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コーヒーは酸味があるから好き?嫌い?苦味と酸味の関係と酸味の謎

2024.02.25

コーヒーと言えば苦味を思い浮かべる人も多いかと思います。その一方で、最近耳にする「酸味のあるコーヒー」。新しくできたカフェで、飲んだことがある方もいるのではないでしょうか。苦みのあるコーヒーと一体何が違うのか。今回はこの酸味のあるコーヒーの謎に迫ります。

  1. 近年のコーヒートレンド≪酸味のあるコーヒー≫って何?
  2. 浅煎りコーヒーがおいしい秘密-1.果実感ある良質な酸味
  3. 浅煎りコーヒーがおいしい秘密-2.酸味の種類
  4. 浅煎りコーヒーがおいしい秘密-3.苦みのある深煎りコーヒーとの違い
  5. 浅煎りコーヒーがおいしい秘密-4.苦味と酸味の関係
  6. 浅煎りコーヒーがおいしい秘密-5.酸味のあるコーヒーとミルクの相性
  7. 浅煎りコーヒーがおいしい秘密-6.おいしくない酸味はあるの?
  8. コーヒーの酸味を味わうおすすめ産地
  9. コーヒーの酸味を味わうおすすめ産地-1.ケニア
  10. コーヒーの酸味を味わうおすすめ産地-2.エチオピア
  11. コーヒーの酸味を味わうおすすめ産地-3.コロンビア
  12. まとめ
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引用: https://www.instagram.com/p/BSOcgUQgg5A/media/?size=l
コーヒーと言えば、苦くて濃くて目が覚める飲み物を想像する人が多いかと思います。大手カフェチェーン店や喫茶店で飲むコーヒーのほとんどは、苦いコーヒーが主流です。しかし、最近では酸味のあるコーヒ―を扱うお店が増えてきました。
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この酸味のあるコーヒーは「サードウェーブコーヒー」と呼ばれ、近年のコーヒーのトレンドです。コーヒー豆の個性を最大限に引き出すことを重視して、深煎りではなく浅煎りの焙煎を行っています。浅煎りコーヒーの特徴は、苦味ではなく酸味にあります。

サードウェーブコーヒーとは?

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「サードウェーブ」とは、コーヒー豆の生産から1杯のカップそれぞれの工程における品質管理やトレーサビリティに重きを置いた考え方をもとに起こった、一つのムーブメントです。コーヒーに携わる人々がコーヒーの源流である生産地を重要視し、その味わいの個性を最大限に引き出そうとする動きが広がっています。
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サードウェーブコーヒーの特徴は「単一国単一農園で生産され、トレーサビリティの明確なシングルオリジンコーヒーを使用すること」「コーヒー本来のフレーバーを最大限に楽しめる浅煎りコーヒーを提供すること」「ハンドドリップでコーヒーを抽出している」ことが挙げられます。
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酸味と言われて連想するのは、梅干しやお酢などのシャープな酸味ではないでしょうか。口がすぼまるような酸っぱさ。しかし、コーヒーの酸味はそう言ったものではありません。柑橘系の果物やベリーなどを連想するような、フルーティーな酸味です。
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浅煎りのコーヒーは、苦みではなくフルーツを思わせる酸質を感じることができるのです。決してネガティブな味わいではなく、良質な酸味です。品質の高いコーヒー豆では、糖度も高く甘さが伴った酸質を楽しむことができるため、まるでフルーツジュースのような質感を味わえるコーヒーもあるほどです。
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コーヒーの酸味は大きく分けると3種類あります。「柑橘系の果物を思わせる酸味」「イチゴやブルーベリーなどのベリー系の酸味」「桃や杏などのストーンフルーツ系の酸味」です。これらの成分はクエン酸や酒石酸をはじめとする酸の一種です。そのため、酸味を感じることができるのです。
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コーヒードリンクの提供を専門として行うバリスタは、様々な味わいやフレーバーを持つコーヒーを比喩表現を使って言い表します。例えば「グレープフルーツのような酸質を味わえるコーヒー」などで、実際に果汁が入っているわけではありませんが、それに近い酸味を味わえるものもあります。
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一方で、しっかりとしたコクと複雑な味わいを楽しめる苦味のあるコーヒーもあります。いわゆる深煎りのコーヒーで、日本でも古くから親しまれてきました。喫茶店やチェーン店など、多くの場所で飲むことができます。酸味のある浅煎りコーヒーとは何が違うのでしょうか。
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浅煎りと深煎りのコーヒーの違いは、「焙煎の時間」です。焙煎の時間が長ければ長いほど深煎りになり、短ければ浅煎りとなります。焙煎の時間が長いと、コーヒーに含まれている成分が化学変化を起こし炭化します。そのため、深煎りコーヒーは苦くなるわけです。
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焙煎時間が長いほど、浅煎りから深煎りへと味わいが変わってきます。焙煎は、コーヒー豆に火を加え加熱をしていきます。加熱によってコーヒー豆の成分が化学変化を起こし、クエン酸をはじめとする酸味の成分が徐々に炭化し、苦味へと変化していきます。
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その焙煎の度合いによっては、酸味と苦味のバランスよく調和したり、濃厚な苦味が楽しめたりと、多様な味わいが表現できます。焙煎によって、酸味と苦味の味わい方が変わってくるのです。コーヒーを選ぶ際は、その焙煎度合いで選ぶと良いかもしれません。
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カフェラテやカフェオレなど、ミルクと合わせて楽しむのもコーヒーの醍醐味です。味わの違う浅煎りと深煎りで、ミルクとの相性は変わってくるのでしょうか。

