ピアノで難しい曲を引くために必要な“超絶技巧”とは?
クラシック曲の中でも難しいとして有名な曲などを演奏する際などに耳にする“超絶技巧”とは、別名“ヴィルトゥオーソ”とも呼ばれる事があり、イタリア語の“virtuoso”と言われる“達人”と言う意味の単語の語源とされています。
この超絶技巧とは、ピアノなどの楽器を演奏する人の飛びぬけた演奏技術や能力が達人の域に達している事を表現する事で使われていて、クラシックの難易度が高い有名なランキングでも上位に入る曲は、必ずこの超絶技巧が必須となります。
そこで今回は、超絶技巧で有名なクラシック曲ランキングをご紹介していきたいと思います。
ピアノ|難しい曲ランキング!超絶技巧のクラシック曲をご紹介!④【ヨハネス・ブラームス/ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83】
難しい曲ランキング4位は、ドイツの作曲家でありピアニスト、マエストロでもあるヨハネス・ブラームスが作曲した、ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83です。
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83はヨハネス・ブラームス初期の作品の中でも非常に有名なクラシック曲で、明るめの曲想が印象的です。しかし、この曲を完璧に演奏するためにはピアニストの超絶技巧が必要で、「最も難易度の高いピアノ曲の一つ」と言われている、有名なクラシック曲です。
ピアノ|難しい曲ランキング!超絶技巧のクラシック曲をご紹介!③【フレデリック・ショパン/ピアノソナタ第3番 ロ短調】
難しい曲ランキング3位は、ポーランドの作曲家として有名なフレデリック・ショパンは作曲した、ピアノソナタ第3番 ロ短調です。
このピアノソナタ第3番 ロ短調は、ピアノソナタ3曲の中で、唯一終楽章を長調で締めくくった唯一の作品で、第1楽章のアレグロ・マエストーソと第2楽章スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ、第3楽章 ラルゴは、ショパンらしい優雅さや、高速演奏、甘美さを感じる事が出来るのですが、最後の第4楽章プレスト・マ・ノン・タントは、パッションを感じる力強い楽章になる為、超絶技巧が必要とされる有名なクラシック曲です。
ピアノ|難しい曲ランキング!超絶技巧のクラシック曲をご紹介!②【マックス・レーガー/バッハの主題による変奏曲とフーガ】
難しい曲ランキング2位は、ドイツの作曲家で作曲家でピアニスト、マエストロ、教師などの幅広い音楽家として活躍したマックス・レーガーが作曲したバッハの主題による変奏曲とフーガです。
第1・第2変奏は、主な形は維持されながら対位旋律が複雑化していくだけですが、第3変奏になると本格的に主題の形を崩し、様々な形の変奏を重ねて、変奏曲のラストの第14変奏部分は、厚い和音と供に低音にメインで再現されクライマックスを迎えると言った、プロのピアニストでも犬猿する超絶技巧が必要な有名なクラシック曲です。
ピアノ|難しい曲ランキング!超絶技巧のクラシック曲をご紹介!①【フランツ・リスト/Mazeppa】
難しい曲ランキング1位は、ハンガリー出身の作曲家でピアニストのフランツ・リストが作曲した、超絶技巧練習曲第4番のMazeppaです。
この超絶技巧練習曲第4番のMazeppaは、フランツ・リストが15歳の特に作曲した作品で、楽譜も通常の二段譜ではなく、三段譜で書かれている超絶技巧が必要な事で有名なクラシックです。超絶技巧と言う言葉は、この曲が元で生まれたとされる代表的な名曲です。
ピアノ|難しい曲ランキング!超絶技巧のクラシック曲をご紹介!【まとめ】
超絶技巧が必須とされる、クラシックの難しい曲ランキングをご紹介させて頂きましたが、如何でしたでしょうか。イタリア語で達人の言う意味の“virtuoso”とも言われる超絶技巧は、プロのピアニストでさえも犬猿するほどの高い技術が必要な曲の事を言います。
この達人級の技術が必要なクラシック曲は、ご紹介した作品よりも多く存在します。ぜひ、卓越したピアノ技術をお持ちの方は、挑戦してみては如何でしょうか。