スピーカーの音割れを修理するには?| 音割れとは
音割れとは何なのでしょうか。簡単にいえば「クリアな音で聴くことができない状態」ですよね。例えば非常に性能の低いスピーカーで、結構大きめな音量で聴くとイメージとして一番外側の部分が非常に粗く聴こえてしまう状態ですね。他にもスピーカーが、というよりもそもそもの「音楽」のレベルが低いと非常に粗くなりやすく、音割れもしやすいです。
こうなってしまったらもう尽くす手はないのでしょうか。また購入し直すという方法しかないのでしょうか。結論から言うと「そうではない」です。部品を取り替えさえすれば対応できる可能性があります。まずは音が割れてしまう原因を見ていくことにしましょう。
スピーカーの音割れを修理するには?| 音割れの主な原因
引用: https-//imobie-resource.com/jp/support/img/things-you-need-to-know-before-upgrading-to-ios-11-0.png
音割れの主な原因ですが、基本的に「許容できる範囲外の音量を聴く場合」に音割れというのは起こりやすいです。つまりスピーカー側が「50」という音量しか対応していないのに、それ以上のレベルで再生を試みようとすると、音が割れるということですね。
ちょっと構造的な話をします。まず「音」というのはいわゆる「振動」です。机を叩く、手をたたく、歌をうたう、何をするにしても「音」を出すときには「振動」が起こります。そしてスピーカーでももちろん起きています。過程を述べると「音声信号→コーン→振動板→エッジ」という具合に変換されていき、最終的に「音」になって我々の耳に届きます。
そしてこの「コーン紙」というのがいわゆる「振動」を調節しているところで、ここの許容範囲によって、いわゆる「音割れするか」というのは決まってきます。まず音が割れてしまう原因として考えられるのは「そもそものスピーカーのサイズが小さい」というものです。今スピーカーと言っても多くの種類があり、手のひらに乗るサイズのものもあります。そのサイズのスピーカーに対して、「大音量で聴きたい」というのはいささか無理があります。
この場合は難しいので、少しいいスピーカーを買いましょう。もう一つ考えられる理由として「普通の音量にしても、どんな曲を流しても音割れしてしまう」という場合です。これは「経年劣化」が考えられます。そして経年劣化は経年劣化でも、「コーン紙の経年劣化」です。振動を調節するところの部分が劣化してしまって、うまく調節できていないことによる音割れが考えられるわけです。今回は自分で修理する方法として「コーン紙の付け替え」を示します。
スピーカーの音割れを修理するには?| 音割れの修理方法
引用: https-//www.silhouette-illust.com/wp-content/uploads/2016/12/20835-300x300.jpg
まずは段々と分解していきます。マイナスドライバーなどでネジを外していくことになるので、身長に外していくことにしましょう。また「コーン紙の劣化」が考えられる場合、エッジという部分の劣化も考えられます。外していく中でそこの部分も劣化していたら、そこも取り替えてあげるといいでしょう。
無事外していくことに成功したら、用意したコーン紙をセットします。作業としては非常に簡単ですが、交換したい部分以外は触ってしまうと故障の原因になりかねないので、注意するようにしましょう。
スピーカーの音割れを修理するには?| 注意点
引用: https-//3.bp.blogspot.com/-wf5p8ilIxOQ/U00KH4pCHPI/AAAAAAAAfOk/CcOEZqgGMKY/s800/mark_chuui.png
注意点としては「自分で修理する場合はそれ以外の部分は触れない」ということと、「100%自己責任で行う」ということです。やはりこれはすべての修理などに言えることなのですが、自分で修理することのメリットとして挙げられる点は「安あがりである」という点です。非常に良い点ですが、それを行ってしまうことで保証の対象外になってしまう場合もあります。もし怖いと思うのであれば、メーカーさんに頼むようにしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?今回は「スピーカーの音割れの修理方法」ということで、コーン紙の取り替え方法についてまとめました。非常に簡単な作業ですが、いろいろ気をつけなければいけない点もありました。是非そこには気をつけて、行ってみて下さい!