浅煎りコーヒーとミルク

浅煎りは酸味が特徴のコーヒーです。ミルクとの相性は場合を選びます。カフェラテやカプチーノなど、エスプレッソを使ったコーヒーであれば、ミルクとの相性は抜群です。ベリー系の酸味を持ったコーヒーとミルク、チョコを加えたカフェモカは、アポロチョコレートのように甘くおいしいです。
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浅煎りコーヒーは、その種類によって様々な味わいが楽しめるのが特徴のひとつです。エスプレッソとミルクとの組み合わせひとつで、味わいの幅も広がってきます。
ただ、ドリップコーヒーを使ったカフェオレでは、ミルクと酸味のバランスが取れず、あまりおいしくないです。浅煎りコーヒーを使ったカフェオレは、あまり見かけません。

深煎りコーヒーとミルク

深煎りコーヒーとミルクは、カフェオレでもカフェラテでも美味しく楽しめます。上質な苦みとミルクのコントラストは、やはり鉄板です。深いコクのあるコーヒーはミルクに負けることがなく、ホットでもアイスでもミルクの中においしいコーヒーの味わいを楽しむことができます。
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フルーツを思わせるおいしい酸味もありますが、おいしくない酸味もあります。それは、酸化したコーヒーの酸味です。良質な酸は、甘みや香りなど、そのほかの味わいを伴っており、奥行きがあります。それに対して、酸化した酸味は、単純に酸っぱく、シャープでとがった印象があります。
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コーヒーは農産物であり、世界各国で生産されています。産地が異なると、その酸味も変わってきます。酸味を楽しめる主要なコーヒーの産地を紹介します。
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ケニアの浅煎りコーヒーを飲んで、衝撃を受ける人は非常に多いです。ドライフルーツやベリー系のフルーツを連想するような濃縮感ある酸質が楽しめます。また、良質なケニアは深煎りでも苦味と酸味のバランスを楽しむことができます。ぜひ一度飲んでいただきたいコーヒーのひとつです。
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エチオピアのコーヒーも酸味を味わうには最適です。柑橘系からベリー系まで、種類によって幅広い味わいを楽しむことができます。また、エチオピア特有の花のようなフローラルな香りも楽しむことができ、多くのコーヒー好きを魅了している産地です。
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コロンビアのコーヒーは、クリーンで透明感のある酸味を楽しむことができます。グレープフルーツやオレンジなど、柑橘系の酸質を持つコーヒーが多く、浅煎りから深煎りまで多くの種類があります。日本でも比較的多くのカフェで取り扱っているコーヒーです。ぜひ一度ご賞味あれ。
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酸味のあるコーヒーの謎と、苦味との関係をご紹介してきました。コーヒーひとつをとっても、様々な味わいが楽しめます。この多様性こそがコーヒーの良さではないでしょうか。カフェやコーヒースタンドに行った際には、これまでの苦いコーヒーにとらわれず、浅煎りのコーヒーも試してみましょう。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/CK20160626595413_TP_V1.jpg