爪切りの看護の目的とは
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高齢化社会となり看護しなければならない人も増えていくことによってヘルパーさんの重要性が増えてきています。もしくは自分の親などを自宅で介護をしている人もいることでしょう。一般的に看護と言うと食事の世話やトイレなどが思い当りますが爪切りも重要な仕事でもあります。しかし、看護において爪切りの重要性を知っている者は少なく目的も理解していない人も少なくありません。
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また、ヘルパーさんや病院などでの看護でも爪切りで医療控訴にまで発展してしまうケースもなくはありません。今回はそんな看護での爪切りの目的や注意点、さらには手順と医療控訴の可能性についてみていきましょう。
爪切りの看護の目的その1 体に傷がついてしまうため
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看護をする場合は寝たきりになってしまっている人の世話をすることが一般的です。主に高齢の方や病気で動けない人が看護されることになるでしょう。そういった寝たきりの人たちにとっては爪を切ることも非常に困難です。そこで看護の方が爪を切ってあげることで様々なことから予防します。まず、一つ目に紹介する看護での爪切りの目的としては体を傷つけてしまう可能性を防ぐためです。
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寝たきりになっている人の場合でも上半身は問題なく動ける人も多いです。また、無意識に体がかゆくてかくこともあるでしょう。そんな時に爪が伸びすぎていると体をかいたときに爪がひっかかって体が傷ついたり血が出てきてしまうことがあります。もしくは何かの拍子に爪が割れてしまったり、はがれてしまう可能性もあるので爪切りをしています。
爪切りの看護の目的その2 清潔であることを保つため
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次に紹介する看護での爪切りの目的としては爪の清潔さを保つためです。爪が長いと爪の間に雑菌が溜まってしまいます。そうするとさきほど紹介したような体がかゆくて体を書いた時などに傷つけて、さらにそこから雑菌が入ってしまうことも考えられます。
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そうすることで他の部分も症状が悪化したり、違う病気になってしまうこともあるので爪切りをします。
爪切りの看護の目的その3 巻き爪や変形爪の予防
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最後に紹介する看護での爪切りの目的としては巻き爪や変形爪の予防です。元々巻き爪や変形した爪の人も中にはいるでしょう。特に足の爪は巻き爪になりやすいので放っておくと爪が足に食い込んで怪我をしてしまいます。
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もしくは歩くときに痛くてそれをかばって運動能力が低下してしまうなど、より動きづらくなってしまうのでそういったことを防ぐためにも爪切りをするのは非常に重要なことです。
爪切りの看護の注意点とは
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ここまでは看護での爪切りの目的について紹介しました。爪というのは意外に伸びるのも早く放っておくと危険です。では実際に看護にて爪切りを行う際にはなにか注意点はあるのでしょうか。
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看護学校などに通ったことのある人ならば理解しているかもしれませんが、自宅での看護をしている人も今は増えてきているので見ていきましょう。
爪切りの看護の注意点その1 爪を柔らかくしてから行う事
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まず、初めに紹介する看護で爪切りを行う時の注意点としては爪を柔らかくしてから爪切りをするということです。一般的に高齢の方になればなるほど爪が固くなり、爪切りで切りづらくなっています。また特に足の指の爪は巻き爪や変形爪になっている人も多く、爪切りで普通に切ろうとするのは非常に困難です。
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そのため一度蒸しタオルなどで温めてから爪を柔らかくして爪切りを行うことで簡単に爪を切ることが可能です。無理矢理切ろうとすると非常に危険ですので絶対にやらないようにしましょう。
爪切りの看護の注意点その2 やるたびに爪切りで肉を挟んでいないか確認する事
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次に紹介する看護での爪切りの注意点としては爪切りをするたびに爪切りで相手の肉を挟んでいないかどうかを確認することです。寝たきりの人などの爪切りを行う場合はとっさの動きが出来ない場合も多いでしょう。
