冷凍庫を開けたときに、中の食品が溶けていたり「あれ？冷えてない？」などと言った状況に出くわす事が、少なからずあります。

この冷凍庫が冷えていない状況の原因は、一体何が原因なのでしょうか？

故障や寿命などの原因も考えられますが、まずはそんな状況を解決する原因と直し方を見ていきましょう。

冷凍庫が冷えない原因で一番多いのが、冷凍庫の扉が開けっ放しだったり、扉に少しの隙間があった場合です。

この場合の直し方は簡単で、扉をしっかりと閉める事で解決します。

扉の開けっ放しや隙間があっては、冷気が逃げてしまいますし、湿気を帯びた空気が入り霜を作る原因となってしまいますし、中の食品の傷みにも繋がります。

お子様のいるご家庭などにも多い原因でもありますので、冷凍庫の開閉する際には、しっかりと扉がしまっているか確認する事を家族全員で心がけする事が大切です。

まだ、ドアのパッキン不良が原因で、扉の開閉が不十分になることがあります。その場合は、パッキンの交換をする事で改善されます。

これも意外と多い原因の一つです。

冷凍庫は、季節によって変わる室温に合わせて温度設定を変える必要があります。特に夏場は室温が上がるため、「弱」の設定では、冷凍庫内の温度は不十分なので気をつけましょう。

冷凍庫の温度設定が「弱」になっている事が原因で冷凍庫が冷えない場合の直し方は、温度設定を見直す事で解決する事が出来ます。

ここで少し厄介な原因が、霜によって起こる冷蔵庫が冷えない状況です。

冷却パイプを霜が覆ってしまう事で、冷凍庫内の冷却機能が低下している為、この場合の直し方は少し面倒な作業になりますが、霜取りを行う事で改善します。

冷凍庫に霜が出来てしまう原因は、「定期的に掃除をしていない」「扉を開ける頻度が多い」「食品の詰め込みすぎ」などが原因です。

自動霜取り機能が付いていない冷凍庫は、年数回霜取りを行うようにしましょう。霜取りをしないで放置する事で、冷凍庫内の冷却機能が低下するだけでは無く、電気代が上がったりする弊害も出てくるので注意が必要です。

頻繁に霜を除去する、霜を作る原因を作らない（冷凍庫の開閉を最低限に控える）、余裕を持って食品を収納する事で、霜を防ぐ事が出来ます。

温度設定を適切に行い、霜取りを行っても、一向に冷凍庫内の冷却機能が回復しない場合は、故障を疑う必要があります。

機械物は年月が経つ事で劣化していきますし、故障も多くなっていきます。「自動霜取り機能」が付いているのに、冷凍庫内に霜が付く原因は、庫内温度を監視する「サーモスタット」が故障する事で温度管理ができなくなっている場合があります。

また、引越しや配置換えなどで冷凍庫を移動した場合に起こる、冷却パイプの中の冷媒ガスが漏れていたり、コンプレッサーが故障している可能性があります。

故障が原因の直し方は素人では難しいので、製造メーカーへ問い合わせを行ったり、専門業者に修理依頼をする事がおすすめです。

長年使っていた冷凍庫であれば、故障の他に寿命と言う原因が考えられます。

一般的に１０年近く使っている冷凍庫の場合、冷凍庫が冷えないなどの不具合が出たときは寿命の可能性が高いです。

最近の冷凍庫は昔と違い、製品コストを下げたりするため部品の強度や耐久性が弱くなっています。メーカー保障も９年までの物が殆どなので、この場合は直し方を考えるよりも買い替えをご検討される事をおすすめします。

寿命や故障などが原因で不要になった冷凍庫は、「家電リサイクル法」で定められた適切な処分方法で処分しなければいけません。

不要となった冷蔵庫を処分する時には、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」が必要となります。リサイクル料金は、メーカーによって変わってきます。収集運搬料金は、依頼する業者によって代わってきますので問い合わせが必要です。

