意外と見落としがち!まな板の除菌
ほとんどの調理において必要なアイテム、まな板。毎回洗剤で洗ってるから大丈夫…なんて思っていませんか?キッチンで使用するスポンジや布巾、また食器類や調理器具はこまめに除菌している方も多いはず。しかし意外と見落としがちなのが、まな板の除菌や漂白です。まな板の除菌や漂白は自己流で済ませずに、正しい洗浄方法で定期的に実践することで効果に大きな差が出ます。そこで今回は、まな板の除菌・漂白方法やおすすめアイテム、気になる頻度などについてお届けいたします。
まな板の雑菌に要注意!食中毒の原因にも
まな板には直接食材をのせて作業しますよね。それだけでも衛生面が心配ですが、まな板での作業には包丁がつきもの。まな板には包丁による見えない傷が縦横無尽についているんです。傷に細菌が染み込み、まな板に細菌が繁殖すると食中毒を引き起こす原因になってしまいます。食中毒を起こす細菌には、加熱不足の卵や肉・魚料理が原因となりやすい「サルモネラ菌」、0157や0111など、加熱不足の肉などが原因となりやすい「腸管出血性大腸菌」、そして「黄色ブドウ球菌」などが挙げられます。家族を食中毒から守るためにも、まな板は定期的に除菌し常に清潔に保つ必要があると言えます。
毎日の基本的なお手入れ方法
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使うたびに汚れが蓄積するまな板。使用するたび最低限のお手入れをするようにしましょう。
1.汚れを落とす
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まず、まな板の汚れを落とします。大まかな汚れは水でサッと流し、魚や肉の切れ端はきちんと念入りに落とすように。除菌効果のある台所用洗剤や粗塩など粒状の物をまぶし、木製まな板ならタワシで擦ります。木製以外はスポンジを使ってください。すすぎも流水で念入りに行い、まな板に汚れが残らないようにしましょう。
2:除菌する
まな板の各素材に合った方法で除菌します。詳細はこの後解説いたしますが、除菌の際はまな板を傷めないよう注意してください。
3.乾燥させる
水分を拭き取り、十分乾燥させます。せっかく汚れを落としても、まな板が湿った状態で保管してしまうとカビや雑菌が繁殖する原因となりますので、しっかり乾燥させるようにしてください。まな板の収納場所についても後述いたしますが、風通しの良い場所に収納してください。
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いつも清潔なまな板に!おすすめの除菌方法
いつも清潔な状態で使いたいまな板。おすすめの除菌方法をご紹介します。
いつも清潔なまな板に!おすすめの除菌方法1:食器用洗剤で除菌
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まな板を洗い、しっかり水分を拭き取ったら食器用洗剤の原液を塗布します。洗剤はフライ返しやゴムベラで伸ばすなどして、まんべんなく塗るようにしてください。まな板1枚に対して、原液約8ml(大さじ1/2杯)が目安量です。
約20分ほどおいて、洗剤が残らないよう水でしっかりと洗い流し、乾燥させます。
木製まな板は避けるように
木製のまな板に除菌効果のある食器用洗剤を付着させたまま置いておくと、洗剤が染み込んでしまう可能性があります。木製のまな板は、次に紹介する熱湯をかける方法で除菌してください。
おすすめ除菌アイテム:除菌ジョイ コンパクト 食器用洗剤
除菌ジョイ コンパクト 食器用洗剤 本体 190mL
価格
¥ 109
商品サイズ (幅×奥行×高さ) :5.1cm×5.1cm×16.9cm
原産国:日本
内容量:190ml
99.9%除菌でまな板だけでなくスポンジやふきんの除菌ができる食器用洗剤。移り菌を防ぎます。
いつも清潔なまな板に!おすすめの除菌方法2:熱湯消毒で除菌する
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熱湯をかけて除菌する方法は簡単でありながら除菌もしっかりできる方法としておすすめです。熱湯消毒なら、包丁なども一緒に除菌することができるので便利です。熱湯消毒の際に気を付けたいのが、まな板を使った直後の熱湯はNGということ。使用直後に熱湯をかけるとタンパク質が凝固してこびりついてしまうので、あらかじめ中性洗剤でよく洗っておいてください。
熱湯消毒は木製のまな板であれば問題ありませんが、プラスチック製は必ず耐熱温度を確かめるようにしてください。耐熱性であれば70~80度のお湯で十分効果があります。
いつも清潔なまな板に!おすすめの除菌方法3:アルコールスプレーを使う
あらかじめ洗って水分を拭き取ったまな板に、アルコールスプレーや市販の除菌スプレーを吹き付け、もう一度拭きます。調理前も気軽に行える方法としておすすめです。
まな板を除菌する頻度ってどれくらい?
