ヤッターマンは地球上にあるお宝の在処を示すアイテムを集めている、ヤッターマンとドロンボー一味の戦いを描いた作品です。
オモチャ屋の息子である高田ガンは父親が途中まで製造した大きな犬型ロボットを、ガールフレンドの上成アイと共に作っていました。
完成には至ったものの、犬型ロボットを金儲けの道具にしたくなかったガンは、このロボットを正義の役に立てようと考え、自らを「ヤッターマン」という正義を守るヒーローになります。
一方でイカサマ商売や悪事を働いて活動資金を荒稼ぎしているドロンボー一味という悪党もいます。
メンバーのドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーの三人はある日、泥棒の神様を名乗る「ドクロベー」なる謎の人物から、「大金塊の隠し場所が分かるドクロストーンが4つに割れ、地球のあちこちに散らばっている。その内の1つは自分が持っていて、もし残り3つのドクロストーンをお前らが見付けたら、金塊を折半しないか」と持ち掛けました。
この申し出を呑んだドロンボー一味は、ドクロベーに従い髑髏ストーンを探します。
ドロンボー一味の計画を知ったヤッターマンの二人は、犬型ロボット=ヤッターワンに乗り一味と戦います。
実は最初から正義の味方だったわけでなく、オモチャ屋の息子だったんですね。
しかも年齢は13歳と若く、ガールフレンドのアイも12歳で正義の味方をやるのも初めてでした。
またヤッターマンとドロンジョ率いるドロンボー一味の争いは、ヤッターマンが放送されてから始まったものというのも意外でした。
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ヤッターマンはタイムボカンシリーズの一つで、その中でも特に特徴的な作品となっています。
タイムボカンシリーズは基本的にタイムトラベルをするのですが、ヤッターマンではそういった描写はありません。
題材は初期の頃は世界の七不思議や、世界各地の文化や催し事、有名な歌手や俳優を扱っていました。
第二期になると児童文学や伝記、伝承、昔話などのパロディーが増え、ここはタイムボカンシリーズの流れを汲んでいました。
ドクロストーンが世界各地に散らばっているという設定上、オカルトや世界で起きている物事が題材になりやすかったのだと思います。
「ヒーローに変身する男女ペアの主人公」
「ゾロメカ(巨大ロボットの口の中から現れる小型のサポートロボット)」
「三悪メカ爆発時のドクロ雲」
など、後のタイムボカンシリーズでは定番となった演出や設定を初めて出したのがヤッターマンです。
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2008年に第一作をリメイクしたヤッターマンが放送されました。
設定が異なる点がいくつかあり、まず大きな部分ではドクロストーンがドクロリングになっている点です。
細かな部分だと
・ドロンボー一味の帽子が「D」で統一されていたところが、ドロンジョはD、ボヤッキーはB、トンズラーはTになっている。
・ボヤッキーとトンズラーの出べそが隠れた。
・提供クレジットをキャラクターが読み上げる仕様に変更している。
・ギャグに対するリアクションが大きくなり、言葉も変わっている。
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主人公の高田ガンはヤッターマン一号を担当しています。
父親の経営する高田玩具店の一人息子であり、正義の心を持った熱い男です。
第一作ではドロンボー一味にやり過ぎな面がありながらもヒーローらしい性格でしたが、第二作では怠け者で食いしん坊なキャラクターへと変わっていて、彼の成長もまた物語の中で描かれるようになりました。
担当している声優は一作目が「ドラえもん」の初代のび太役でもある太田淑子さん。
二作目は「SKET DANCE」の藤崎佑助役である吉野裕行さんです。
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上成愛はヒロインでヤッターマン二号です。
アイちゃんの愛称で親しまれており、ガンのガールフレンドです。
ガンには恋心を抱いており、度々デートなどに誘っているものの乙女心に鈍感なガンはまったく気づくことがありません。
だというのに、当の本人は可愛い女性や芸能人を目にすると惚れてしまうので、愛も怒ってしまうことがしばしばあります。
一作目はドロンボー一味たちに対して容赦ない一面が目立っていましたが、二作目では彼らに罵詈雑言を吐いたりすることもなく、トンズラーにはさん付けをするなど性格も大人しくなっています。
また一作目と違い二作目は片思いなので、一作目のヤッターマンを知る人は驚いたことでしょう。
担当声優は一作目が岡本茉利さん、二作目が伊藤静さんです。
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オモッチャマはサイコロ型のロボットであり、高田玩具店のマスコットキャラクターです。
ロボットでありながらも感情を持っているようで、喜怒哀楽のあるロボットです(ただし、ガンには否定されている)。
ヤッターマンのサポート役で、ドロンボー一味の悪事を察知して二人に知らせる重要なキャラです。
かなり優秀なロボットなようで、ドロンボー一味のインチキ商売を暴いたり、インチキを利用して悪戯をしたりととても器用。
一作目と二作目であまり変化していませんが、二作目ではやや嫉妬深くなったようです。
声にエフェクトが掛かっていたり、乾電池から充電式になっているあたり、現代に合わせた仕様になっています。
演じている声優は一作目が桂玲子さん、二作目はたかはし智秋さんです。
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ドロンジョはドロンボー一味のリーダーでありお色気担当です。
金銀財宝に目がなく、頭脳明晰で作中でもかなり特徴のあるキャラクターの1人です。
根っからの悪党であり、インチキ商売をしていて逆に喜ばれてしまった時は不機嫌になってしまうほど、まさに悪役の鑑と言えるでしょう。
キセルを使うのでタバコを吸っているのですが、二作目では表現規制が厳しくなったせいか喫煙を躊躇ったりキャンディで我慢したりする描写があります。
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ボヤッキーはドロンボー一味のメカ設計開発や作戦を担当しています。
第一作・二作目ともに女子高生が大好きなスケベな一面を残していて、隙あらばドロンジョにセクハラをするなどスケベ心は健在です。
メカ作りが得意なヤッターマン一号を目の敵にしています。
自爆してやられることが多いものの、少ない予算でヤッターマンたちと互角に渡り合えるロボットを作るだけの実力を持っていて、侮れない人物でもあります。
声優を務めているのは八奈見乗児さんで、一作目のヤッターマンから続投されています。
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トンズラーはドロンボー一味の怪力担当です。
お世辞にも頭が良いとは言えず、何でも力技で解決しようとするところがあります。
一味の役割としては、ドクロストーンを探す際に邪魔する人間たちに脅しをかける、暴力を振るうといったところです。
そんな役回りなのでゲストキャラやモブキャラには強いのですが、ヤッターマン一号には敵いません。
二作目ではヤッターマン二号に惚れている描写があります。
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今回はヤッターマンのキャラクター、それから演じている声優の紹介をしてきました。
2008年版では声優が変更されているキャラクターが多かったですが、ドロンボー一味やドクロベーは続投していて、これから見る人も過去に見ていた人も楽しめるようになっていました。
また、「夜ノヤッターマン」という新世代のドロンボー一味とヤッターマンを描いたアニメもあり、そちらも非常に面白い作品です。
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