すねが筋肉痛になった!| すねの筋肉について
皆さんは「すねの筋肉が痛くなった」なんて経験はありますか?すねが筋肉痛になるなんてことはあまり考えられないかもしれませんが、例えばあまり運動をしていない人が急に走ってみたり、ウォーキングしてみたりすると、すねの筋肉が痛くなることはたまにありますよね。
足の筋肉というのは非常に複雑な構造をしていて、何層にも重なっているのが特徴ですから、一筋縄ではいかないんですね。今回はそんな足の特にすねの筋肉についてまとめたいと思います。もし痛くなってしまうことがあったら、今回ご紹介するストレッチを行ってみて下さい。非常に簡単な方法で行えるストレッチなので、非常におすすめです。
すねが筋肉痛になった!| シンスプリントとは
すねの筋肉について話す上で、必ず出てきてしまう問題に「シンスプリント」というものがあります。皆さんはシンスプリントという言葉を聞いたことはありますか?シンスプリントというのは非常に厄介な怪我の一つで、放って置くと骨膜炎になり、最悪疲労骨折を起こす可能性があります。
シンスプリントというのは陸上選手やマラソン選手によく起こる怪我で、とにかく「走る方」は全員、その怪我を起こしてしまう可能性があります。原因は下記で詳しく説明するのですが、地面に接地するときに問題があり、すねの筋肉に直接影響してしまうことでシンスプリントというのは起こります。
皆さんも走っていて、すねのあたりが痛いなんて場合にはシンスプリントを疑ってみて下さい。しかしこちらも非常に簡単な方法で行うことができるストレッチがありますので、非常におすすめです。合わせて確認して、行ってみて下さい。
すねが筋肉痛になった!| シンスプリントの原因
それではシンスプリントの原因についてご紹介したいと思います。シンスプリントの原因には大きく①環境に問題がある場合と②その人に何らかの悪いクセがある場合があります。①に関してはその環境をやめればいいので、すぐに改善されますが、②に関してはなかなかな曲者であると言えます。
癖はしっかり意識をして、直していかないと直らないので、是非注意して行ってみて下さい。
すねが筋肉痛になった!| 原因 ①環境に問題がある
まず1つ目は「環境に問題がある」という場合です。こちらは何のことを言っているかというと「砂利道で走る」であったり、「地面の固いところで走る」であったりということです。つまり走る環境が悪いとシンスプリントが起こりやすいんですね。一番適しているのは「タータン」と呼ばれるいわば「陸上競技場」ですね。しかし、そこの施設を借りるのが面倒だったり、いちいち行かなければならないということで普通のコンクリート道を選ぶ方が多いんですね。
シンスプリントが起こるメカニズムというのは、地面に足が接地したときにしっかりと地面に対するベクトルの方向で力が返ってくればいいのですが、砂利道など平らでない道に関してはその力が分散してしまって、大体の場合はすねの方向に曲がって返ってきてしまいます。このせいですねの部分が痛んでしまうメカニズムになります。
ですので、なるべく走る際には「タータン」か、コンクリート道などしてもなるべくクッション性の高い靴を履くようにしましょう。
すねが筋肉痛になった!| 原因 ②悪い癖が付いている
もう一つの原因は「悪いクセが付いている」というものです。これは走っている時の接地の仕方に問題がある場合です。正しい接地の仕方は、親指の付け根あたりにある「母趾球」と呼ばれる部分で着地し、蹴るというものです。これは本当に意識して変えないと変わらない部分なのではないかと思います。多くの人は小指側で接地しているのではないかと思います。
しかしそれでは入ってきた力に対しての跳ね返りの力がもろにすねに当たりますからシンスプリントになってしまいます。是非こちらに関してもなるべく矯正するようにしてあげましょう。そして、治らないなんて方はインソールを癖の形につくって、矯正していくという方法もあります。是非いろいろ調べていただいて、工夫していただければと思います。
すねが筋肉痛になった!| シンスプリントになってしまったときの対策
ここではシンスプリントになってしまったときのストレッチ法についてご紹介したいと思います。シンスプリントになってしまったなりたてというのはすねの筋肉の部分が痛くて、触りたくもないと思いがちですが、非常に簡単な方法で行えるストレッチなので、非常におすすめです。
すねが筋肉痛になった!| 対策 ①ストレッチ・マッサージ
やはり最も効果があるのはストレッチ・マッサージです。しかし方法はそこまで生易しいものではありません。世の中にはいろいろな意見が飛び交っていますが、シンスプリントによって凝り固まってしまった筋肉をほぐすようなマッサージをする必要があります。それには非常に強い痛みが伴います。痛くなってしまっている筋肉をゴリゴリ押して、ほぐしていくわけですからね。
しかしそのほぐしが最も効くと言われています。逆にその筋肉を固まった状態のままにしておくことは本当に良くありません。最初はすごく痛いかもしれませんが、是非徐々にほぐしていってみてほしいと思います。
すねが筋肉痛になった!| 対策 ②テーピング
続いてはテーピングという治療法です。皆さんはテーピングというのをご存知ですか?よくバレー選手が足や腕につけているテープのことを指します。あれを最初見ると、湿布のように貼った部分に効果があると思われがちですが、実はそうではなく、筋肉の位置を矯正しているんですね。
