玄関や部屋の飾りを、季節に応じて変えたいと考えている人はたくさんいるはずです。ですが、収納スペースなどの問題で、小物を購入して入れ替えるのは大変です。そんな時、折り紙を使って簡単な飾りをつくってみるのがおすすめです。秋ならもみじやうさぎなどを飾れば、季節感がアップするはずです。100円ショップで折り紙を買い、秋をイメージするモチーフやもみじの折り方をマスターしてみましょう。
まず、秋の定番であるもみじの折り方を紹介しておきましょう。
①白面が中になっるように、下から上に三角形になるように折る
②三角形を右から左に向かい、半分に折る。
③三角形の上の角を左の角に合うように、半分に折る。
④折った三角形を一度開き、左側の折り目を山折りにする。
⑤山折りにした折り目をつまみ、左端から5㎜程度の場所に合わせて折る。
⑥中央の折り目を山折りにして、先ほどの折り線から5mmほど離して折る。
⑦最後の山折りも、先ほどの折り線から5mmほど離して再度折る。
⑧下の部分をハサミで切り、ゆっくり開いて形を整える。
⑨もみじのできあがり。かわいいもみじが簡単にできます。
では、もみじと並んで秋の風物詩である秋桜の折り方もご紹介しておきましょう。
①折り紙を斜めに折って折り目をつけておく。
②中心部に向けて、4つの頂点を折る。
③折った折り紙を開き、左右の直線に向けて上下を半分に折り、長方形にする。
④③を開いて、縦も同じように左右半分に折って、長方形にする。
⑤上下左右が4段になっている折り紙の左側を、1段分折る。
⑥一番下の部分を1段分折り、はみ出た部分を中に寄せてつぶす。
⑦残りの3辺も同じように折って、4つの正方形をつくる。
⑧4つの正方形をそれぞれ、中心線に向けて参画になるように、対角線上に折る。
⑨対角線上に折った三角形の部分の中を開く。
⑩開いた部分を右側に折りたたむ。
⑪正方形の4つの角と、一片の中心にあたる部分の計8カ所にはさみを入れる。
⑫折り紙を裏返し、切った部分を折る。
⑬さらに縦に切った部分を、⑫に重ねるように折る。
⑭⑫⑬を4カ所くり返す。
⑮残った4カ所は反対向きに、⑫⑬の作業をくり返す。
⑯すべての頂点の先端を中に少し折り曲げる。
⑰中央部分を少しずつ開き、中に黄色い折り紙を入れる。
⑱秋桜のできあがり。
秋の落ち葉であるいちょうは、折り方が比較的簡単です。
①折り紙を三角形になるように1回折り、折り目をつける。
②一度折り紙を開き、中央の線に合うように左右から折る。
③②を裏返し、上から3分の1くらいの位置になるように、下に向かって折る。
④③を裏返し、白い部分が見える左右部分の両方を内側から広げるように折る。
⑤白い部分の三角形の底辺にあたる部分から、下から上に折る。
⑥下から2cmほどの部分で、上を向いている三角形の部分を下向きに折る。
⑦⑥のふちと上に向かって見える三角形のフチが合うように折り目をつける。
⑧⑦の折り目に合わせて、内側が開くように折る。
⑨⑥⑦の作業を反対側でも行う。
⑩六角形になっている底辺の左右を折る。
⑪六角形の上部の分かれている部分を、左右ともに内側に折る。
⑫いちょうのできあがり。
ここまでは折り方が簡単なものを紹介してきましたが、上級者編として栗の折り方を紹介しておきましょう。
①折り紙を正方形になるように置き、上下ともに1.5cmほど茶色い部分側の内側に折る。
②折り紙を裏返してから半分に折り、折り目をつける。
③長方形の四方を、中心の折り目に向かって、三角形になるように内側に折る。
④③を裏返して、半分に折る。
⑤中央の折り目に合わせて、白い部分が見えている上下を、ななめに折って折り目をつける。
⑦ななめに折った部分の中を開き、折り目に合わせてつぶすように折る。
⑧もう一方のななめに折った部分でも、⑦の作業をする。
⑨裏返して、⑦⑧をくり返す。
⑩正方形になったら、下側から上に向かって、折り紙を1枚めくる。
⑪⑩の上下と左側の3カ所を内側に折って折り目をつける。
⑫裏側も⑪と同様にする。
⑬栗のできあがり。
りんごは、単体で折るのではなく、木をイメージした台紙などをつくり、そこに複数貼り付けると、季節の飾りにピッタリです。折り方も簡単なので、お子さんでもつくれます。
①折り紙をダイヤの形になるように置き、中央を折って折り目をつける。
②一度開いてから、右側部分を中央線から左側の3分の1くらいの位置になるように折る。
