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名探偵コナン

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怪盗キッドの正体や新一と似ている理由は?考察・伏線・登場映画まとめ!

2021.08.01

怪盗キッドは名探偵コナンの主人公・コナンのライバルキャラで非常にファンも多いです。コナン映画にも登場するほどの人気キャラクターで正体を隠す技術、考察力が非常に高い人物です。今回はそんな怪盗キッドについて、その正体や登場映画を紹介します。キッドに関する疑問点なども考察していきます。

  1. 怪盗キッドとは?
  2. 怪盗キッドの正体について
  3. 怪盗キッドの正体がバレない理由
  4. 怪盗キッドと工藤新一が似ている理由
  5. 黒羽快斗、沖田総司、工藤新一が似ていることについて
  6. 怪盗キッドの目的と黒の組織について
  7. 初代キッドの死の謎
  8. 目的を果たした怪盗キッドは怪盗をやめるのか
  9. 怪盗キッドの正体にコナンは気付くのか
  10. 怪盗キッド登場映画を紹介!
  11. 登場映画②「銀翼の奇術師」
  12. 登場映画③「探偵たちの鎮魂歌」
  13. 登場映画④「天空の難破船」
  14. 登場映画⑤「業火の向日葵」
  15. 登場映画⑥「紺青の拳」
  16. 怪盗キッドの今後の活躍に期待!

怪盗キッドは大人気漫画『名探偵コナン』や同じ青山剛昌先生原作の漫画『まじっく快斗』に登場するキャラクターです。なかでも『まじっく快斗』は、怪盗キッドが主人公になっており、怪盗キッドに関わる事件や日常を描いている人気作品です。

今回は怪盗キッドの正体などの細かな設定は『まじっく快斗』のものを踏まえています。この記事では『名探偵コナン』の軸における怪盗キッドを中心に紹介していきます。

怪盗キッドの正体は、江古田高校に通う高校生・黒羽快斗です。新一に比べ、ヘアスタイルが特徴的で癖っ毛のようにはねています。怪盗キッドの正体は黒羽快斗である、と明記されているのは『まじっく快斗』のみです。ちなみに、『名探偵コナン』にその表記はありませんでした。

しかし、『名探偵コナン』での初キッド登場回となった原作16巻では変装していない黒羽快斗状態のキッドが登場します。また、新一の幼少期の話をした55巻は幼い頃の現怪盗キッドが登場しており、本名が「黒羽快斗」と明かされていました。

怪盗キッドは現在2代目

『名探偵コナン』のなかでは怪盗キッドが2代目と明記されたことはありません。ただ、55巻で新一が初代キッドと巡り会ったとき、快斗の父であり初代怪盗キッドの「黒羽盗一」自身が初代キッドであることがわかりました。この出来事がわかたことで黒羽快斗が2代目キッドであることが判明したというわけです。

ちなみに工藤新一は父親である工藤優作の影響によって、無類の推理好きです。一方、黒羽快斗も同じように父親の影響で子どもの頃からマジックに慣れ親しんでいました。このことから2人の優秀さは幼少期時代からの積み重ねであることが非常によくわかります。

初代キッドが誕生した理由

初代キッドは黒羽盗一ですが、彼もそもそもは世界的に有名なマジシャンでした。彼が怪盗キッドとして活動することになったのは、妻である千影が怪盗淑女(ファントム・レディ)として活動していたことが理由になります。

罠にハメられた怪盗淑女を救ったとき、そのまま彼女に結婚を申し込み受け入れられた盗一は世界的に有名だった「怪盗淑女」の彼女を上回っていました。そのため彼女の存在を人の記憶から消すような存在になろうと、怪盗キッドになる決意をしたのです。

2代目キッドが誕生した理由

初代キッドは愛する女性のために誕生しましたが、2代目怪盗キッドは尊敬する父のために怪盗キッドとなっています。一度、怪盗キッドの出没が途絶えた時期があるのですが、その理由が黒羽盗一の死でした。

