結婚式で感謝を伝える手紙：感謝を伝える
新婦が結婚式の最後に読む家族への手紙は、あなたの家族だけに宛てたものではありません。式に参列してくれた参加者全員へ向けたメッセージにもなります。自分の家族、新郎の家族、そして友達やお世話になっている方たちへ、感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
特に、両親への手紙については、結婚をしてからも両親はあなたの家族であることに変わりはありませんが、今までのようにずっと一緒に居られるわけではありません。今まで以上に、これから先、言葉に出して感謝を伝える機会は減っていきます。今までなかなか言えなかった「ありがとう」の気持ちを、結婚式では素直に伝えてみましょう。
では、どのように感謝の気持ちを伝えれば良いのか。。結婚式の感謝の手紙には、基本となる構成がありますので、その通りに作り上げるだけで後悔しない感謝の手紙を作り上げることができます。
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結婚式で感謝を伝える手紙：一般的な構成
一般的な手紙の構成は、４つのパートに分かれています。この構成に従って文章を考えると、新婦両親と新郎の家族、今日参加してくれたゲストへの感謝の気持ちも漏らすことなく伝えることができます。
①前置き ②家族とのエピソード ③新郎家族への結び ④結び
結婚式で感謝を伝える手紙：４つの構成
①前置き：親やゲストに対しての呼びかけの言葉
＜両親宛て＞お父さん、お母さん今日まで３０年間育ててくれて、本当に有難うございました
＜ゲスト宛て＞本日はご多用のところ、私たちの結婚式・披露宴にお越しくださいまして、誠にありがとうございました
②家族とのエピソード：後述する文例①～④を参考に伝えます
③相手家族への結び：後述する文例⑤を参考に伝えます
④結び：改めて、両親・ゲストへ向けた感謝と今後の抱負について述べます
＜両親宛て＞結婚をしても、私が二人の娘であることに変わりはありません。これからも私たちをあたたかく見守って下さい
＜ゲスト宛て＞今日を迎えることができたのは、ここにいる皆様が応援して下さったおかげです
結婚式で感謝を伝える手紙：手紙の長さ
あれもこれもと詰め込んでしまうと、手紙ではなく、感謝の本を作成したようなものなので、手紙である以上、構成の通りに、言いたいことを絞り込んで、１分～３分以内に纏めましょう。
特に、感謝の手紙のシーンでは、新婦さんが感極まって読めなくなる人も続出するので、自分もそうなったことを想定して、なるべく２分以内と短めにまとめておくと良いかと思います。
結婚式で感謝を伝える手紙：使わない方が良い言葉
「忌み言葉」という晴れの日には使わない方が良い、縁起の宜しく無い言葉があります。極力使用を避けるようにしましょう。
忌み言葉①重ね言葉：・いろいろ ・わざわざ ・いよいよ ・皆々様 など
＜ＮＧ文例＞これからいろいろと学んでいきたいと思います
＜ＯＫ文例＞これから多くを学んでいきたいと思います
忌み言葉②不幸不吉を連想させる言葉：・終わる ・忙しい ・流れる ・冷める など
＜ＮＧ文例＞本日はお忙しいところありがとうございました
＜ＯＫ文例＞本日はご多用のところお越しくださり有難うございました
忌み言葉③別れを連想させる言葉：・切る ・帰る ・終わる ・なくす など
＜ＮＧ文例＞最後になりましたが～
＜ＯＫ文例＞結びに～
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忌み言葉を簡単一発チェック！結婚式のスピーチや招待状、結婚式ムービーで使ってはいけない縁起の悪いタブーやNGワード | クラフトムービー
結婚式で縁起の悪いとされている忌み言葉(ＮＧワード)とは？ 結婚式のスピーチや招待状、プロフィールムービー、感謝のメッセージなどで使用すると縁起が悪いとされる言葉や漢字、言い回しは忌み言葉と呼ばれています。最近の若い世代の方は忌み言葉をそれほど気にしませんが、年配の方が多く参加する結婚式の披露宴ではなるべく忌み言葉を避けたほうが無難です。他にも忌み言葉とはちょっと異なりますが、『、』や『。』などの句読点（くとうてん）も縁起が悪いとされているので、結婚式や祝い事で使用する文章
結婚式で感謝を伝える手紙：文例①ありがとうを伝える
お父さんへの感謝を伝える
新婦とお父さんの関係では、一般的にコミュニケーション不足が指摘されています。お父さんの嫌なことを口に出すことはあっても、感謝を伝えたことはありましたか？結婚式の手紙で、「お父さんへ」と手紙が読まれると、お父さんも嬉しい気持ちになりますよ。
＜アイディア文＞お父さんへ：家族のために働いてくれたお礼
「お父さんへ。いつも家族のために、遅くまで働いてくれてどうもありがとう。仕事で忙しかったり、苦しいこともあったと思うけど、私たちには一言も弱音を吐かずにいてくれました。私も社会人になって、働くことの厳しさを知り、泣き言ばかり言ってしまうのに、お父さんは何て強いんだろうと初めて気づきました。」
