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クジラの子らは砂上に歌う

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【クジラの子らは砂上に歌う】原作の感想やネタバレ!原作者情報もお届け!

2021.06.11

【ネタバレ】この記事では『クジラの子らは砂上に歌う』の原作である漫画版のストーリーについて物語に秘められた謎についてネタバレをしていきます。また、本作の原作者である梅田阿比さんの情報もまとめていますので、『クジラの子らは砂上に歌う』を知らない方でも楽しめると思います。

  1. 【クジラの子らは砂上に歌う】『クジラの子らは砂上に歌う』とは?
  2. 【クジラの子らは砂上に歌う】漫画『クジラの子らは砂上に歌う』の感想【原作情報】
  3. 【クジラの子らは砂上に歌う】「砂の海」の謎についてネタバレ【原作情報】
  4. 【クジラの子らは砂上に歌う】「泥クジラ」の謎についてネタバレ【原作情報】
  5. 【クジラの子らは砂上に歌う】「印」が短命な理由についてネタバレ【原作情報】
  6. 【クジラの子らは砂上に歌う】「ヌース」の謎についてネタバレ【原作情報】
  7. 【クジラの子らは砂上に歌う】「泥クジラ」が行き着く先についてネタバレ【原作情報】
  8. 【クジラの子らは砂上に歌う】『クジラの子らは砂上に歌う』の原作者情報【原作情報】
  9. 【クジラの子らは砂上に歌う】梅田阿比の作品【原作情報】
  10. 【クジラの子らは砂上に歌う】ネタバレまとめ【原作情報】
引用: https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Cj3r27xSL.jpg
『クジラの子らは砂上に歌う』は、原作:梅田阿比が描く漫画作品です。本作は、秋田書店から発行されている月刊少女漫画『ミステリーボニータ』にて2013年7月号より連載されています。単行本は現在13巻まで刊行されており、また2017年10月から12月までTVアニメが全12話放送されました。
本作の作者である梅田阿比の連載漫画としては、2作品目にあたり1作品目は『プリンセスGOLD』で不定期連載されていた『ブルーイッシュ』になります。

