ミントの正しい使い方や薬草としての効能について
ミントはハーブティーや歯磨き粉、化粧品等として、一般的に流通しています。ミントは西洋ではハーブと呼ばれますが、和名ではハッカと言われ漢方薬に属します。ハーブも、薬草という意味合いがあります。
ミントはシソ科ハッカ属の多年草で、一度庭に植えると冬季は枯れますが、春になると必ず芽を出す生命力が旺盛なハーブです。メントールが含まれており効能としては、解熱、発汗、健胃、清涼、口臭予防、安眠効果、血圧降下作用があります。また、虫除けのハーブとしても、使用されています。
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ミントの種類とハーブティーの正しい効能や飲み方
ミントティーの薬効を期待した正しい飲み方として、飲みすぎには注意を払わなければならない点があります。ミントに限らずハーブ類は、効能もありますが副作用も強い薬草としてとらえておいて下さい。ネットや雑誌では良い効能ばかりを挙げますが、ハーブのスペシャリストはハーブの容量や期間を厳しく限定しています。
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ハーブで毎日朝から晩まで摂取しても良い物は、1つもありません。ハーブは、薬です。正しい容量と期間を守り頂きましょう。ミントの場合は、3日おき程の期間を置いて、摂取するようにお願いいたします。メントールが多く含まれるミントは、安眠や沈静効果の強い薬草となります。それに伴い、日常的に毎日続けて摂取すると体温降下、血管の拡張作用がありますので血圧降下で低血圧症になります。整腸作用や沈静効果もありますが、メントールの刺激性が強まり過ぎると胃腸炎を引き起こすこともあります。メントールは、刺激物だと言うことを考慮してミントを摂取しましょう。
スペアミント
スペアミントは、ミントティーやお菓子などにも多く使われます。葉は柔らかく香りも良く、味わいもおいしく人気の高いミントの種類です。ミントのハーブティーとして多く使われるのは、このスペアミントやペパーミントになります。
ペパーミント
ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントが交配して出来た品種です。メントールの清涼感が程よくて、ハーブティーとして1番愛飲されているのがこのペパーミントになります。ケーキやゼリーなどのスイーツへの飾りつけとしても、ペパーミントは多く使われます。
ブラックペパーミント
ブラックペパーミントはミントの品種の中では、茎や葉脈に黒い色が入った園芸用としてもおしゃれで見栄えが良いミントです。家庭で育てれば、葉は薄く柔らかいミントで育てやすいミントになります。香りが強くハーブティや料理に使える、最良のキッチンハーブです。
ミントの効能を活かす健康に良い料理への利用方法
ミントとパンとの相性はとても良く、朝食のトーストとして、ハムやトマトやチーズと共にミントの葉をパンに乗せてトースターで焼くと、香りが良くおいしい朝の朝食になります。また、パンにバターを塗り、ミントの葉を乗せて焼いても、香ばしくて香りの良いパンに焼きあがります。チョコソースとミントの葉を合わせ、トースターで焼いてもおいしく頂けます。ハーブティーと一緒に、頂くと朝から健康で過ごせます。
料理のメインディッシュの付け合せとしても、ミントの葉は活躍できます。特に、脂の多い肉魚料理との相性は良くスッキリとした味で頂けます。
ミントの効能を消さない正しい保存方法
ミントの効能を長く保ちたいのは、ハーブ愛好家としては願うところです。ミントの葉を購入しても庭から収穫したとしても、生のフレッシュなミントは良く洗いましょう。生の葉のままで使用するときには、袋にいれて冷蔵庫で保存します。生の葉でのフレッシュミントのハーブティーは、500ccのティーポットに一掴みのミントの葉を入れて熱湯を注ぎ5分蒸し、おいしいミントティーを淹れ出して下さい。とてもおいしいですが、ミントの副作用のことも考慮して、くれぐれも飲みすぎには注意をしましょう。
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ドライミントの作り方は、良く洗ったミントを逆さに吊るして、一週間ほど陰干しにします。良く乾いたら、保存容器に入れてドライハーブの茶葉として使用します。時間がないときには、大皿にミントを入れて、電子レンジでフタをしないで5分ほど過熱すれば、ドライミントがすぐに出来上がります。ハーブティーは、乾燥葉をティースプーンで1~2杯を500ccのティーポットで淹れて頂きます。3時のお茶の時間に頂くだけで効能は充分です。身体に良いからと、一日中ミントティーを飲むと、メントールの刺激で腹痛や下痢、低血圧を引き起こしますので飲みすぎにはくれぐれも注意をしましょう。(注意:ドライミントの葉は、虫やダニ予防として容器ごと冷蔵庫で保存をしましょう)
ミントの効能をそのままにスイーツも健康的に頂きましょう
