ゴキブリの巣はどこにあるの?
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夏になると現れる黒い害虫と言えば、ゴキブリを連想する人も多いのではないでしょうか?ゴキブリは見た目にも不快感を与えるほか、病原菌を運んでくる厄介な害虫です。そんなゴキブリは、集団で住居に侵入していますが、果たしてゴキブリの巣はどこにあるのでしょうか?
ゴキブリの巣はどんな形なのか?
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そもそもゴキブリの巣はどこにあってどんな形なのでしょうか?まず、ゴキブリの巣に「どんな形」という概念は無いようです。アリや蜘蛛のように形として見えているものではないのですね。
分かりやすく言うと、複数のゴキブリがただ集まっているだけの場所になります。ゴキブリが落とす糞にはフェロモンが含まれており、そのフェロモンに誘われてゴキブリが集まるのです。
つまり、ゴキブリの好む環境が整っていれば、どの場所でもゴキブリの巣になりうる可能性が高いということです。1つの場所に集まり、そこを活動拠点としているのですね。ただし、異なる種類のゴキブリが同じ巣を共有する事は無いようです。また、ゴキブリ自体の数が少なければ、そもそも巣自体が存在しないこともあります。
ゴキブリが巣を作る環境
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ゴキブリを駆除するためには、まずゴキブリが巣を作れる環境をなくすことが大事です。そのためには、どんな環境をゴキブリが好んで巣を作るのかを知っておきましょう。
ゴキブリが巣を作る環境⑴暗く狭い所
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ゴキブリは、そもそも目があまり見えませんが、光には反応するようです。暗く狭い場所に隠れるのは、人目を避けるための習性でしょう。そのため、人が寝静まった夜に出てきて、活動することが多いようです。人がいる日中は、暗く狭い巣で身を潜めています。
ゴキブリが巣を作る環境⑵暖かく湿っている所
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ゴキブリは、暖かくて湿っているところが大好きです。そのため、夏に繁殖して出没することが多いです。また秋や冬場でも、住処を求めて住宅に侵入することが多いです。お風呂場や冷蔵庫などの家電の裏、シンクの下などに巣くうこともあります。
ゴキブリが巣を作る環境⑶餌が豊富にある所
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ゴキブリは、生きるために餌が豊富にあるところを好んで巣を作ります。そのため、キッチンで見かけることも多いでしょう。生ごみやペットの餌、食べ残しを放置していると、その近くに巣を作っている可能性が高いです。
ゴキブリの巣の見つけ方
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家のどこかにあるゴキブリの巣は、どのようにして見つければよいのでしょうか。基本的に人の目の届くところにはいないため、自分で確実に探すのは困難かもしれませんが、ゴキブリの習性や好みから目星をつけることはできます。
ゴキブリの巣の見つけ方①ゴキブリの好む環境を探す
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ゴキブリの巣に形というものはなく、そもそも人目につかない所を好んでいるので、目で探して見つかる事はそうそうないです。基本的にゴキブリは、上記で説明した巣を作る環境の所に集まる習性があります。
そのため、どこにいる可能性が高いかというと、冷蔵庫の後ろや下、シンクの下、エアコンの中や隙間などです。このように湿気が多く、狭くて暗い所にゴキブリが潜んでいると思って良いでしょう。そのような場所を集中的に掃除したり、殺虫剤を使ったりするのが有効的です。
ゴキブリの巣の見つけ方②自家製の毒餌を使う
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ゴキブリの巣をピンポイントで見つけるのは難しいかもしれませんが、自家製の毒餌を使うことにより、ある程度の目星をつけることが可能です。
⑴ホウ酸ダンゴを作る
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まずは、ゴキブリが来たかどうかが分かる毒餌を作ります。市販のものだと、容器で中が見えないため、「ホウ酸ダンゴ」を作るのが良いでしょう。このときのポイントは、においがなるべく広がらない材料を使うことです。砂糖と少量のジャガイモを使うのがおすすめ。
ホウ酸団子でゴキブリ対策のポイント
ホウ酸ダンゴの作り方
⑵部屋の角に置く
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ホウ酸ダンゴを用意したら、部屋にある角すべてに配置しましょう。ついでに毒水も一緒に置いておくとより効果的です。
⑶食べられた毒餌の位置から巣の目星をつける
