【伏線未回収最終回】10選【打ち切り?】
誰にでも楽しく読まれる漫画作品。
年齢や性別を問わず、老若男女から愛されるとても身近な娯楽です。
しかし、たとえ以前に話題を博した漫画であろうと、一度人気を失えば復活は難しいもの。
一度人気を失ってしまえば自ずと「打ち切り」の可能性が高まります。
打ち切りになれば「作者が本来想定していた終わり方」ができません。
そのため、張っていた伏線を回収できなかったり、中途半端な最終回を迎えることになります。
あまりにひどい最終回を迎えた作品はネットで話題になることもあり「絶対打ち切りだろ」とレッテルを貼られることに。
今回は、そんな「ひどい最終回」をピックアップ。
「ひどい最終回を迎えた作品を10作」ご紹介します。
決して「打ち切りになった」ということが明らかになっているわけではありません。
その点ご注意のうえお読みください。
【伏線未回収】LIAR GAMEの最終回【打ち切り?】
まずご紹介する1作目は「LIAR GAME」です。
かつては戸田恵梨香・松田翔太が主演となりドラマ化・映画化もされた作品。
一般的な認知度・人気も高く、非常に話題となりました。
大金を賭けて様々な「ゲーム」が行われる作品で、個性的なキャラクターたちが知略を活かして戦うさまが人気を博した作品です。
そんな「LIAR GAME」は原作漫画が「週刊ヤングジャンプ」にて2005年12号から2015年8号まで連載。
最終回の「闇が深すぎるエンド」はインターネットでもとても話題になりました。
物語中の核心に迫ろうとした主人公が「権力による圧力で揉み消される」という終わり方。
非常に「あっさり」としています。
揉み消されたことにより「想像よりも闇が深いってことだ」というセリフで終了。
続編を作ろうと思えば作れるラストではありますが、あまりにも唐突な終わり方に驚きを隠せない読者も多かったようです。
【伏線未回収】シャーマンキングの最終回【打ち切り?】
アニメ化もされ知名度も高い週刊少年ジャンプの漫画「シャーマンキング」。
有名な作品でしたが、最終回付近はアンケート順位が最下位付近と低迷していました。
結果的に打ち切りとなったようで、まさかの「夢オチ」。
「プリンセスハオ」で終了という、意味不明なラストでした。
また「みかん」と「未完」がかけられていることも有名。
「おわり」の文字の隣に「みかん」のイラストが描かれているのですが、これが「物語の未完」を示しています。
謎すぎる終わり方と「みかん」、どちらも話題に富んでいる最終回でした。
【伏線未回収】焼きたて!! ジャぱんの最終回【打ち切り?】
この作品もアニメ化され、知名度も高い作品である「焼きたて!! ジャぱん」。
週刊少年サンデーにて連載されていた料理漫画でした。
あくまで「プロのパン職人として理想のパンを作る」というテーマが存在しています。
しかし、最終回はパン職人を辞め、リュウやケンと戦い続けるという意味不明な終わり方を迎えています。
主人公も「ダルシム」へと姿を変えており、リュウやケン、つまり「ストリートファイターII」の世界に変貌してしまったのです。
意味不明なうえに、最後のコマが「なんやて!?」という一言。
読者側が言いたいセリフかもしれませんね。
料理漫画兼ギャグ漫画でもあった側面があるとはいえ、本質から外れ過ぎていたラストでした。
【伏線未回収】世紀末リーダー伝たけし!の最終回【打ち切り?】
週刊少年ジャンプにて連載されていた「世紀末リーダー伝たけし!」。
こちらの作品は展開が謎進展したりジャンルが変わったりはせずに順調に進んでいました。
しかし、なんと作者が逮捕されてしまい、そのまま最終回を迎えることに。
最終回というよりも「編集部から連載終了の挨拶」が掲載されるという終わり方になりました。
他の作品とは毛色の違う終わり方ですが、こういう終わり方もあるんだなということを知らしめました。
ちなみに、作品自体は後にしっかりと完結まで描かれています。
【伏線未回収】東京大学物語の最終回【打ち切り?】
東京大学物語は、1992年〜2001年、9年間連載されたラブコメ作品です。
「ビッグコミックスピリッツ」にて連載されていました。
この作品は性描写を含めた恋愛模様が描かれている作品なのですが、終わり方が秀逸。
なんと、小学4年生のヒロインの「妄想だった」というオチ。
かと思いきや、そんな女の子がいたらいいなと主人公が妄想しているオチ。
と思いきや、さらにまたヒロインが「なんて考える男の子がいたらいいな」と妄想…。
という、エンドレスに妄想がループするラストでした。
9年間作品を追いかけ続けたファンからすると、何とも言えない複雑な心境になったことでしょう。
また、露骨な性描写もされている作品ですから「いくらマセてても小学4年生」がそんな妄想するか…?