あらすじ

本作の舞台は、世界が砂の海とよばれる砂に埋め尽くされた世界です。その砂の海を渡る大きな漂泊船である通称「泥クジラ」では、情念動(サイミア)とよばれる念動力のような力を持つ人類が住んでいました。
情念動(サイミア)を持つ人類は「印(シルシ)」と呼ばれ、情念動(サイミア)を持たない人類は「無印(むいん)」と呼ばれました。泥クジラに住む人類の多くは印(シルシ)であり、彼らは揃って30歳ほどで寿命を迎えるほど短命でもありました。
泥クジラに住む印(シルシ)であり、本作の主人公であるチャクロという少年は、ある日泥クジラが漂着した島でリコスという少女に出会います。チャクロにとってリコスは初めての泥クジラの外に住む人類でした。
しかし、泥クジラの人類は、リコスとの出会いを期に「外の世界」から襲撃を受けることになります。リコスに隠された謎はなんなのか?そして泥クジラに住む人類の未来はどうなってしまうのでしょうか?ファンタジーの世界で個性的なキャラクターたちが織りなす物語は見どころ満載です。
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『クジラの子らは砂上に歌う』は、月刊少女漫画『ミステリーボニータ』に連載されている漫画です。少女漫画雑誌に連載されているということもあって絵柄は非常に少女漫画寄りの絵柄になっています。そのため男性のキャラクターたちも男らしい容姿の人物よりも美形の中性的なキャラクターが多く登場します。
ストーリーに関してはファンタジーの世界で少し普通の人間と違う主人公とその仲間たちが活躍するものになっており少女漫画から連想されるようなラブストーリーを描くものではありません。
また本作の最大の特徴として本編のストーリーやシナリオ以上にキャラクターたちの心情や過去の話などキャラクターひとりひとりにスポットを当てて深掘りする描写が多く、ファンタジーの世界でありながら複雑な心境を抱くキャラクターたちに感情移入できるものになっています。
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『クジラの子らは砂上に歌う』は、砂の海に囲まれた世界でこの砂の海に一度落ちればどんなものでも沈んでしまうと言われています。この砂の海ですが、砂漠とは少し違うもので、そして海とも少し違っています。
砂の海の下には古代文明が埋もれているとされており、その古代文明が時々動いてしまうことがあります。この時起こる発熱により上昇気流がおこり砂嵐などの自然現象が巻き起こります。
この砂の海の上でも浮き続けるためには、印たちが使用するサイミアが不可欠で、印が泥クジラを降りる際にはサイミアで操る「ササ舟」を使う必要があります。
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泥クジラは、本作の主人公であるチャクロたちが住む大きな船のような存在です。ここにすむ人類は生まれてから死ぬまでこの泥クジラの上で生活します。そのためチャクロたちにとって泥クジラは世界そのもののような存在で、泥クジラに住む人以外の人類を見たことがありませんでした。
この泥クジラですが、どんなものでも飲み込んでしまう砂の海を渡ることが出来、沈むことはありません。それはなぜでしょうか?この答えはいたって簡単のものです。それは泥クジラそのものがサイミアを使用しており、それにより砂の海を浮くことができます。
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泥クジラに住む多くの人々は印と呼ばれ、サイミアという彼ら特有の特別な能力を持っています。しかし彼らは揃って30歳前後には寿命を迎えるほど短命であり、彼らが短命である理由は長くわかっていませんでした。
この謎についてですが、実は泥クジラの謎にも関連しています。泥クジラには「ヌース・ファレナ」という心臓部があり、このヌース・ファレナは「印」の人々の生命力をもとに砂の海を渡ることが出来ています。
つまり泥クジラは印たちの寿命を奪いながら砂の海を渡っていることになります。そのため泥クジラの外に住む印は特に短命というわけではなく、普通の人間と同じ寿命です。しかし泥クジラ以外の舟では人間の感情を原動力にしているようなので、どちらにしろ何かしらの印の動力が必要なようです。
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ヌースは泥クジラのような砂の海を渡る船の心臓部のようなものです。泥クジラのヌースは特別なもので「ヌース・ファレナ」と呼ばれており、泥クジラに住む印たちの生命力を吸収して、砂に海を渡っています。
しかし、帝国の所持している船は泥クジラとは全て異なっており、帝国のもつ船のヌースは印の感情を吸収し動きます。そのため帝国の兵士たちは感情が薄く、リコスもその一員でした。帝国はこのような船を8隻所持しており、これ以外に砂の海をわたる技術をもっていません。
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泥クジラは、砂の海を漂流する船でありチャクロはこの砂クジラがどこに向かって動いているのかまったく知りませんでした。ではこの泥クジラはどこに向かって動いており、どこに行き着くのでしょうか?
その答えですが、泥クジラはどこかに向かって動いているわけではありません。泥クジラは罪人たちを閉じ込めるための船であるため、砂の海の上を決まった巡航ルートに従って漂流させています。しかしながら「舵」を手に入れた泥クジラのメンバーは、この巡航ルートから泥クジラを外すことが出来、新天地を目指すことができるようになりました。
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『クジラの子らは砂上に歌う』を描く原作者は梅田阿比さんです。梅田阿比さんのイラストの特徴として柔らかいタッチでどこか儚げなイラストをしています。しかしながら現在のイラストの画風にになったのは、最近のことのようです。
梅田阿比さんが2007年の『週刊少年チャンピオン』で描いた『人形師いろは』ではドロドロとした雰囲気のある少し奇妙なイラストを得意としていました。また作品のストーリー構成では、いずれもキャラクターたちの心理描写や情景描写が非常に多く、重点をおいて描いています。
梅田阿比さんはデビュー時からオカルトチックな作品を多く描いていますが、『クジラの子らは砂上に歌う』ではファンタジー系の色が強い作品になっています。しかし、本作のなかでも不気味な雰囲気のものが多く登場し、読者を圧倒させてくれます。
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梅田阿比さんは現在連載中の『クジラの子らは砂上に歌う』以外でも多くの作品を描かれています。ここでは梅田阿比さんが描かれた漫画作品をご紹介いたします。
●『幽刻幻談』(収録:『週刊少年チャンピオン』2006年14号)
●『人形師いろは』(収録:『週刊少年チャンピオン』2007年15~18号)
●『フルセット!』(収録:『週刊少年チャンピオン』2007年22/23合併号~2008年15号)
●『幻仔譚じゃのめ』(収録:『週刊少年チャンピオン』2008年49号~2010年12号)
●『煉獄花』(収録:『週刊少年チャンピオン』2010年47号)
●『ブルーイッシュ』(収録:『プリンセスGOLD』2011年1月号、2011年4月号~2012年3月号)
●『銀の誓約』(収録:『プリンセスGOLD』2012年9月号
●『光の隣 壁の空』(収録:『ミステリーボニータ』2012年12月号)
●『裸足で、空を掴むように』(収録:『ミステリーボニータ』2013年2月号)
●『俺俺』(収録:『月刊プリンセス』2013年4月号~5月号、原作:星野智幸)
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この記事では『クジラの子らは砂上に歌う』の原作である漫画版のストーリーについて物語に秘められた謎についてそして、本作の原作者である梅田阿比さんの情報をまとめてみました。
『クジラの子らは砂上に歌う』は現在も連載中でさまざまな伏線や謎などが残っています。気になった方はぜひ本作をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51isU%2BkiWDL._SX327_BO1,204,203,200_.jpg