封筒に「在中」と書く意味は?
まずは、「在中」の意味から見ていきます。封筒に「在中」と書く意味は、封筒の中にどんな書類が入っているのか一目で分かるようにするためです。重要な書類や急ぎの書類だった場合、「○○在中」と書かれていればすみやかに処理や手続きをすることができます。また、他の郵便物に紛れてしまうことや、不要な郵便物と間違えられてしまうことを防ぐ意味もあります。意味を理解することでその必要性も理解できますよね!
1日に多くの郵便物が届く場合は、郵便物を仕分けするだけでも時間がかかります。郵便物の中身が分からないと、開封しなければならないので、さらに時間がかかります。受け取る側の書類を探す手間を省くためにも、封筒に「○○在中」と書くのはとても重要なことです。
封筒の「在中」の正しい書き方は?
次は、書き方です。「在中」は封筒の余白に書けばいいというわけではなく、正しい位置(正しい書き方)があります。正しい位置に書かないと、「在中」と書いても気づいてもらえない場合があります。正しく書くことは、自分にとっても受け取る側にとっても大きなメリットになるので、「在中」は必ず正しい書き方に則りましょう。
縦書きの場合
縦書きの場合、書き方としては「在中」を書く位置は封筒の宛名面の左下が正しい位置です。宛名に近づけ過ぎず、やや離れた位置にバランスよく書きましょう。
横書きの場合
横書きの場合、書き方としては「在中」を書く位置は封筒の宛名面の右下が正しい位置です。横書きの封筒は宛名を表面の左上に書くので、「在中」は宛名の右下に書きます。縦書きと横書きで位置が違うので、間違えないように注意しましょう。
封筒の「在中」は何色が正解?
封筒の「在中」は目立つことが大切です。そのため、多くの封筒の「在中」には朱色や赤色、青色がよく使用されています。宛名のほとんどが黒色なので、「在中」を朱色や赤色で書くと目立たせることができます。中には黒色で書かれているものもありますが、黒色はあまり目立たないので避けた方が無難でしょう。
既に封筒に印字されている色も赤色で、販売されているスタンプも赤色が多いです。重要性を出し、すばやく処理や手続きをしてもらうためにも、「在中」は朱色や赤色にしたほうが良いです。また、手書きする場合には、万が一雨に濡れてもいいように油性ペンで書くと良いでしょう。
「請求書在中」などは青色
多くの場合が朱色や赤色を使用していますが、「請求書在中」の場合は青色を使用しましょう。お金関係の書類の場合に朱色や赤色を使用してしまうと、「赤字」を連想してしまう方が多くいます。自分は気にならなくても、相手はどう感じているか分かりません。相手に違和感や不快感を感じさせないためにも、「請求書在中」などのお金関係の書類には朱色や赤色を使用しないように気をつけましょう。
封筒の「在中」は手書きとスタンプどちらがいい?
手書きとスタンプどちらでも構わないとされていますが、書類によっては手書きのほうが良い場合もあります。特に、履歴書などのときには「履歴書在中」を手書きしたほうが好印象を与えられる可能性が高いです。また、手書きのときには「○○在中」の文字を四角く囲むのを忘れないようにしましょう。囲んだほうが目立ちやすく、より分かりやすく見えます。
スタンプは手書きよりもバランスよく手軽に押せるので、数多くの封筒に必要な場合や毎月必要になるものにはスタンプのほうがおすすめです。値段もそれほど高くなく、長く使用できるので1つ持っておくと便利です。
まとめ:目に留まるよう「在中」は正しく書きましょう!
「在中」は正しい位置と色で書けていましたか?縦書きと横書きで位置に違いがあり、入れる書類によって適した色がありました。「在中」を正しく書けることはビジネスマナーにおいてとても大切です。急ぎや重要ではなくても、「○○在中」と書いてあるだけで、受け取る側は処理や手続きがスムーズに行えます。また、郵便物の紛失防止にもなるので、「在中」は正しく目に留まるように書きましょう。