かつて黒羽盗一は不老不死が得られるというビッグジュエル「パンドラ」を追っていました。同じくそれを狙っていた謎の組織によって殺されたと知った快斗はその犯人を探すべく、またパンドラを破壊すべく、怪盗キッドとなったのです。

怪盗キッドは違う名前だった

現在、怪盗キッドと親しまれている名前ですが、初代キッドが登場した当時は「怪盗1412号」と呼ばれていました。なぜ「怪盗1412号」と言われていたのかというと、FBIだかCIAだかインターポールだかがつけた番号が世間に漏れ、世間では「怪盗1412号」と呼ばれるようなりました。

そして、その「1412」の走り書きを見た優作が「KID」と読み間違えたことで日本を中心に「怪盗キッド」で親しまれるようになっています。黒羽盗一自身、それを気に入っているようで、幼い新一に会った彼は、新一を「兄弟」、自分を「弟」と表現していました。

怪盗キッドといえば、彼に挑戦状を仕掛ける園子の伯父・鈴木次郎吉や彼を追う中森警部なども見所でしょう。実はこの中森警部の娘・青子は快斗の幼馴染であり、『まじっく快斗』でのヒロインになります。素顔を見慣れている幼馴染ですら正体に気付けないというのは、なかなかすごいことです。

目を引く派手な衣装やモノクルなどが彼がキッドとバレない理由のひとつでしょう。おそらく捜査にあたる人間がキッドを初代と同じと思っていることが理由のひとつかと考えられます。怪盗キッドが現れ始めたのが18年前です。現在高校2年である快斗をキッドだとは思えないことが理由ではないでしょうか。

怪盗キッドである快斗と新一の顔が瓜ふたつであることは有名でしょう。最初、快斗とすれ違った蘭が彼を新一と勘違いすることから、登場人物たちにも非常にそっくりに見えていることがうかがえます。彼らの顔が似ていることについて、同じ作者の主人公同士だから、というのも理由のひとつかと思いますが、作者の青山剛昌先生は、そっくりなことには理由があると明かしています。

あまりにも単純な説ではありますが、工藤優作と黒羽盗一が血縁関係であった可能性も捨て切れません。有希子は事あるごとに、工藤新一を「優作に似ている」と評していました。

工藤新一が優作に似ているということは、快斗も似ているということであり、その父である黒羽盗一と優作も似ていることになります。後々登場する赤井秀一・羽田秀吉・世良真純のように、苗字の違う三兄妹が登場することから、可能性がないことはないでしょう。

黒羽快斗に続き、後々新一にそっくりなもう1人の人物として沖田総司が登場します。髪型は西の高校生探偵・服部平次に似ていますが、顔立ちは蘭が気をとられるほど工藤新一にそっくりです。もちろん、快斗のときとは違い、場所も格好も別人とわかるものです。工藤新一と勘違いはしませんでしたが、彼もまたそっくりな見た目の人物になります。

沖田総司に関しては最近登場したキャラクターなので快斗のようにそっくりなことに理由があるのかどうかはいまいち判断できません。しかし、おそらく工藤新一の身代わりそのままの役割だったのではないかと考えます。工藤新一という存在が生きていることが世間にバレてはいけません。

しかし出回った噂と写真を撤回するには正体を隠しているキッドでは不可能です。そこで周りがそっくりと認めたうえで隠れる必要のない、沖田総司が登場する必要があったのではないかと考えられます。

黒羽快斗は父を殺した人物を探すために怪盗をはじめ、そのなかで「パンドラ」というものの存在を知り、謎の組織というものを知っていくことになります。この謎の組織がイコール『名探偵コナン』での「黒の組織」かと言われれば疑問ですが、黒の組織は若さにこだわっているようです。コナンや灰原哀を生み出した薬のことを考えると、彼らが不老不死になれるという「パンドラ」を求めていてもなんらおかしくありません。

黒の組織のトップである「あの方」は「烏丸蓮耶」だと推察されています。黒の組織の構成員はお酒の名前をコードネームにしていますが、『まじっく快斗』の謎の組織は生き物の種類がコードーネームです。コナンが追っている組織No.2のラムも、お酒以外に子羊という意味があります。

