髪をすくと髪が傷む?
髪のボリュームを抑えたい時、髪をすく人も多いと思います。美容室でもよくやってもらうと思いますが、髪をすくことで髪が傷むという話も耳にします。髪をすくと髪が傷むというのは本当なのでしょうか。髪をすくことのメリット・デメリットも知っておきましょう。
毛質によっては傷む人もいる
毛質によっては髪をすくと傷む人もいます。髪をすくと傷んでしまうのは、髪の毛が細い、髪の量が少ない、ハリやコシがない、枝毛が多いなどの毛質の人です。逆に剛毛、髪の量が多い、ストレートなどの毛質の人は髪をすいても傷みにくい傾向があるようです。
すきバサミの切れ味が悪いと髪が傷む
また、髪をすく時に使用するすきバサミの切れ味が悪いことも髪が傷む原因になります。切れ味が悪いすきバサミを使用すると、すいた断面がボコボコになり髪が傷みやすくなります。
髪をすくことのメリット①髪のボリュームが抑えられる
髪をすくことで、髪のボリュームが抑えられます。髪をすくことによって髪が間引かれるので髪が軽くなりボリュームが抑えられるのです。
髪をすくことのメリット②髪に動きが出しやすい
髪をすくことで髪に動きが出しやすくなります。髪をすくことで毛先が軽くなり、動きのあるスタイリングができるようになります。また髪をすくことによって、パーマをかけた時のようなウェーブ感が出せてふんわりと優しい印象にすることもできます。
髪をすくことのメリット③髪が乾くのが早い
髪をすくことで、髪が乾くのが早くなります。毛量が多いとドライヤーをかけてもなかなか乾きませんが、髪をすいて少なくすることで乾きやすくなります。
髪をすくことのデメリット①髪がパサつく
髪をすくことによって、短い髪の毛ができます。短い髪の毛が表面化してくることによって、髪の表面に毛先が出てきて、ツヤ感がなくなってしまいます。ツヤ感がなくなることで、パサついたダメージヘアのように見えてしまいます。
髪をすくことのデメリット②髪が広がる
髪をすくことで髪が短くなり、髪が立ち上がる力が生まれます。短い髪の毛が立ち上がることで、髪が広がってまとまりにくくなってしまいます。
ショートやボブの人は特に広がりやすい
髪をすくと、ショートやボブの人は特に髪が広がりやすくなります。中の髪をすいて短い髪を作ると根元の毛量は変わらないため毛先が外側に広がろうとします。ロングの人は重力で髪が下に落ちますが、ショートやボブの人は横に広がってしまいます。
髪をすくことのデメリット③髪に癖が出る
髪をすくことによって、髪の毛の間に隙間が生まれます。隙間が生まれた髪は動きが出やすくなってしまい、髪の癖が出てしまいます。
髪をすく時の注意点①すきバサミのすき率
髪をすく時には、使用するすきバサミのすき率に注意が必要です。すきバサミのすき率は、15%~20パーセントがおすすめです。
すきバサミのすき率とは?
