着なくなった着物はどうする?
昔は正装として着られる機会の多かった着物ですが、最近では着るシーンも限られてきました。また着物の着用中は窮屈になってしまうので、若い年代では敬遠される傾向にあるようです。
中には祖母や母親など親族から、着物を受け継いだという方もいるでしょう。着物として着る機会が無くても、大切に扱われてきた着物を簡単に捨てることはできませんね。
着物のリメイクが面白い!
着る機会が少なくなった着物は、思い切ってリメイクしてみませんか?リメイクすると身に付ける機会も増やせますし、新しい形で着物を活用することもできます。
ですが着物をどのようにリメイクするのか、わからない方も多いでしょう。そこで今回は着物を大胆にリメイクするアイデアを15選、まとめてご紹介します。面白いアイデアも多数登場するので、リメイク方法に悩まれている方は必見です!
着物のリメイクアイデア集
1ーがま口
着物をリメイクして作ったがま口は、小さめサイズで初めてリメイクに挑戦する方にもおすすめの作品です。和風のアイテムを普段あまり身に付けない方でも、小物であれば気軽に使えますね。
2-バッグ
着物の生地をふんだんに使ったバッグは、上品な仕上がりになります。年齢を重ねた方でも持ち歩きやすいデザインになるので、敬老の日のプレゼントにもおすすめです。
リメイクしたバッグは、着物と合わせるのもおしゃれ!浴衣とも相性が抜群なので、温泉旅行のお供にもおすすめします。
3-クラッチバッグ
持ち手の無いクラッチバッグは、着物の落ち着いた柄がよく映えるリメイクアイデアです。また直線的な縫い方が多いクラッチバッグは、作り方も簡単!さっと手に持っておしゃれを楽しめるでしょう。
4-子供用ワンピース
着物を子供服にリメイクすると、大人っぽいシックなデザインに仕上がります。また着物の高級感はそのまま残っているので、お出掛け用の子供服にも最適です。子供服であれば大人用の着物から数着作れますし、姉妹やお友達とお揃いにすることもできますね。
5-ポーチ
メイク道具や小物をまとめるのに、カバンの中にポーチを入れているという方も多いのではないでしょうか?着物をリメイクしたポーチは、小物ながら存在感がありとってもおしゃれな作品です。服にリメイクするには少し派手だと感じられる着物は、小物にリメイクする方法をおすすめします。
6-ワンピース
着物の縫い目を丁寧にほどくと大きな生地になるので、大人用のワンピースにリメイクすることもできます。着物だと少し地味な色柄でも、ワンピースにするとシックな印象になりますね。着物に使われる生地は柔らかいものが多く、リメイクすると体にやさしくフィットするワンピースが出来上がるでしょう。
7-かご
着物をリメイクしたかごは、高級感のある上品な仕上がりが特徴。着物の生地だけでは型崩れが気になるため、厚紙を土台にしましょう。他にも今あるかごに着物の生地を貼り付けてリメイクする方法もおすすめです。
8-置物
季節ごとのイベントに合わせて、着物で置物を作るアイデアは個性が光る作品。リメイクは細かい作業が中心になりますが、小物であれば置き場所を気にする心配もありません。成長して着られなくなった子供用の着物も、小物であれば十分にリメイクすることができますね。
9-シャツ
着物に使われている生地は裏地を外すと薄手になるものが多く、シャツなど羽織ものの服へのリメイクにもおすすめです。またシックな色柄の着物を選ぶと、男性用のシャツにリメイクすることもできます。シャツはカジュアルよりも上品な印象に仕上がるので、年齢を重ねた方でも身に付けやすいでしょう。
10-つまみ細工
おしゃれで可愛い和小物として人気のつまみ細工は、着物の生地が持つ風合いを生かせるリメイク方法です。着物の切れ端も使えるので、他のリメイク作品で余った着物を活用するのもおすすめ。
くるみボタンとつまみ細工を合わせた作品は、ブローチやヘアゴムなどにアレンジができます。子供から大人まで使いやすいデザインなので、様々なファッション小物に活用できるでしょう。
11-ふくさ・数珠ケース
こちらは着物を葬祭で使うふくさと数珠ケースにリメイクしたアイデア作品です。着物の生地には染物が使われるので、落ち着いた深い色合いも葬祭に適しています。黒の着物でリメイクするものが限られるときは、実用的な小物にアレンジすると良いでしょう。
冠婚用のふくさにリメイクしたいときは、花柄など明るい色柄の着物を選ぶのがおすすめ!着物の柄部分を選んでリメイクすると、華やかなおめでたい席にふさわしいふくさが出来上がります。
12-ドレス
着物を普段着の服にリメイクするのも良いですが、高級感のある生地が印象的な着物はドレスにリメイクする方法がおすすめ!張りや光沢のある着物の生地はフォーマルなシーンでも映えるので、結婚式の二次会や祝賀会などドレスコードがある場面でも着用できます。
最近は黒留め袖をドレスにリメイクする方が増えています。子供の結婚式で用意した黒留め袖をドレスにリメイクし、親族の結婚式で着用する方が多いです。上品な見栄えですが着心地は楽になるため、リメイクによって黒留め袖の着用シーンが増えることでしょう。
13-ブックカバー
着物をリメイクしたブックカバーは、性別や年齢を問わず使いやすいデザインで、プレゼントにしても喜ばれます。小物なのでリメイクも簡単で、裁縫が苦手な方でも短時間で作ることができるでしょう。一枚の着物から複数個のブックカバーが出来上がるので、家族や友人とお揃いで使うのもおすすめです。
14-帽子
こちらの帽子は着物をリメイクしたもので、面白いアイデアの作品です。着物をリメイクした帽子はどのような洋服と合わせるのか悩んでしまいそうですが、意外にもカジュアルな洋服とも相性が抜群です。年齢を重ねた女性でも身に付けやすく、つばを大きくするとガーデニングやウォーキング用の帽子としても大活躍するでしょう。
15-編み物に使える?!
こちらは細く切った着物を繋げた「Tシャツヤーン」ならぬ、「着物ヤーン」と呼ばれる編み糸を使った作品です。着物を細く切りひも状にしていくのでリメイクに時間は掛かりますが、毛糸よりもカジュアルな編み物が完成します。着物ヤーンを使った編み物は季節に関係なく持ち歩けるアイテムが作れるので、編み物が大好きな方におすすめしたいリメイク方法です。
着なくなった着物は捨てる前にリメイクしよう!
着なくなった着物は捨てるしか道が無いと思われてしまいますが、リメイクすることによって新しい形に生まれ変わらせることができます。今回ご紹介した着物のリメイクアイデアの中には、洋服や小物など毎日でも身に付けやすいアイテムも多数登場しました。アイデアを参考に着物をリメイクして、気軽に着物を身に付けてみませんか?