また、その特徴からラムは2人いてもおかしくありません。そのことから、お宝関係者が動物、薬関係者がお酒という使い分けがされており、快斗の敵も黒の組織である可能性が考えられます。

黒羽盗一はパンドラを追っていたせいで謎の組織に目をつけられ殺された、とされています。ですが、何故彼はパンドラを追っていたのでしょうか。可能性のひとつとして、不老不死になるとまで言われているビッグジュエルを手に入れれば、完全に怪盗淑女が人々の記憶から消えると考えていた可能性が推察されます。

ただ、彼ほどの知力があれば、他にやばい組織が絡んでいると知ったらパンドラからは手を引くのでしょう。もし仮に、黒の組織と謎の組織の大元が一緒だとした場合、彼がその危険を顧みずパンドラを追ったのは、自分が変装術を教えたシャロン・ヴィンヤード(ベルモット)ではないかと考えられます。

これは謎の組織=黒の組織でなければ成り立たない考察です。ベルモットの秘密を知ってしまい、なおかつ「あの方」の目的を知った黒羽盗一が、快斗同様パンドラの破壊を試みていた可能性もゼロではないと考えられます。

『名探偵コナン』でも、怪盗キッドはよく「目的なものではなかったので」と宝石を手放すことが多いですが、では彼がパンドラの破壊に成功したら、快斗は怪盗キッドを辞めてしまうのでしょうか。こればかりは、どちらとも言えないかもしれないですね。

キッドを始めた理由が父の仇を探すためで、それを知ってからは仇の求めるパンドラを見つけて破壊するために、怪盗キッドを続けていた快斗。それが終わればマジシャンになる可能性もありますが、母の仕事の後片付けのために、怪盗キッドを続ける可能性もあります。また、コナンとはいいライバル関係にあるため、コナンが新一に戻り、快斗がキッドである必要がなくなっても、たまに勝負をしに行く可能性も考えられますね。

コナンは、初めて現在の怪盗キッドに会ったあと快斗にも会っていますが、そのとき「新一に似ている」という園子の言葉に「そうか?」と訝しげな表情を浮かべました。現在、自分とキッドの素顔が似ていると知っていること、キッドとそれなり関係を築いていることを考えると、次に会ったときはその表情や仕草からキッドと快斗を結ぶこともあるかもしれません。

ただ、沖田総司の登場により、自分に似た人間=怪盗キッドと考える可能性は非常に低くなったと思います。マジシャンというだけでキッドに結びつけることもないでしょうし、コナンがキッドの正体に気付くことはないかもしれませんね。また、コナンがキッドの変装に気付く際、意外と現在の低身長を活かしていることもあるので、新一に戻ったときには変装に気付ける機会も減るかもしれません。

ここからは怪盗キッドが登場する映画を紹介します。

映画のあらすじ

怪盗キッドからロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」をいただくと予告状が届きました。そのことでコナンたちは大阪に向かいます。ですが、そこにキッドが何者かに狙撃されてしまいます。そこで、ロマノフ王朝の遺産であるエッグの保護を優先し場所を移動する一行でしたが、移動中の豪華客船内で殺人事件が起こってしまいました。

映画の見所

本作は怪盗キッドの映画初出演となった作品です。やはり、誰がキッドを狙撃した犯人で、誰がキッドが化けている人物なのか推測しながら見るのが楽しい部分ではないでしょうか。キッドの危機一髪場面やラストのシーンなどは非常に見所となっています。

映画のあらすじ

怪盗キッドから予告状が届いたと毛利小五郎に依頼がやってきます。毛利小五郎が解読したキッドの予告日には何も起きず、宝石は守られたかに思えました。

翌日、宝石を守ったお礼にと飛行機で北海道に向かっていたコナンたちです。ですが、その機内で殺人事件が発生してしまいます。そのうえ、機長たち操縦士が飛行機を操縦できない状態となり、墜落の危機に陥ります。