毎日の除菌は使うたびに
まな板の除菌は、「使用前」と「使用後」に行うのがおすすめです。まな板は使うたびに雑菌を洗い流すことが基本となりますので、毎日の除菌は使うたびに行うようにしましょう。
本格的な除菌は週1回の頻度を目安に
これからご紹介する、塩素系漂白剤などを使った本格的な除菌の頻度は週1回程度を目安に行うのがおすすめの頻度です。また梅雨時などはこまめに除菌するのがおすすめです。
真っ白なまな板に!おすすめの漂白方法
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ここでは、まな板の汚れや臭いが気になってきた時に行いたい、おすすめの漂白方法をご紹介します。
真っ白なまな板に!おすすめの漂白方法1:塩素系漂白剤を使って漂白
塩素系の漂白剤を使用した、まな板の漂白方法です。
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まず、まな板を中性洗剤でよく洗い、十分にすすぎます。次に、ボトルに表示してある濃度に従って洗い桶一杯に漂白液を作り、まな板をひたします。水面から出ている部分には布巾などをかけてください。30分ほどつけ置き、終わったら水で良くすすぎます。そしてしっかり乾かしてください。
真っ白なまな板に!おすすめの漂白方法2:酸素系漂白剤を使って漂白
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酸素系の漂白剤を使ったまな板の漂白方法も、先ほどの塩素系の漂白剤を使った方法とほとんど同じになります。酸素系か塩素系かの違いですが、漂白力は塩素系の方が強いです。酸素系には独特の臭いがないことが特徴です。また、酸素系の漂白剤は塩素系に比べて手荒れが気にならないという声もありますので、手荒れに悩まれている方は酸素系を使ってみてください。
漂白方法は塩素系漂白剤の方法と同じように、まずまな板を中性洗剤でよく洗い、すすぎます。漂白剤をボトルに表示してある通りに漂白液をを作り、まな板をひたします。30分~60分ほどつけ置きし、終わったら水ですすぎます。そして完全に乾かします。
おすすめの漂白アイテム:オキシクリーン
引用: https://i2.wp.com/nomad-saving.com/wp-content/uploads/2017/09/oxiclean01.jpg?w=728&ssl=1
オキシクリーン 1500g
価格
¥ 1,950
内容量:1500g
洗剤の世界的ブランド・オキシクリーン。台所アイテムから衣類まで、様々な場面で驚きの洗浄力を発揮します。
除菌後のまな板の収納場所は?
除菌・漂白後のまな板の収納も、場所によっては除菌効果の低下や、雑菌の繁殖につながる可能性があるので注意が必要です。
風通し良く湿気が少ない場所に収納
除菌後のまな板は、高温多湿の場所を避けて収納するのが一番です。風通しが良く、湿気の少ない場所に保管するようにしましょう。台所のシンク脇は高温多湿の場所なので置かないように。また、蛇口ハンドルの周辺も雑菌が繁殖しやすい場所なので避けるようにしてください。
こまめなお手入れ&除菌でいつも清潔なまな板に!
まな板のお手入れ方法、そしておすすめの除菌・漂白方法や頻度、収納場所についてお届けしました。意外に見落としてしまうまな板の除菌。除菌しないでおくと雑菌が繁殖し、食中毒を引き起こす原因になってしまいます。まな板は定期的なお手入れが必要で、それを継続して行うことが大切です。ぜひ今回のまとめを参考に、まな板の除菌を習慣にしていつも清潔なまな板で料理してくださいね。大切な家族を食中毒から守りましょう。