という疑問も持たされるラストでした。
【伏線未回収】ヤオヨロズガールの最終回【打ち切り?】
ザ・投げっぱなしというラストの言葉が相応しいのが「ヤオヨロズガール」。
単行本も途中の2巻までしか発売されておらず、最終話は収録されていません。
打ち切り濃厚です。
「今度こそ見つけた…」、「両親の仇!!」で終了。
力強い表情がドアップで描かれる迫力のあるコマですが、主人公が最終話に登場すらしていないというのも驚きのポイント。
まさかの終わり方という意味で、ネットでは有名な作品です。
【伏線未回収】武士沢レシーブの最終回【打ち切り?】
次に紹介するのは武士沢レシーブ。
こちらの作品の最終回は「年表エンド」として有名です。
2ページを年表として利用して、ダイジェストで物語を無理矢理完結させています。
どうやら20話で打ち切りになったため、伏線等を回収するためにこのような形式になったそうです。
終わり方としては衝撃的ですが、ダイジェストの年表とはいえ「その後」を見せてくれたのはファンからすれば喜ばしいポイントかもしれません。
【伏線未回収】男坂の最終回【打ち切り?】
男坂は、「週刊少年ジャンプ」で半年ほど連載され、打ち切りになった作品。
こちらの作品の最終回はとても潔いラストになっているのが有名。
ラストページにデカデカと「未完」とはっきり書かれています。
作者本人も後に「つまらなかったから打ち切りになった」と振り返っています。
その終わり方のインパクトなどを含め「打ち切り漫画のレジェンド」と呼ばれることも。
しかし、2014年6月9日からウェブコミックの「少年ジャンプ+」にて不定期連載がスタートしています。
【伏線未回収】SILENT KNIGHT翔の最終回【打ち切り?】
先ほど紹介した「男坂」と同じ作者「車田正美」が描いた作品です。
大ヒットした「聖闘士星矢」の路線を引っ張って連載スタートしたものの、人気を得ることは叶いませんでした。
13週という短さで連載終了となりました。
最終回のラストは「NEVER END」と見開きでデカデカと書かれ、インパクト抜群。
男坂同様に、最終回のインパクトの強さが話題となっています。
【伏線未回収】極黒のブリュンヒルデの最終回【打ち切り?】
最後にご紹介するのは「極黒のブリュンヒルデ」です。
こちらはアニメ化もされた作品ですが、漫画が唐突な終わり方をしてしまいました。
物語は普通に展開し、順調に進んでいました。
しかしそんな中で唐突に終了してしまったために、ありとあらゆる伏線を回収することなく終了してしまったのです。
伏線はもちろん、謎も数多く残ったまま終わりを迎えたため、ファンからすれば続きが気になって仕方のないラストとなってしまいました。
最終回のひどい漫画についてまとめ
今回は最終回のひどい漫画を紹介してきました。
「未完」のように打ち切りをはっきりと主張する漫画もあれば、本当に唐突に終了する作品など、様々なパターンがありますね。
また、年表でダイジェストにまとめるという斬新なラストもありました。
人気を得られなければ必然的に打ち切りの可能性は高まります。
自分が「好きだ!」という作品がある方は、積極的に人気投票やアンケートで票を入れるようにしましょう。
その1票が、打ち切りを回避する貴著なアクションになるかもしれません。