映画の見所

この映画はキッドが慣れたように工藤新一に変装してくるようになった最初の映画です。蘭の前だけでなく、大勢の人の前に、工藤新一として登場したキッドに度肝を抜かれる新鮮なコナンが見られます。ぜひ、そこに注目しながらキザな怪盗キッドのセリフや行動に注目してほしい作品です。

映画のあらすじ

依頼を受けた毛利小五郎はコナンや蘭、少年探偵団を連れ依頼主のいるホテルへと向かいます。そこで、隣接するテーマパーク「ミラクルランド」のフリーパスとなる腕時計を渡され流のです。けれど、コナンと小五郎だけ残るように指示されます。実は、この腕時計は期限付きの爆弾で蘭と子どもたちを人質に取った依頼人は、指示通り依頼をこなすようコナンたちに伝えます。

映画の見所

本作の見所はまさに探偵大集合なところであり、久しぶりにかっこよさを見せる毛利小五郎です。なんだかんだ協力的なキッドではないでしょうか。怪盗キッドは、自分の命が狙われている理由に関係する情報を集めるためコナンたちに近付くのです。自分の問題は自分で解決するあたり、キッドの地頭の良さがわかります。

映画のあらすじ

鈴木次郎吉はいつも通り、「宝石盗んでみろ」とキッドへの挑戦状を出しました。来るのもの逃げるのも大変な飛行船内での挑戦となりますが、キッドはそれに応戦します。やっと離陸したと思いきや数日前、東京の施設から殺人バクテリアを強奪した武装集団より、船内にバクテリアを撒いたという連絡が来たのです。

映画の見所

「天空の難船」は怪盗キッドとコナンが正式に手を組んだ作品です。やはりこの2人の共闘には胸が熱くなります。また、おそらく本作で最大の見所となるのは、蘭とキッドの場面でしょう。蘭はキッドに対してとある勘違いをしてしまうのですが、そこは新一と蘭のコンビが好きなファンにはドキドキの場面を観ることができます。

映画のあらすじ

鈴木次郎吉は焼失されとされるゴッホの2番目のひまわりをオークションにて落札します。世界中にあるひまわりを集めた、ひまわり展開催を宣言しました。キッドカードの登場やその後の飛行機事故により、キッドが悪者として仕立て上げられそうになります。そんな中、コナンはその違和感に気付き、事件の真相を追うことになっていきます。

映画の見所

コナンは怪盗キッドとコナンは天敵同士であり、相容れないながら、なんだかんだ本来のキッドついて理解をしています。そのため、当たり前のように工藤新一に変装するキッドや相棒感、迫力のある演出などが本作の見所です。業火の向日葵は怪盗キッドの優しさもうかがえる映画となっています。

映画のあらすじ

園子の恋人である京極の試合を見に、蘭たちはシンガポールへ行くことになりました。ただ、パスポートの取れないコナンは泣く泣くシンガポールへ行く諦めることになります。しかし、キッドの手引きによりコナンはシンガポールへと不法入国させられ、アーサー・ヒライとして殺人犯にされようとしているキッドの手助けをすることになりました。

映画の見所

「紺青の拳」は怪盗キッドがこうしてコナンに大々的に頼ったのは初めてです。今まで怪盗キッドが自主的にコナンの手助けをしたり、コナンが怪盗キッドに手助けを頼むことがあっても、頼ることは初めてに近い出来事です。本作品のメインはやはり京極と園子になりますが、最後の最後で成長を見せた蘭の姿にも注目していきたいところです。

怪盗キッドはコナンの最大のライバルと言ってもいいくらい注目すべき人気キャラクターです。怪盗キッドの正体は『まじっく快斗』を読んだほうが詳しくわかりますが、『名探偵コナン』が終わるとき、コナン軸ではどんな結末を彼が迎えるのかとても楽しみな作品となります。

今後、どういった展開になっていくのか、どんな結末を迎えるのかに期待が高まります。

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/515FUck36tL.jpg