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そんな時に爪切りをして相手の肉を挟んでいるのに気付かずに爪を切ってしまうと怪我につながります。相手は自分のことをしっかり伝えられない場合もあるので、しっかりと介護する側が注意して肉を挟んでいないか慎重に確認しながら爪を切るようにしましょう。特にニッパー型の爪切りは切れ味もあるので気をつけましょう。
爪切りの看護の注意点その3 爪の状態を確認してから行う事
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最後に紹介する看護での爪切りの注意点としては爪の状態を確認してから爪切りを行うということです。爪切りというのは簡単なようですが、医療行為とみなされています。そのため、もし万が一爪の状態が普段と違う場合は専門のスタッフに任せるようにしましょう。
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例えばの例ですが、重度の巻き爪や爪カビ、爪の変形や爪がかなり分厚くなっている場合などは難しいので自己判断でやるのではなく専門の方にやってもらった方がいいでしょう。
無理してやっても怪我につながるので危険です。
爪切りの看護の手順とは
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ここまでは爪切りの時の注意事項について紹介しました。では実際に具体的な看護での爪切りの手順はどのようにすればいいのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
爪切りの看護の手順その1 患者に爪を切ることを伝えて同意を得てから爪を確認する
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まず看護での爪切りの手順として、初めにやることは爪を切る患者さんから同意を得ることです。何も知らずに爪を切るのは危ないですし、患者さん本人も不安になるでしょう。看護をする人ではまずいないとは思いますが、しっかりと爪切りをやることを患者さんに伝えて了承を得てから爪を切りましょう。
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仮に意識がない場合でも耳は聞こえていることもありますし、重要なことなので伝えましょう。そして、了承を得たら爪の確認をします。そして、先ほども少し触れましたが爪カビや重度の巻き爪になっていないかを確認します。足の指の爪などであれば分厚い場合もあるので、ニッパー型の爪切りの方がおすすめです。ニッパー型は慣れないと少し難しいかもしれませんが、ニッパー型の方が良く切ることができますし力をあまりいれなくていいので安心です。
爪切りの看護の手順その2 爪をしっかりと洗って清潔にしてから爪を切る
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次の看護での爪切りの手順としては爪をしっかりとあらって清潔にしてから爪を切るということです。爪の間には雑菌がたくさんあります。なので、もし爪を切る際に怪我させてしまいその雑菌が入ってしまったら膿んでしまう可能性もあるので注意しましょう。特にニッパー型の爪切りなどは切れ味も良く簡単に爪を切ることができますが、怪我をさせることもなくはないので注意が必要です。
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爪をきれいにしてからのほうが切りやすいですし、蒸しタオルなどで拭くことで爪も柔らかくなるので、ニッパー型ではなくても切ることが楽になります。
爪を切る時は一気に切るのではなくて少しづつ切るように心がけましょう。
爪切りの看護の手順その3 やすりをかける
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最後に看護での爪切りの手順としてはやすりをかけることです。ニッパー型などの爪切りで行った後は爪が若干尖ってしまっている場合もあります。そのままにしておくと洋服にひっかけてしまったり、怪我にもつながるので最後にやすりをかけて丸くするとおすすめです。高級な爪切りはニッパー型でもグリップ型でもやすりが一緒についていることが多いので看護の場合は高級なものを使用した方がいいでしょう。
爪切りの看護の医療控訴の可能性
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ここまでは看護での爪切りの重要性や手順について紹介してきました。ですが、看護での爪切りが原因で医療控訴にまで発展してしまっているケースもあります。
あくまで看護の中で爪切りを医療行為として行った結果ですが、判断ミスによるもので医療控訴となり有罪判決が下されたことがあります。結果的には2審で無罪とされましたが、このことから看護での爪切りで医療控訴になったらどうしようと萎縮してしまう人も増えているようです。
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確かに看護で爪切りをやったのに医療控訴となるのは困るので萎縮するのもわかりますが、爪を切ることは重要ですし、指の状態などをしっかりと確認して注意事項をしっかりと守って行えば医療控訴にはなりません。医療控訴になった原因は医療現場での連携の問題から来たものですので、しっかりと患者とも確認を取り、病院内でもルール通り行えば問題ないので医療控訴に恐れずに爪切りを的確に行いましょう。