メンズ着こなしの基本の基本
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/gux42m/20170207145554338/20170207145554338_500.jpg
まず、メンズファッションの基本的な考え方から説明します。これが理解できれば、春夏秋冬どんな季節でも着こなしで間違えることはないし、同じ服をなんども着る「着たきりスズメ」にならずに済みます。
カジュアルとフォーマルのバランスが大事
おしゃれな着こなしとは、要するにカジュアルとフォーマルのバランスがいいことです。このふたつを意識してコーディネートするだけで、ぐんと印象は変わります。
体に身をつけるものってたくさんありますよね。帽子、ジャケット、シャツ、ボトムス、、カバン、アクセサリーetc。それらをすべてカジュアルにしちゃうと子供っぽくなるし、フォーマルにしてしまうと堅苦しくなります。
もちろん、TPOによっては100%カジュアル、100%フォーマルということもあり得ます。しかし、一緒に遊びいった友達と差をつけたいとか、彼女とのデートだ、というときはフォーマルのなかにカジュアルを入れる、またカジュアルのなかにフォーマルを取り入れる、ということを意識してみてください。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/4opsj9/20170805180017100/20170805180017100_500.jpg
ボトムスが印象を決める!
もうひとつ覚えておいてほしいのは、全体の印象はボトムスが決める、ということです。
人の目はどうしてもトップス(ジャケットやシャツなど)にあつまります。したがってトップスが印象を決定するように思う人もいますが、逆なんですね。ボトムスというのは、いうなれば基礎工事です。しまった印象になるか緩い印象になるか、おおまかな路線はまずボトムスが決めてしまいます。みそ汁に例えるなら、ボトムスは出汁。トップスは味噌と具ですね。どんなにいいお味噌と具を使っても、出汁がちゃんとしてないと美味しいお味噌汁は作れません。
基本的に、着こなしに自信がない男子は、黒系のちょっとスキニーなボトムスを履きましょう。それさえ守れば、上はあまり考えなくても、なんとかなります。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/bgxirv/20170919125146156/20170919125146156_500.jpg
初心者は冬に着こなしの勉強をしてはいけない!?
引用: http://img5.zozo.jp/goodsimages/923/17893923/17893923B_14_D_500.jpg
もしあなたが着こなし術に自信がないおしゃれ初心者だとしたら、とりあえず冬は無難なかっこうで過ごしてください。なぜなら冬におしゃれの勉強をしてはいけないからです。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/x4ku58/20170914165245386/20170914165245386_500.jpg
なぜか? それは、冬は身につけるアイテムが多く混乱してしまうからです。マフラー、コート、セーター、シャツ、ボトムス、靴下、手袋などなど、なんの知識もない人がこれだけをいっぺんにコーデしようとしても無理ですよね。逆に、初夏から秋にかけてはアイテムが減るので、それだけコーディネートしやすくなります。そのあいだに自分にある着こなし術を研究し、冬に備えるといいでしょう。冬眠するクマと同じですね。
引用: http://img5.zozo.jp/goodsimages/923/17893923/17893923B_2_D_500.jpg
スラックスとチノパンは同じ?違う?
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/v9a5ze/20180312165234543/20180312165234543_500.jpg
チノパンはチノクロスという綿とポリエステルの生地でできたパンツのことです。もともとはイギリス陸軍の軍装で、のちにアメリカ陸軍にもされました。
チノ・パンツ(英: Chino pants)とは「チノ・クロス」と呼ばれる綿やポリエステル(稀に麻)の生地で出来たズボン(スラックス)の一種である。略して「チノパン」「チノ」(Chinos)とも呼ばれる。主にカーキ色、茶色またはそれに類する色のものが多い。ネイビー・ブルーや黒のものもある。綿の生地は基本的に綾織りで、防水加工が施されているものもある。 同じく「チノ・クロス」を使ったシャツをチノ・シャツとも呼ぶ。 チノ・クロスは綿のツイル生地で、元々19世紀中頃に英仏の軍隊の制服に使われた生地である。作業着にも使われていることが多い。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/x4ku58/20180221154105976/20180221154105976_500.jpg
一方スラックスは、もともと「ゆるい」という意味の「slack」が語源となったズボンのこと。しかし今ではだいたいセンタープレスの線があり、あまり「ゆるい」という印象はありません。むしろフォーマルでかっちりしたイメージのズボンです。
「slack」とは英語で「ゆるい」「ゆるんだ」という意味を持つ。「スラックス」はタックなどで脚の筒にゆとりを持たせたズボンを指す言葉であったが、背広などのズボンにこのような形状が一般的になるにつれ意味が拡大されたものと思われる。 女性用の一部などを除いてほとんどの場合、脚の筒にはセンタープレスが設けられておりベルトを通すためのベルトループがある。礼服やサスペンダーを用いるスラックスにはベルトループは取り付けられていないことや兼用も多い(燕尾服やタキシード、モーニングコート、フロックコートなど)サスペンダーを付ける場合はクリップ式なら金具を挟み込み、ボタン式ならボタンをスラックスに設ける必要がある。スラックスの股はフックやファスナーで閉じるのが標準だがボタンで留めるものもある。
ウィキペディアより
サイトによってはスラックスとチノパンは同じものだと書いてあるところもありますが、ファッションの観点からすると全然違います。もちろん例外はあるので絶対とは言えませんが、もうハッキリこう言い切ってしまっていいと思います。
スラックス=スリム=フォーマル
チノパン=ダブダブ=カジュアル
こう考えるとすっきりわかりやすいと思います。
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/i5cwsh/20180127001227438/20180127001227438_500.jpg
スラックスとチノパン・バイトに行けるのはどっちだ!?