リサイクル料金の詳細は、家電製品協会のHPで確認することができます。

冷凍庫を処分する時に、リサイクル料金の支払いに必要な「リサイクル券」と言うものがあります。このリサイクル券は、処分した後も大切に保管しておきましょう。

一番簡単な処分方法で、新しい冷凍庫を購入した販売店で、古い冷凍庫を処分してもらう方法です。運搬なども一緒に行ってくれるため、一石二鳥です。

新しく冷蔵庫を購入する場合も、古い冷蔵庫を処分する為のリサイクル料金と運搬費用は別途必要となります。

冷凍庫だけを買い替えずに処分する場合は、その冷凍庫を購入した販売店に問い合わせて処分を依頼する事が出来ます。費用や運搬方法などは、販売店によっても変わります。

販売店が分からない古い冷凍庫や、引越しなどで購入した販売店が遠い場合は、市町村で冷凍庫の処分方法を問い合わせをして下さい。

市町村によっては、市が代行で引き取ってくれる場合や、引き取ってくれる業者の紹介をしてくれるなどの対応してくれます。

リサイクル料金を支払い、全国各地にある「指定取引場所」へ直接自分で持ち込むこともできます。

指定取引場所に直接持ち込む場合は、運搬料金はかかりません。

処分方法や直し方も分からない場合でも、市町村などに問い合わせて適切に処分する事が大切です。

不法投棄は犯罪になり｢廃棄物の処理及び清掃に関する法律｣で厳しく罰せられますので、ご注意下さい。

冷凍庫が冷えないし、直し方も分からないから処分方法などの事も考えて、買い替えをご検討される方も多いと思います。

そこで、今おすすめの人気冷蔵庫をご紹介させて頂きます。

今使っている冷蔵庫に寿命を感じて買い替えを検討されていて、野菜を中心にまとめ買いをされる方には、東芝がおすすめです！うるおいたっぷりの冷気で、一日20回以上も自動で放出してくれて、湿度をなんと約95％以上に保ち野菜の乾燥を防いでくれる優れた冷蔵庫です！野菜室入れて置くだけで、「ビタミンC」「ポリフェノール」などの栄養素がアップし、みずみずしさを保ちつつ変色も防いでくれる嬉しい機能が付いています。東芝だけが採用している、真ん中野菜室は重たい野菜を腰や膝に負担を掛けることなくしまう事ができます。

野菜も冷凍も重視したい方には、日立の冷蔵庫がおすすめです！野菜の呼吸活動を低下させ、野菜を眠らせる様に保存する事でうるおいがそのまま保存できる野菜室はかなり魅力的です。うるおいカバー付きで、野菜室全体にフタをする事で、水分を閉じ込めて乾燥を防いでくれます。そして、冷凍庫は下ゆでなしで野菜を冷凍保存できる優れものです！大容量でも整理整頓しやすい３段ケースも◎です。直接冷気を当てない「間接冷却」と密閉構造で、食品の乾燥を抑える真空チルドはラップ無しで保存が出来るおすすめの冷蔵庫です！

平日お仕事などが忙しく、作りおきをストックするのが多い方には、パナソニックの冷蔵庫がおすすめです！肉も魚も下ごしらえした状態で約1週間新鮮なまま保存してくれる優れものです。冷凍せず保存できる為、解凍の手間がいらない所も◎です！そして、野菜室や冷凍室のケースがまるごと取り外し可能なので、いつでも洗う事が出来ます！

冷凍保存を重点的に考える方におすすめなのが、三菱の冷蔵庫です！業界初の3色LEDの光の力で、保存している間に野菜のビタミンCや糖量を上げてくれる機能が付いています。野菜室内に1日の光の変化のサイクルを作り出す事で、光合成の仕組みを活用し野菜の栄養素を増やしてくれる優れものです。瞬冷凍で名高い三菱の冷蔵庫は、凍っているのに包丁で簡単に切れちゃう冷凍が魅力的です。解凍の手間いらずなのもポイントです。

冷凍食品などを多くまとめ買いする方におすすめなのが、シャープの冷蔵庫です！たっぷり使える３段の冷凍室が、沢山の冷凍食品の収納に大活躍します。１段目は、冷凍ケースを自由に仕切れる4切り名人付き。２段目は、ステンレストレーと約ー４０℃の冷気で急速冷凍できます。３段目は、深さ22ｃｍで大物食品や背の高い食品もすっきり入れる事ができます。プラズマクラスターイオンが浮遊菌と付着菌を除菌してくれます。そして、大きくて溶けにくいロック製氷がボタン１つで作れる優れものです！

価格を抑えたい方におすすめなのが、ハイアールの冷蔵庫です。整理しやすい３段引出し式区っ切り棚を採用していて、ケースの中の食材が見やすく、取り出しやすいの特徴です。冷気も逃がしにくいタイプなので、冷凍食品のまとめ買いにも最適です。実用的で無駄のないシンプルなデザインなので、置く場所に悩みません。

冷凍庫が冷えないときには、「扉の開けっ放し」や「隙間」、「霜」、「故障」、「寿命」など様々な原因があることが分かりました。「扉の開けっ放し」や「隙間」はすぐに改善できる事なので、日頃からご家族で注意していきましょう。「霜」が出来てしまった場合は、冷凍庫内の冷却機能の低下や電気代が上がってしまう原因となりますので、手間と時間がかかりますが、すぐに取り除く事が必要です。「故障」が原因の場合は、保障期間内の場合はメーカーなどへの問い合わせをし、修理以来をする事が出来ます。「寿命」が原因の場合は、古い冷凍庫の適切な処分や、新しい冷凍庫の買い替えのご検討が必要となります。処分する際はしっかりと適切に行いましょう。不法投棄は犯罪となりますので、絶対にしてはいけません。