【プラグの焼け色判断】熱価という言葉の意味や、焼け色の判断基準を紹介します。
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自動車やバイクなどのエンジンをスタートするときには、スパークプラグという部品が重要な役割を果たしています。スパークプラグは、小さな火花を発生させ、ガソリンと空気が混じった混合気に着火し、エンジンをスタートさせます。その時に、「熱価」という言葉が登場します。この記事では、「熱価」の意味や、プラグの焼け色の薄い濃いから、プラグがどのような状態にあるのかを判断する方法を紹介します。
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【プラグの焼け色判断】プラグの熱価について覚えておきましょう。
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プラグの「熱価」という言葉を聞いたことがありますか?おそらく多くの人が聞きなれれない言葉でしょう。「熱価」という言葉を日常的に使用するのは、自動車整備など、専門の仕事に携わっている人などに限られます。
熱価とは、プラグから排出される放熱量のことです。プラグは、自動車やバイクなどのエンジンルーム内にあり、非常に高温になります。その溜まった熱を排出する量の割合を「熱価」といいます。「熱価が高い」となると、熱放出量が多く、プラグが冷えている状態です、一方で、「熱価が低い」ときは、熱放出量が少なく、プラグが熱い状態です。
プラグの焼け色は、熱価の割合によって、濃い、薄いといった具合に色が変化し、プラグの状態を判断する材料になります。ここからは、プラグの焼け色から熱価の多さを判断する方法を紹介します。
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【プラグの焼け色判断】プラグの色が白っぽいとき。
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プラグの焼け色が薄い白色になっている時は、プラグが高温になっている状態です。プラグ本体が高温になっている時は、プラグ内部に熱が溜まり、排熱量が少なくなっている、つまり熱価が低くなっているという意味です。そのため、プラグの排熱量を増やしてあげる必要があります。
焼け色が白っぽいときに注意する必要があるのは、2ストロークエンジン車です。
2ストロークエンジンの場合は冷却はガソリンの気化潜熱だけですから、ピストンを冷却しづらく熱的に非常に厳しい環境にあります。
プラグの放熱量を下げて(熱価を下げて)エンジン全開にするとプラグの温度が945℃を超えると、火花が飛ぶ前に超高温になったプラグ自身の熱で勝手に混合気(ガソリン)に火が点いてしまいます。。
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【プラグの焼け色判断】プラグの色が真っ黒な時。
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プラグの焼け色が真っ黒なときは、熱価が高すぎて、プラグが冷えている状態です。プラグが冷えている状態で、直接的に大きな事故などに繋がる可能性は低いですが、燃費などに影響する場合があります。特に冬場など、気温が低い時期は、プラグが冷えていると、エンジンに熱が入るのに時間を要するため、通常より多くのガソリンを消費します。
そのため、冬場に燃費が悪くなる時は、プラグが冷えているのが原因の場合があるため、その場合は、熱価を低くして、プラグに早く熱が入るようにすると、燃費が改善される場合があります。
【プラグの焼け色判断】プラグの色が、灰色や茶色のとき。
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プラグの焼け色が、灰色や茶色のときは、熱価が適正で、プラグの稼働温度も許容範囲内に収まっています。この場合は、車のパフォーマンスも最大限に発揮できます。適正範囲内であれば、全く問題ありませんが、プラグは、エンジンスタートの際には必ず使用する消耗品のため、普通車であれば、1万Km程度走行すると、プラグの劣化が始まるとされています。
より長く乗り続けるためにも、プラグの交換は、焼け色を見ながら少し早めに行うのがおすすめです。
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【プラグの焼け色判断】まとめ。
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今回は、車のプラグの焼け色の濃い、薄いから、プラグの状態を判断する方法を紹介しました。特に2ストローク車で、プラグが加熱しすぎている時は、上述の通り、大きな事故の可能性があるため、メンテナンスの際に焼け色を細かくチェックしてもらうようにしましょう。あまり聞き慣れない「熱価」という言葉ですが、車のパフォーマンスに大きな影響を与えているのを是非覚えておいてください。
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