③左側も②と同じくらいの位置に向かって折る。
④白い部分の三角形の上の角を、下から4分の1ほど見えるように内側に折る。
⑤下の角が折った時に1cmほ飛び出すように、上に向けて谷折りする。
⑥六角形になっている部分の、底辺の角2カ所と白と赤の部分がある2カ所を、少し内側に折る。
⑦上部にある三角形の角を少しだけ内側に折る。
⑧ひっくり返すと、りんごのできあがり。
秋の果物である柿の簡単な折り方も、紹介しておきましょう。
①折り紙のオレンジの面を上にして、縦と横に折り目をつける。
②中央の折り目に向かって、上から半分に折る。
③折った白い部分に、緑色の折り紙を貼っておく。
④③を裏返し、白い部分の上の角両方を、縦の中央線に向かって、三角形になるように折る。
⑤裏返したら、緑の部分から中央に向けて折る。
⑥裏返したら、緑の部分両方を。角と門出合わせるように折り紙をつける。
⑦⑥の折り紙が重なる部分に指を入れ、開きながらつぶすように折る。
⑧反対側も⑦と同じように折る。
⑨下の白い部分の角と角を合わせるように折る。
⑩左右のオレンジの三角形部分を、角と角を合わせるように中央部に向かって折る。
⑪裏返して、左右の緑の部分を下に折りこむ。
⑫柿のできあがり。
簡単な折り紙でも、飾りとしてリースにすることで、インテリアのアクセントになります。そこで、秋桜のリースの作り方を紹介しておきましょう。秋桜のリースの作り方は、以下の動画が参考になります。
前章では簡単な秋桜の折り方を紹介していますが、1枚の折り紙から立体的なものや切り込みを入れたものをつくることもできます。また、秋桜と茎にあたるグリーンだけでなく、トンボを加えるなどすると、より秋の雰囲気が漂うのでおすすめです。
もみじをメインとした飾りも、秋のインテリアにピッタリです。動物と組み合わせると、お子さんがきっと喜びます。上の画像のように、土台も折り紙でつくりたい人のために、飾りのベースとなるリースの土台の作り方を紹介しておきましょう。
①折り紙をダイヤの形になるように置き、1回折りして折り目をつけて広げる。
②左側の角を中央線と重なるように折る。
③上の角を底辺と重なるように折る。
④白い部分が上になるように置き、幅の広い右側の角を中央の折り目に向かって折る。
⑤④で残った白い分を上部の辺と重なるように折る。
⑥とがった部分を目印に、右側の角が上になるように折る。
⑦裏返し、とがって飛び出ている部分を中央に向かって折る。
⑧再び裏返し、左右を逆にして、左側の飛び出た部分を中に折りこむ。
⑨①~⑧の動作を全部で8つになるように折る。
⑩とがった部分を、とがってない方に差し込んで8つつなげる。
⑪シンプルな土台リースのできあがり。
もみじの折り方やリースのつくり方は、上の動画が参考になります。いちょうを組み合わせるなど、自分なりの工夫を凝らしてみるのも楽しそうです。
星の飾りは、季節を問わず楽しむことができます。まず、簡単な平面の星の折り方を紹介しておきましょう。
①正方形に置いた折り紙の白い部分を上から下に半分に折る。
②裏返して右から左に半分になるように折る。
③折り紙が重なった部分に指を入れ、袋を開いて潰し、三角形にする。
④反対側も③と同じ形にする。
⑤三角形の外側から、中央の折る目に向かって折る。
⑥裏返して、反対側も⑤のように折る。
⑦折った左側の部分を広げる。
⑧下に角が来る部分を、左側の三角形の中央にくるように折る。
⑨左の角を⑧で折りこんだ中央部分を基軸に折る。
⑩上部の角を底辺の長めの直線の角に合うように折り、折り目をつける。
⑪飛び出している三角形の角を、折り目に合わせて上部に折る。
⑫三角形の右側部分を中央部を起点に左側に折る。
⑬⑫の三角形を上の2つの三角形の中央を起点に右側に折る。
⑭裏返して、星のできあがり。
お子さんには難易度が高いですが、折り紙で立体的な星を折ることもできます。それをつないでリースをつくると、華やかな飾りができます。立体的な星のリースのつくり方については、動画を参考にしてみてください。
今回は、簡単な秋の花の折り方やリースの作り方を紹介しました。アイデア次第でいろいろな飾りができるので、個性も発揮できそうです。ネット検索すると、折り紙でつくれる秋の飾りに関する写真や動画がたくさんヒットしますので、いろいろなサイトをチェックして、好みのものを探してみてはいかがでしょうか。