＜アイディア文＞お父さんの気を緩めるエピソードをいれる
手紙を読む場面は、聞いているお父さんの方が緊張をしていることが意外と多いです。そんなお父さんのために、感謝を伝えつつも、お父さんやゲストから小さな笑みがこぼれるエピソードがあると、お父さんの気が緩んで落ち着けるかもしれません。
お母さんへの感謝を伝える
お母さんとはお父さんと対照的に、仲良し母娘なことも多く、エピソードに困らないことも多いと思います。逆に多すぎて絞れなかったりと悩んでいるかもしれません。一番伝えたい感謝の気持ちを構成に従って選んで纏めましょう。
＜アイディア文＞お母さんへ：
「お母さんへ。毎日仕事をしながら美味しい料理や家事をして、私たちの家を守ってくれてどうも有難う。お母さんが作ってくれたお菓子を早く食べたくて、学校から走って帰ってきていました。しつけには厳しかったけど、いつも私の味方でいてくれるお母さんは、私の憧れの存在です。」
＜アイディア＞お母さんにあふれる愛を伝える
いつも口うるさかったり、お母さんの大きな愛は日常には伝わってこないケースもありますが、あなたがこの世にいることが、何よりもお母さんの大きな愛によるものです。あなたがお腹にいた約１０か月間は、本当にお母さんが気を張って大切にあなたを守ってきた何にも勝る時間です。そんなあなたを生んだ時を思いだせるようなエピソードがあるのも、一つのアイディアです。
結婚式で感謝を伝える手紙：文例②ごめんねを伝える
「ごめんね」と伝えたかったエピソードは数多くあるのではないでしょうか。反抗期の時や、ささいな喧嘩からお父さんやお母さん、家族が傷付くことを言ってしまった、、など。モヤモヤして謝りたいエピソードがあれば、是非この機会に「ごめんね」と伝えるのも一つの方法です。
＜アイディア文＞：①心配させたことを謝る
「私が大学生の時、連絡もせず朝まで遊んでいたり、お父さんやお母さんに無断で友人の家に泊まったり、とても心配させることばかりしてごめんなさい。」
＜アイディア分＞：②傷付けてしまったことを謝る
「自分の存在を否定するような発言をして、お父さんとお母さんを深く傷つけてしまったことがありました。あの時は、自分にいっぱいいっぱいで、お父さんとお母さんの気持ちも考えられなかったけど、言ってしまったことをとても後悔していました。本当にごめんなさい。」
結婚式で感謝を伝える手紙：文例③尊敬を伝える
感謝の気持ちと併せて、なかなか伝えられていない、「尊敬」の気持ち。「尊敬」ってなんだろうと思うかもしれませんが、自分では出来ないことをやっている姿や、すごいなと思うことが「尊敬」です。文例を見て両親の尊敬しているところを考えてみてください。
＜アイディア文＞①尊敬を伝える
「お母さんもお父さんも喧嘩はするけれど、決してお互いの悪口を、影で言わないところが大好きです。私もそんな二人のように、思っていることは相手と直接話、決してその人がいないところでは、悪く言わないように心掛けたいと思います。」
結婚式で感謝を伝える手紙：文例④両親以外の家族へ伝える
大切な家族は両親だけではありません。兄弟姉妹に向けた感謝の気持ちや、おばあちゃんやおじいちゃんに向けた感謝の気持ちを伝えることも大切です。短いながらも、家族全員へそれぞれ感謝が伝わる内容が入っているとみんな嬉しい気持ちになります。
＜アイディア文＞①兄弟姉妹へ感謝を伝える
「小さな時から喧嘩が絶えなかったけど、私がお母さんに叱られてお菓子が食べれなかった時に、こっそり食べさせてくれたり、誰よりも家族との楽しい時間を一緒に共有できるあなたがいてくれて、本当に嬉しく楽しかったです。これからも一緒にでかけようね」
＜アイディア文＞②祖父母へ感謝を伝える
「いつも家に帰るとおばあちゃんとおじいちゃんが、私を優しく出迎えてくれるのが嬉しかったです。おばあちゃんはいつもニコニコお茶を入れて話を聞いてくれて、おじいちゃんは昔の冒険話しをたくさん聞かせてくれて、二人と一緒に過ごす時間は本当に楽しく幸せでした」
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結婚式で感謝を伝える手紙：文例⑤新郎の家族へ感謝を伝える
先ほどまでは、自分の家族へ向けた感謝の気持ちを伝える内容でしたが、文末には必ず、新郎の家族への感謝を伝えるメッセージを添えましょう。
＜アイディア文＞新郎の家族へ
「（新郎）くんのご両親、ご家族のみなさん。話下手な私ですが、いつも温かく迎え入れてくれてありがとうございます。（新郎）くんの家族の一員になれたことが私の幸せです。至らない点も多いかと思いますが、（新郎）くんと二人精一杯頑張って参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。」
いかがでしたでしょうか。構成を骨に、自分と家族のエピソードを盛り込んで、結びに新郎家族への感謝の気持ちを伝えてください。是非言いたいことが言えなかったと、後悔しない素敵な結婚式の手紙を書き上げてください。素敵な結婚式を！
