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Wifiは無線でインターネット接続できる便利な伝送技術のことです。従来はPCなど有線のLANケーブルを使用しインターネットに接続していましたが、そのケーブルなしでインターネットに接続ができることを可能にしたものがWifiです。また、同時に何台もの電子機器をインターネット接続できるのが特徴です。Wifiを利用するには、無線LANルーター(Wifiルーター)が必要です。
無線LANルーターと言えばnecやバッファロー、asusなどのメーカーのものをよく目にします。necの製品でも数多くの種類があり、それぞれ設定方法が異なるため複雑に感じることがあると思います。使用するWifiルーターによって対応している周波数や回線速度も違ってきます。買ってみて使いにくいとならないように、初めて買うのであればnecなどの大手メーカーを選ぶのがいいでしょう。ここではnecの「Aterm WG1200CR」の無線LANルーターを例に説明します。
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Wifiが認証に問題となる主な原因は、一時的不具合か初めて接続する無線LANルーターの使用、パスワードの無効化、接続する親機のSSIDの相違などが考えられます。いずれにしてもひとつひとつ確認していく必要がありますのでそれぞれの対処法を紹介していきます。
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インターネット接続の不具合が起こった場合、まずは再起動してみましょう。再起動することによって不具合が解消され、接続可能な状態に戻ることがあります。
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インターネット接続の調子が悪いときなどに試す基本的な直し方です。再起動により問題が改善され、接続できることがあります。接続する親機のリセットボタンを3秒以上押します。
電源をOFFにして30分程度待ちます。
また、無線LAN機器によって安全な再起動方法は違うので、再起動の手順については使用している無線LAN機器の取扱説明書を参考にしてみてください。
もし、使用している無線LAN機器に電源ボタンがない場合はコンセントを抜いて、10秒待って再び差し込みます。
引用: https://cs.myjcom.jp/jplus/servlet/rtaImage?eid=a0I2800000LDY30&feoid=00N2800000GMrZv&refid=0EM28000000kVRl
親機には同時に接続可能な機器の台数があります。それを超えてしまうとインターネット接続ができなくなることがあります。今現在使っている機器が何台あるか確認してみましょう。
親機の利用可能台数については取扱説明書を参考にしてください。もし、何も記載されてないのであれば目安として10台と考えていいです。
それを計算した上で、接続台数を超えてた場合は他の停止可能な機器を一旦停止させてもう一度再接続してみてください。
配線不良による接続トラブルかもしれないので配線が適切に繋がっているかを確認します。
インターネット開設をしたら、インターネットに繋ぐための機器(モデム/CTU/ONU)をもらいます。その機器と親機がLANケーブルで繋がっているか、またそのケーブルが親機のWANポートと接続されているかを確認してください。もし、元々壁にLAN端子が付いている場合はそこにLANケーブルが差さっているかを確認します。
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Wifiが認証に問題と表示される多くの原因は、スマホやタブレット側の接続するWifiのパスワードの情報が間違えているか、あるいは消えてしまっているかのどちらかです。Wifiのパスワードをもう一度入力し、再接続してみましょう。
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iPhoneは「設定」から「Wifi」をタップし、Wifiをオンにし接続するWifiのSSIDをタップします。このときパスワード入力項目があれば接続するWifiのSSIDのパスワードを入力し接続をタップします。
もし表示されない場合は「設定を切断」をタップし、一度切断してからもう一度SSIDをタップし、パスワードを再入力します。
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Androidの場合は「設定」から「Wifi」をタップし、接続するWifiのSSIDを長押しします。すると設定メニューが表示されるので「ネットワークを変更」をタップし、パスワードを再入力します。それでも接続できない場合は一旦削除します。同様に「設定」から「Wifi」をタップし、接続するWifiのSSIDを長押しし「削除」をタップします。そしてパスワードの再入力します。
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機内モードとはデータ通信をシャットアウトする機能です。機内モードになっていると通信できませんのでなっているかの確認もしておきましょう。「設定」から「機内モード」をオフにします。すでにオフになっていても一度オンにして、再びオフに戻しましょう。
認証の問題となる原因として接続するSSIDが不適切な場合が考えられます。一度接続されているSSIDを削除して再接続してみましょう。まず接続する親機のSSIDと暗号化キーを確認します。SSIDと暗号化キーは親機本体に記載されています。nec Aterm WG1200CRのように底に記載されているのもあります。
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iPhoneではホーム画面から「設定」をタップし、「Wifi」をタップするとSSIDの一覧が表示されます。その中にチェックがついているものが現在接続しているSSIDです。そのSSIDを長押して「ネットワークを削除」をタップすれば削除されますので再びWifiを設定してください。再設定では暗号化キーを入力する必要があるため確認した親機の暗号化キーを入力して接続します。
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Androidの場合は歯車のアイコンの「設定」をタップし、「Wifi」をタップするとSSIDの一覧が表示されます。その中で「接続済み」と表示されているものが現在接続しているSSIDです。
引用: https://www.wifi-lesson.net/img/wifi82.gif
スマホ、タブレットのネットワーク関連の設定を初期化します。
iPhoneは「設定」から「一般」をタップし、「リセット」をタップします。そして、「ネットワーク設定をリセット」をタップし完了です。その後に自動的に再起動されます。初期化されるのはネットワーク関連の情報だけですので他の設定やアプリなどはそのままの状態です。
引用: https://manual3.jvckenwood.com/cam/pc/c6b/gz-rx600jp/fig/C5B%20WiFi%20SET%20INITIALIZATION_UJDCILcmgqvnhs.png
Androidの場合は「設定」から「ネットワークとインターネット」をタップし、右上のメニューで「Wifi、モバイル、Bluetoothをリセット」を選択し、「設定をリセット」をタップすれば初期化されます。また「設定」から「システム」をタップし「リセットオプション」をタップで「Wifi、モバイル、Bluetoothをリセット」を選択しても初期化できます。
引用: https://news.mynavi.jp/article/20140221-android_why20/images/001.jpg
無線LANルーターには2.4GHzのみ対応しているものと、2.4GHzと5GHzの両方に対応しているものの二種類あります。見分け方は製品の仕様書にも書かれてますしパッケージでも確認できます。電波の一部に「a」が含まれていたら2.4GHzと5GHzの両方に対応しており、逆に「a」が含まれていなければ2.4GHzのみ対応の無線LANルーターです。
たとえば、nec Aterm WG1200CRの場合、無線LAN規格はIEEE802.11a/b/g/n/acですので2.4GHzと5GHz帯の両方対応です。つまり親機にnec Aterm WG1200CRを使っていたの場合、SSIDは2.4GHz帯の「aterm-XXXX-g」と5GHz帯の「aterm-XXXX-a」となります。このようにSSIDを構成する文字列でどの周波数帯を使用するかがわかります。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51VXcSuIrcL._SY355_.jpg
そして、スマホやタブレットなどの接続機器も2.4GHzと5GHzの両方に対応しているのであれば、接続していないもう一方の周波数のSSIDに切り替えてみましょう。
necのAterm WG1200CRの無線LANルーターのように二つの周波数があり、どちらかを選択できる場合は切り替えることで原因を解消できることもあります。
いきなり接続できなくなるものは怖いですが一時的な不具合で再起動すれば案外簡単に直るものです。電源を落としたり初期化したり、とりあえずリセットしてみることが肝心です。それでだめなら落ち着いてひとつひとつ原因をつぶして対処していきましょう。
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