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においが広がらない毒餌にしているため、巣に1番近いホウ酸ダンゴが集中して食べられる事になるでしょう。具体的な場所までは把握できませんが、台所の下や配管の中に入ることも多いです。
ゴキブリの巣の見つけ方③プロに頼む
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自家製の毒餌は、巣に近い場所をゴキブリがよく通るという習性を活かした方法です。毒餌を作る方法以外や、もっと正確に巣の位置を調べるためには、プロに依頼して目星をつけてもらうのが1番良いでしょう。
ゴキブリの巣作りを阻止する方法
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今現在ゴキブリがそこまでいない家でも、やはり巣作りを阻止する対策は必要です。ゴキブリはいつどこから侵入するか分かりませんので、なるべく対策をしておいた方が安心です。
ゴキブリの巣作りを阻止する方法⑴毒入り殺虫剤を置く
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ゴキブリが巣を作るのを阻止するためには、まずはゴキブリが巣を作りそうな場所に毒入り殺虫剤を置いておくことです。
その毒入り殺虫剤にゴキブリが食いつけば、3日もすれば食べたゴキブリは死に至るでしょう。また連鎖効果により、毒入り殺虫剤を食べたゴキブリの糞や死骸を食べた仲間のゴキブリも駆除することができます。
ゴキブリの巣作りを阻止する方法⑵外と繋がる穴を徹底的に塞ぐ
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ゴキブリは、秋や冬にであっても、住処になる暖かい場所を求めて住宅に侵入しすることが多いです。そのため、外からつながる穴を徹底的に塞ぐことで、巣作りを阻止することができます。
穴とはどんな場所かというと、例えば壁に空いた穴や亀裂、使っていない電話のコンセント口、エアコンの室外機など。これらは外とつながっているため、ゴキブリが侵入しやすい経路です。
ゴキブリの巣作りを阻止する方法⑶餌となるものを放置しない
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ゴキブリは、餌の多くある場所の近くに巣を作る習性があります。そのため、餌となるものを放置しておかないようにしましょう。ゴキブリは学習能力もあるため、一度その場所に餌があると分かると、また同じ場所に侵入してくる可能性が高いです。
また、ゴキブリは嗅覚が鋭いため、餌となるにおいの元を断つ必要があります。生ごみ等は放置せず、すぐに密封して捨てておきましょう。ゴミ箱はゴキブリにとって格好の餌場となります。密封して捨てるのはもちろんのこと、ゴキブリの嫌いなにおいのゴミ箱用芳香剤なども活用しましょう。
ゴキブリの巣作りを阻止する方法⑷隙間などを徹底的に掃除する
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ゴキブリが巣を作る環境を作らないことが、1番の巣作りを阻止する方法でしょう。暗く湿っていて狭い場所を好むため、ほこり等が溜まりやすい家具の隙間等も、徹底的に掃除します。
また、ゴキブリが出やすいキッチンの隙間は格好の住処となります。食器棚の隙間やコンロの下のカスなども、定期的に掃除するようにしましょう。シンク下は湿気もあるため、定期的に換気して、整頓しておくことが大切です。
ゴキブリを見ずに巣ごと駆除する方法
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ゴキブリがいるのは分かっているけれども、姿を見ずに駆除したい。そんな人も多いでしょう。そんな時におすすめなのは、毒餌タイプの殺虫剤を設置しておくことです。
先述の通り、毒餌タイプの殺虫剤は巣作りの阻止もできますし、今既にある巣も、徐々にゴキブリの姿を見ずに駆除することができます。
効性のある巣ごと駆除する方法
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そもそも巣を見つける以前に、現在発生している大量のゴキブリを何とかしたいと思う人もいるでしょう。巣を見つけてから対策したのでは、少なくとも1週間はかかる可能性があるため即効性はありません。
即効性を求めているのでしたら、巣を見つけるより一刻も早く対策をとることが大事です。そもそもゴキブリが少数である場合は、巣自体がない可能性もあるため、巣を探していたのでは時間の無駄になってしまいます。
その場合は巣を探すのではなく、侵入できないように対策を行い、今家にいるゴキブリを徹底的に駆除しましょう。侵入を防ぐためには、まず家の中の穴を塞ぐこと。そして大量のゴキブリを一度に倒すには、先述でご説明したゴキブリの巣ごと駆除する方法が有効的です。
ゴキブリは巣ごと徹底的に駆除しよう
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ゴキブリはどこに巣を作るのかとどんな巣をしているのか。そして、ゴキブリの巣の見つけ方や巣ごと駆除する方法など様々ご紹介してきました。なるべくゴキブリの姿は見たくないので、知らず知らずのうちに巣ごと駆除できるのが1番良い方法です。すでにたくさんのゴキブリが出没している場合は、部屋にバルサンを焚くなどして巣ごと徹底的に駆除しましょう。