// FourM
Iu5grni9dkqmyivufznj

家電

CATEGORY | 家電

レーザースキャナーとは?原理・精度・価格や気になる活用方法をご紹介!

2024.02.25

レーザースキャナーは、あまり一般的に馴染みがある機械ではありませんよね。今回は、レーザースキャナーとはそもそもどのような機械なのか、原理や活用方法、精度など、レーザースキャナー全般について解説します。また、気になる価格も併せて紹介します!

  1. レーザースキャナーとは?
  2. レーザースキャナーの原理とは?
  3. レーザースキャナーの精度とは?
  4. レーザースキャナーの活用方法とは?
  5. レーザースキャナーの価格とは?
  6. レーザースキャナーについて まとめ。
引用: http://www.kobeseiko.co.jp/images/product/P40/main_L.jpg
レーザースキャナーとは、本体から照射されたレーザーによって物体の位置や、形を計測する機械です。人間が立ち入れない危ない場所でも、離れた場所からレーザーを照射し、その場所にある、対象物を確認したりも可能です。非接触型のため、対象物を傷つける心配もありません。
引用: http://www.riegl-japan.co.jp/about/img/img01.jpg
レーザースキャナーの基本的な原理とはどんなものなのでしょうか。原理を紹介します。レーザースキャナーの原理とは、本体から対象物にレーザーを照射し、そのレーザーが跳ね返ってくるまでの時間で、対象物までの距離を測定しています。また、対象物に照射されたレーザーの角度から、物体の座標値を計算しています。
コウモリは、飛行中に電波を出して、その跳ね返ってきた電波の情報から、障害物の位置や、大きさ、距離を測っていると言われています。レーザースキャナーも、そのコウモリの電波の使い方に似た原理の機械です。
引用: https://www.jst.go.jp/pr/announce/20160412/icons/zu1.gif
引用: http://www.accuratepestmanagement.com/accurate_pest_control_logo.gif
レーザースキャナーとは、情報を得たい対象物に1回だけレーザーを照射するのではなく、複数回照射してより正確なデータを得るのが一般的です。精度は、その複数回照射する中で発生する誤差は、0-2mmという結果が出ています。非常に高い精度ですね。レーザースキャナーのレーザーは、狙った場所にピンポイントで照射できる精度を持っています。
引用: http://pictogram2.com/p/p0663/i/m.png
レーザースキャナーの活用方法はどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、レーザースキャナーが活躍する現場と、そこでどのようなデータが測定できるのか、活用方法を紹介します。

レーザースキャナーの活用方法① 遺跡調査などの研究分野

引用: https://www.shokugyou.net/cnt/iryou_image/yakugaku_kenkyuu/2.jpg
レーザースキャナーの活用方法として、古代からの遺跡や、重要な資料を復元する際に使われるというものがあります。人間の目では見えない範囲や、手の触れられない脆くなった部分なども、レーザースキャナーであれば、接触不要で、詳細な形状データを記録できます。そして、3Dデータとして保存できるため、2Dの図面などよりも詳細な研究分析が行えます。
引用: http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/lt/ach/index/index22.jpg

レーザースキャナーの活用方法② 精密機械の整備作業

引用: http://www.tsmotor.net/images/oldcar/old01.jpg
飛行機や自動車など、部品が数多くある機械は、人間の目で見て整備するには限界があります。特に、部品が密集している範囲は、老朽化などを見落とす可能性もあります。そんな時にもレーザースキャナーの活用方法が活躍します。例えば飛行機にレーザーを照射し、目に見えない範囲まで含めた詳細な3Dデータを作成します。そのデータをパソコンなどで確認しながら整備作業を進められるため、従来よりも、より正確でミスのない作業が可能になります。
引用: https://response.jp/imgs/thumb_h2/774915.jpg

レーザースキャナーの活用方法③ 土木工事や測量作業

引用: https://i.ytimg.com/vi/q2bSsIcHnAU/maxresdefault.jpg
工事現場でもレーザースキャナーを活用できます。工事現場は、大きな建造物や部品などが大量にあるため作業員がうかつに足を踏み入れると事故の可能性もあります。そんなときには、遠方の安全地帯からレーザーを照射し、工事が設計通りに進んでいるか、部品にゆがみなどはないか、正確に安全に確認できます。
引用: https://jp.stanby.com/seo-img/detail/sokuryo-2.jpg
引用: https://careersinpsychology.org/wp-content/uploads/2014/11/How-Much-Do-MFTs...intro-pic.jpg
続いては価格についてです。レーザースキャナーは、個人で使うというよりは、企業向けに販売されている機械のため、価格も安いものではありません。。上記で紹介した研究や工事現場などで使用される3Dドキュメントも作成可能なレーザースキャナーは、1台数百万円という高額な価格の機械です。これらは、スキャニングのスピードも、スキャンできる対象物の数も非常に多く、なおかつ非常に精密な照射が可能なため、これだけ高額な値段になっています。
引用: http://cdn.certmag.com/wp-content/uploads/2014/03/All-about-the-Franklins.jpg
一方で、趣味で使いたい!という個人使用を想定した、小型モデルも徐々に登場してきています。ハンディタイプで、業務用レーザースキャナーほどの精度はありませんが、個人で使用する範囲であれば問題ないクオリティです。価格も5万円から販売されているため、かなり購入のハードルは下がっています。
引用: http://kantous.co.jp/images/youheki3.jpg
今回は、対象物にレーザーを照射して、物体の正確なデータを測定するレーザースキャナーについて紹介しました。レーザースキャナーは研究分野や、重機整備、工事現場など、様々な場所で活躍しており、人々が安全に生活できるのもレーザースキャナーの活躍があってこそです。個人使用向けはまだまだ発売されたばかりですが、興味があったら購入してみてはどうでしょうか。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://www.topcon.co.jp/topics/images/scanimage.jpg