ミントはお菓子やスイーツとしてもおいしく頂けます。特に、チョコレートとの味の相性は良く、子供にも大人にも大好きなおやつとなっています。
ミントを使ったケーキやクッキー、パフェの数々です。豪華絢爛で、甘い物好きにはうれしいスイーツです。ミントの成分はそのまま、スイーツと一緒に摂取が出来ます。甘くても健康に良い、理想的なスイーツです。
ミントとチョコレートに、オレオをデコレーションしたホールのミントケーキです。お祝いごとに、おすすめです。ミントの成分も、たくさん頂けます。
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午後のアフタヌーンティーに、ミントを飾り華やかなテーブルで憩いの一時を。ミントをほんの少し飾り付けると、スイーツの彩りが良くなり、健康的なティータイムを演出できます。
ミントの効能が高い健康に良いお酒モヒート
モヒートは、ラム酒とミントで作るカクテルです。キューバのハバナが発祥の地の有名なカクテルで人気があります。ミントを多く使うので、味は刺激的ですが健康には良いカクテルです。日本人には、ミントもラム酒も薄めに作るほうが合っています。飲みすぎには、特に注意を。
ミントの効能を美容に取り入れて美肌やアロマで美しくなる
ミントのハーブバス
ミントの葉を湯船に浮かべるミントバスは、夏のハーブバスとしてはとてもおすすめです。体温を下げて清涼感を与えるメントールが、肌をひんやりと心地良く美肌に保ちます。虫除けの効果もあり、夏の蚊などの虫除けにも良いハーブバスとなります。ただし、ミントの量が多すぎると、体温を下げすぎたり、肌がメントールの刺激で荒れて痛くなる副作用もあるので注意をしましょう。
ときにはこのような、アレンジバスタイムはいかがでしょう?アロマなミントの葉と庭に咲くバラの花とでハーブバスです。優雅な一時を過ごせます。
ミントの足湯
ミントオイルでアロマ効果も得られる足湯です。夏にはさっぱりとして清涼感があります。
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ミントのアロマオイルです。香りを楽しめリラックス効果や安眠効果があります、
ミントのエッセンシャルオイルで美しい美肌になれる足湯です。洗面器にお湯を張り、ミントオイルを一滴か二滴をたらして足湯を行います。アロマな香りでのリラックス効果と、美肌になる効果があります。ハッカ油は、良質のミントオイルとしておすすめです。
ミントの入浴料
夏になると、ミント成分の入浴料が発売されます。ミントの葉やオイルでのバスタイムも良いですが、入浴料を湯船に入れて簡単にバスタイムを楽しむこともおすすめです。清涼感と清潔な美しい素肌を作ります。クナイプのスーパーミント入浴料は、美肌を作る入浴料として特におすすめします。
ミントの効能が美肌を作るミント成分配合のスキンケアグッズ
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ミントの成分を配合した、アロマ効果も高いスキンケアグッズです。ミントは、素肌を清潔に保ちますので、ソープやシャンプーとして美容にはよく使用されています。シャンプーは、フケ予防としてミントを配合するシャンプーもあります。汚れをすっきり落とすので、美容には適したハーブと言えます。
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馬油とミント成分配合の、ミントクリームです。すっとした使用感で、素肌を清潔で潤いのある状態にするクリームです。消炎作用のあるミントは、素肌のトラブルの解消に良い成分と言えます。
ミントの飲みすぎ食べ過ぎは副作用を伴うので要注意!
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本文でも度々お話しましたが、ミントは効能として消炎作用や高血圧予防の効能があります。健康に良いからと言って、けっして飲みすぎたり食べすぎたりはしないようにしましょう。メントールの刺激で胃腸障害や肌荒れを起こします。
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また、血圧の降圧効果があるミントティーの飲みすぎは特に危険です。毎日ミントを飲食をしていると、血圧が下がり過ぎてしまい低血圧症になってしまいます。めまいや立ちくらみが治まらなくなり、病院に行くようになるケースもあります。毎日飲み続けたり食べ続けられるハーブは無いほど、ハーブの効力は絶大です。3日に1回程度の摂取を心掛けてください。過ぎたるは及ばざるが如し、ミントの飲みすぎ食べすぎには気を付けましょう。
まとめ
ミントは効能や副作用を理解して、美容や健康に利用すれば優れた薬草と言えます。広く一般的に知られるハーブで親しみがあるミントの、その使用方法を理解して美容と健康に取り入れてみましょう。ハーブティーや料理、アロマやスキンケアに、ミントを正しく使用して健康で美しく毎日を過ごしましょう。