テーピングというのは、テープを貼ることで筋肉の位置を固定させているのです。筋肉が固定させれば、その筋肉が関係している痛みは最小限になりますし、そういう意味で非常に有効的な対策です。
しかししっかりテーピングが行われていないと、なんの意味もありません。是非スマホや書籍等を参照して、正しいテーピングを行ってみてほしいと思います。
すねが筋肉痛になった!| すねの筋肉痛に効果的なストレッチのご紹介
ではここから、すねの筋肉痛に非常に効果的で、簡単な方法で行えるストレッチをご紹介したいと思います。
すねが筋肉痛になった!| ストレッチ ①正座して寝る
まず最初にご紹介するストレッチは「正座して寝る」というものです。こちらの方法はいたって簡単で、正座をして、そのまま後ろに倒れるだけの方法で行えてしまうものです。ここでは太ももの筋肉も伸ばされますが、すねの筋肉も伸ばすことができます。
こちらのストレッチ方法は非常に簡単なので、非常におすすめです。お風呂上がりなど、筋肉が柔らかくなっているときに行ってみて下さい。
すねが筋肉痛になった!| ストレッチ ②足首を下の方向に倒して伸ばす
続いてご紹介するストレッチは「足首を下の方向に倒して伸ばす」というものです。こちらの方法はいわゆる「足首まわし」の時の前倒すものと同じです。足首からすねの筋肉がピーンと伸ばされる感覚があると思います。痛気持ちいのではないかと思います。
こちらの方法も非常に簡単で、場所もとらずどこでも行うことができるので、非常におすすめです。是非皆さんも行ってみて下さい。
すねが筋肉痛になった!| ストレッチ ③足をすべて上げるあぐらをかく
続いてご紹介するストレッチは「足をすべて上げるあぐらをかく」というものです。こちらの方法も比較的簡単に行えるストレッチで、ただあぐらをかくだけではなく、ヨガの先生とかがやっているイメージがあるあぐらになります。足をすべて太ももの上に乗せてしまうあぐらです。
こちらも足首が反り、すねの筋肉が伸ばされる感覚があると思います。こちらのストレッチも効果的です。非常に簡単な方法で行えるストレッチなので、おすすめです。是非こちらのストレッチも行ってみて下さい。
すねが筋肉痛になった!| ストレッチ ④指でほぐす
続いてご紹介するのはストレッチというより、マッサージです。こちらは先程シンスプリントのところで挙げたストレッチ方法です。指ですねの筋肉を押して、しっかり指が中に入っていくくらいまでほぐすというものです。すねの筋肉は運動しているとだんだん固まってきてしまう傾向にあります。
そしてだんだん固まってきてしまうと痛みが伴ってくるのが特徴的です。ですので、指で指圧してあげて、ある程度まで柔らかくなるまでほぐしてあげましょう。こちらも比較的簡単に行うことができるストレッチなので、是非行ってみて下さい。
すねが筋肉痛になった!| ストレッチ ⑤ゴルフボールなどを利用する
最後はゴルフボールなどを使って行うストレッチについてです。こちらのストレッチ方法も非常に簡単に行うことができ、ゴルフボールや患部をほぐす棒があれば簡単に行うことができます。地面にゴルフボールを置いて、すねや他の部分を押してあげるわけです。ゴルフボールの硬さと適度な大きさがツボを刺激してくれます。
もちろん痛みを感じる場合があるので注意はしてほしいですが、非常におすすめな方法なので、家にないという方は是非買ってみて欲しいと思います。
すねが筋肉痛になった!| 注意点
注意点としては「無理をしない」ということです。無理をするというのは怪我をしている状況では非常におすすめできません。シンスプリントのところでも書きましたが、痛みが伴った状況で運動を続けていると骨膜炎や疲労骨折を起こしてしまうことがあります。
骨膜炎というのは、痛みが筋肉を超えて骨にまで影響してきてしまっている状況を指します。痛みとしては痛いのは同じなのですが、危険の度合いが違いすぎます。筋肉に影響したものであれば、上記でご紹介したストレッチやマッサージで対処することができるのですが、骨にまで影響してしまうと一人での治療はなかなかできません。
ですので、運動中に起こった怪我に関しては是非まとまった時間を確保して、治療にあてることをおすすめします。常にすねなどの筋肉を解し、ストレッチを行うことで予防しながら運動することができます。是非そのように行ってみてほしいと思います。
すねが筋肉痛になった!| 最後に
いかがだったでしょうか?今回は「すねの筋肉痛に効くストレッチ方法」ということで、シンスプリントからストレッチ・マッサージなどを取り上げました。すねの筋肉に関するものとして、シンスプリントを挙げましたが、シンスプリント以外にも注意しなければいけない怪我は存在します。
特に、運動初心者の方などに起きやすいのはシンスプリントなので、それを挙げましたが、しっかりとケアをしながら行っていかないと本当に面倒なことになってしまいます。運動におけるポイントは、運動中のメニューもそうなのですが、それが終わった後のケアまで非常に大切になってきます。そのケアを怠ってしまうとすぐに怪我ということで現れます。
是非今回ご紹介したおすすめのストレッチやマッサージなどでケアしてもらいたいと思います。是非おすすめのストレッチをしながら、快適な運動ライフを送ってほしいと思います。