引用: http://i7.wimg.jp/coordinate/uo1109/20151119164939551/20151119164939551_500.jpg
上のように「スラックス=フォーマル」、「チノパン=カジュアル」と考えるとTPOの使い方もわかりやすいと思います。たとえばバイト。特に接客系のバイトなら、いくら私服でOKでも、スラックスで行きたいものです。
また、ジーパンOKのバイト先であっても、ダブダブチノパンは避けたほうがいいですね。いくらバイトでも、ゆるすぎるパンツはいい印象を与えません。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61fyBWk7MbL._UL1500_.jpg
逆にちゃんとセンタープレスのかかったスラックスであれば、全体的のフォーマルな印象になりますので(印象はボトムスが決めます!)、バイトであっても不快感が与えないはず。
したがってバイトに着ていく服に迷ったら、どんな職種であれスラックスを履いていくのが一番無難ですね。もちろん折り目のついたきれいなスラックスですよ!
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61SYd0ZylmL._UL1500_.jpg
スラックスとチノパンの着こなし術①スラックス+黒ジャケット
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/cbz4h2/20180504180632354/20180504180632354_500.jpg
例えば上の写真を見てください。黒ジャケットに花柄のシャツです。靴下は赤。花柄シャツのおかげでちょっと「チャラい」印象を与えそうですが、下がしっかりラインの入ったスラックスなので締まって見えます。
スラックスとチノパンの着こなし術②スラックス+デニムジャケット
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/sgsgl4/20180423162301191/20180423162301191_500.jpg
こちらはどうでしょう。
こちらも全体的に見るとすごくカジュアルなんですが、あまり浮ついた印象がありません。ボトムが黒いスラックスだ、ということが大きいです。特に黒いパンツはどんなトップスとも調和しやすく、印象が映えてきます。
スラックスとチノパンの着こなし術③スラックス+明るめジャケット
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/bcu9cd/20180316152233976/20180316152233976_500.jpg
スラックスのご紹介、最後はこれ。
明るい目のベージュのジャケットに青いギンガムチェックシャツです。ちょっと自由なIT企業ならこのまま出勤できそうなくらいフォーマルな印象です。その秘密はやっぱり黒いスラックスですね。
あと、スラックスが先に行くほど細くなるテーパードという形であることもポイントです。同じ色でも、シルエットがはっきりわかるスキニーなパンツほど、印象はすっきり洗練されたものになります。
スラックスとチノパンの着こなし術④スラックス+黒ジャケット
引用: http://i7.wimg.jp/coordinate/kh0yjf/20150315205014118/20150315205014118_500.jpg
上と同じく黒ジャケットです。こちらは帽子のせいもあるでしょうけれど、カジュアル感が全開です。チノパンはダブダブではありませんが、やっぱりセンタープレスがないぶん、パリっとした印象が持てません。
スラックスとチノパンの着こなし術⑤チノパン+白Tシャツ+青ジャケット
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/zg93op/20180329133936676/20180329133936676_500.jpg
こちらは完全にダブダブですね。フォーマル感はゼロです。カジュアル100%でいきたいときはいいですけど、ちょっと変化が欲しいときは、ボトムをスリムなスラックスに変えると印象はガラッと変わります。
スラックスとチノパンの着こなし術⑥チノパン+青ジャケット
引用: http://cdn.wimg.jp/coordinate/d4ms5t/20180409132126350/20180409132126350_500.jpg
このコーデもフォーマル感ゼロですね。いつも同じ格好の人がたまにきりっとしたフォーマルを意識した着こなしをすると、周囲の印象も変わってきます。
スラックスとチノパンの着こなし術・まとめ
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51YSiB-fSRL._UL1500_.jpg
いかがでしたでしょうか? スラックスもチノパンも同じようなもんだと思ってた方、実は全然違うんですよ。おしゃれな印象を与えるコツはフォーマルとカジュアルをうまくブレンドさせること。そのためにはボトムスに黒系のすらっとしたスラックス。これが初心者の基本です。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81lJiEs8bPL._UL1500_.jpg
ウィキペディアより