると空気中でそれが酸化して変色を防止する効果があるのです。いわゆる変色防止剤です。
タコ糸や輪ゴム
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タイダイ染めを行う際に、色を染めた後に縛るために使います。糸は細すぎても太すぎてもダメなので、タコ糸くらいのものがちょうど良いです。タコ糸がなければ輪ゴムでも問題ありません。
網状のものとそれを置く台
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タイダイ染めをしている間、それを置いておくために使います。余計な染料を下に落とすためにはこのような網状のようなものの上に置くのが理想です。下から浮かせておきたいので、下には土台のようなものを置いておきましょう。
その他備品
残りで必要なものはバケツとゴム手袋程度でしょう。バケツは定着材を入れてその中に服を入れて服に色を浸らせるために使います。大体1Lのお湯に対して250gほどの塩を入れて30分ほどおけば服に色が染み込みます。ゴム手袋は染料が手につかないためのものです。染料は手につくと石鹸などでもなかなか落ちないため、あったほうが良いでしょう。
Tシャツに染める基本的な方法
必要なものを用意したら、実際にタイダイ染めの手順についてご説明していきます。こちらのやり方はあくまでも基本的な方法ですが、初心者やタイダイ染めを始めてまだ間もない方はこちらのやり方をおススメします。手順をしっかりと覚えて自分だけのオリジナルTシャツを作れるようになりましょう。
Tシャツに染める手順1・洗濯をした後に絞る
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まずは、タイダイ染めをしたいTシャツを用意しますが、染める前に一度洗濯しておきましょう。洗濯する理由は、服に付着しているのりをはがすことによって、色を浸透しやすくするというポイントがあります。
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洗濯後はしっかりと絞って紐や輪ゴムで丸めて形を作ります。。ただし、きつく絞りすぎるとTシャツの生地が伸びたり傷んだりしてしまう場合がありますので、ほどよく絞ってあれば問題ありません。この絞り方でタイダイ染めの模様が決まります。いずれはこの絞り方も学んでいただき、オリジナル感に溢れたタイダイ染めを作りましょう。
Tシャツに染める手順2・塩水につけておく
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必要な道具のバケツの部分でも少し説明しましたが、塩水に30分ほど浸けておくことで、染料が定着しやすくなり、変色を防止することができます。染料は色の浸透が強すぎるため、2色以上混ぜると変色してしまう恐れがあります。ですので、しっかりと変色防止を行いましょう。
Tシャツに染める手順3・染料を作り、染み込ませる
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染料は、ベストコールドという水で染めるための補助剤と合わせて使います。染料1本に対して120gほどベストコールドを加えた後に、お湯を入れて色を作っていきます。同じ染料でもお湯の量によって色合いは変わりますので、この点は非常に重要になります。自分の好みの色になったら染料液の完成です。あとは先ほど説明した先端の細い容器に移し替えて終わりになります。この染料液作りがタイダイ染めのポイントになります。ここでどれだけオリジナル感をだせるかが決まっていくので、色合いは特に気を付けましょう。
Tシャツに染める手順4・半日~1日ほど置き、紐を解いて洗う
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半日から一日ほど置いて、よ~く色をTシャツになじませたら、紐などをほどいてしっかりと洗いましょう。
Tシャツに染みるDIY術!綺麗に染めるコツ
タイダイ染めのコツですが、最後の水洗いで色が混ざらないように部分的に洗ってから全体を洗っていくと、色の移りが無くなり、綺麗に仕上げることができます。
まとめ
全体を通して、まず、タイダイ染めでどのような模様が描けるのかということ、それからどんな色合いがいいかを考えてから必要なものを用意しましょう。染料やTシャツ以外は家にあったり100均で購入できたりと比較的に簡単に入手できるものばかりです。基本的な染め方であれば誰でもできるほど簡単なので、ぜひ試してみてください。そしてオリジナルのTシャツなどをたくさん作ってオシャレを目指しましょう。