すき率とは、ハサミでつかんだ髪のうち、どれくらいが切れるかの割合です。すき率が小さいほど一度にカットする髪の量が少なく、すき率が大きいほど一度にカットする髪の量が多くなります。
髪をすく時の注意点②すきバサミは切れ味の良いものを使用する
髪をすく時に使用するすきバサミは切れ味の良いものにしましょう。切れ味が悪いすきバサミを使用すると、髪が中途半端に切れたり、髪が傷む原因になります。
髪をすく時の注意点③髪をすく前にクシでしっかりと髪をとかす
髪をすく前に、しっかりとクシで髪をとかしておきます。しっかりと髪をとかしておかないと、切る髪の長さがバラバラになり、仕上がりが不自然になります。
髪をすく時の注意点④表面をすくのはNG
髪をすく時は、表面をすかないようにします。髪の表面をすくと、表面が不揃いになって髪が広がる原因になります。
髪をすく時の注意点⑤1回で終わらせようとしない
髪をすく時は、1回で終わらせようとせずに日をまたいで少しずつ調整していくようにします。髪をすく時は、あせらずにゆっくりと時間をかけるようにしましょう。
セルフで簡単!髪をすく方法
①髪をくしでしっかりととかします。
②髪をブロッキングします。ヘアクリップなどで、3つ~4つの束に分けてしっかりととめます。※耳から下・こめかみから上・間の中央部に分けます。
③コームで毛先を揃えながら髪をすいていきます。
髪をすく時のポイント
〇クセのある髪の人は髪を湿らせてからすきます。
〇すきバサミは縦に入れるようにします。
〇髪の毛を3回くらいねじってからハサミを入れると自然な仕上がりになります。
〇すいていく順番は後ろから前に向かってすいていきます。
〇髪をすく時は慎重に、少量ずつ調整しながらすいていくようにします。
美容室で髪をすく時の注意点
自分で髪をすく自信がない、失敗しそうでこわいという人は美容室で髪をすいてもらうようにしましょう。ただ、美容室で髪をすく時にも注意点があります。
①ざっくりしたオーダーにしない
美容室で髪をすいてもらう時に「とりあえず、思いっきり髪をすいてください」などとざっくりとしたオーダーをしないようにしましょう。「あの芸能人のような髪型にしたい」など具体的なイメージを細かに伝えることが大切です。
②美容師さんに任せっきりにしない
美容室で髪をすいてもらう時に美容師さんに任せっきりにしないようにします。いくら細かなオーダーをしていても、自分と美容師さんの出来上がりイメージが違う場合もあります。きちんと途中途中で仕上がりを確認して、美容師さんと相談しながら髪をすいてもらうようにしましょう。
すくことで傷んだ髪をケアするおすすめアイテム
すくことで傷んでしまった髪はしっかりとケアすることが大切です。傷んだ髪をケアするおすすめのトリートメントとヘアオイルをご紹介します。
おすすめのトリートメント〇BOTANIST(ボタニスト) ボタニカルヘアマスク
紫外線・カラー・パーマ・乾燥などで受けたダメージを補修できる自宅で手軽にサロン級のケアができるトリートメントです。髪の毛の内部をつなぐCMCに着目して髪本来の輝きを引き出してくれます。トリートメントに配合された11種類のアミノ酸が脆くなった髪を健康な状態へと導いて、潤いのある髪にしてくれます。
[口コミ]トロッと柔らかでクリームみたいなヘアマスクです♪ なめらかに伸びて、髪にスッと浸透します。 じっくり髪に入っていくので、表面のヌルヌル感は一切ありません。 これが嬉しい! ちゃんと髪の毛1本1本に働きかけてくれている感じがして◎ 洗い流すと、指通りのなめらかさ、髪の毛の柔らかさに感動! スルンと毛先までまとまってサラサラです☆
おすすめのヘアオイル〇 BOTANIST(ボタニスト) ボタニカルヘアオイル モイスト
毛髪のダメージやヘアカラーの褪色の原因を考えて、カラーダメージケアを追求したオイルです。ロングヘア・ダメージ毛・ストレートヘアの人におすすめ。うるおいのあるおさまりの良い仕上がりになります。
[口コミ]髪の毛がぱっさぱさで、切れ毛が多く、横にも上にも髪の毛がピョンピョンでてる状態で、これはまずいと思い、口コミの良かったこれを買いました。 まず匂いがしつこくない爽やかなリンゴの香りで良かったです。 オイルもサラサラでベタつきません。 切れ毛が完全に治った。ということは無いのですが、使う前よりは、髪の毛がまとまるようになりました!
髪をすくことのメリット・デメリットを知っておこう!
髪をすくと毛量が抑えられて、すっきりしたヘアスタイルにすることができます。ただ、安易に髪をすいてしまうと髪が傷む原因になることもあります。髪をすくことのメリット・デメリットをしっかりと知っておくことが大切です。また髪をすく時や美容室で髪をすいてもらう時は、注意点を守って慎重に髪をすくようにしましょう。