エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方1「基本知識」
風呂敷を使ったこちらのバッグ、実は縫って作られたわけではありません。簡単な結び方をおさえるだけで、だれでも風呂敷で作れるかばんなんです。結び方を変えれば、風呂敷バッグはショルダータイプにも、手提げにも自在に変化させることができます。メンズ、レディースを問わず使える優れものです。そのためエコバッグなど、性別を問わないバッグにおすすめです。バッグにするのも、風呂敷に戻すのも簡単な風呂敷バッグの結び方を1つマスターしてみませんか。
奈良時代には、すでに日本人の身近にあったとも言われる風呂敷です。ものを包むだけでなく、様々な使い方をされてきました。シンプルな正方形なので、使い勝手もよかったのでしょうね。現在社会において西洋のバッグが定着、風呂敷は伝統工芸的な立場になっていました。しかし、最近注目をされているのが風呂敷を利用して作るバッグ。作るといってもただ結ぶだけで、一部にパーツアイテムを組み合わせるだけです。これは、作り方をマスターしておけば、かなりの利用価値がありそうですね。
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エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方2「基本の作り方」
まずは、生地やサイズを見ながら、バッグにする風呂敷を選びましょう。自分の好みで選んで構いませんし、どんなサイズの風呂敷でもバッグの形にすることができます。ですが男性なら縦横105センチ以上、女性なら縦横90センチ以上あれば、ショルダーバッグの形にしても十分な収納スペースを得ることができます。
まずは、大きさと生地を選びます。基準は、後述にありますので参考になさってくださいね。デザインは自分の好みで全然OK。ただ、普段はバッグで使っていて、急な冠婚葬祭の際には結び目を解いて、本来の風呂敷として使うなんて場合は、少々渋めというかシックなデザインをチョイスしておく方が良いでしょう。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方3「結び方」
風呂敷をバッグにするために覚える結び方は2つだけです。またこの結び方は風呂敷をバッグにする以外にも、ビンやスイカなど丸みを帯びたもの、四角い箱を綺麗に包むために使えます。1つ目の真結びはしっかりと結ぶのに便利で、2つ目の一つ結びは結び方にバリエーションを付けることが出来るので、どちらも覚えておくと便利な結び方です。
真結びは、結び目が本体と平行になっている結び方です。結び目と本体が垂直に交わる場合は、縦結びと言います。真結びの方がほどけにくいので、バッグ作りは真結びが必須です。1回結んだ後、下にきた方を被せるように倒し、できた輪に上の部分を通します。一結びは、バッグの端の形作りに必要な結び方です。風呂敷の一片で輪を作って、手前から輪をくぐらせて引くと完了です。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方4「手提げバッグ」
まず風呂敷を裏返し、三角形に折ります。三角形の先端はそのままに、両端をそれぞれ一つ結びにします。表に返して、三角形の先端をぎゅっと結んだら、1分でできる簡単でシンプルなバッグの完成です。バッグにする風呂敷のサイズが大きくなるほど、入れられるものの量も増えます。
1m以上の大きな風呂敷を使うのなら、背負いタイプのバッグができます。 風呂敷を三角形にして、折った中に荷物を入れた後、頂点部分を緩く結んだら左右の引っ張った角と端の部分を結び合わせます。形を整えたら、繰り返し使えるショルダーバッグに早代わり。使い方も自由で、結んでたたんでの繰り返しができる便利ショルダーバッグです。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方5「男物もOK」
メンズでも使いやすいバッグを作る場合は、100cm以上の大判を用意しましょう。レディースの場合も、たっぷり入れたい場合は90㎝ぐらいの大きめのものを用意します。風呂敷バッグの良い点は、メンズやレディースの垣根がないので、自分が使いたいサイズの、使いたいデザインで作れる点です。持ち手の長さを工夫したり、幅を変えたり、自分で工夫できるのも嬉しいポイントです。
メンズにも合う手提げのバッグは、基本のバッグと同じ作り方で途中まで。最後の結び目は1回だけにして、深く絞ります。最後に、手提げ部分を輪の状態にして、端を真結びにすれば完成です。結ぶ部分長めにして作ると、メンズでも使いやすい長さに出来上がります。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方6「ショルダーバッグ」
レディースのショルダーバッグなら二四斤。 二四斤とは、およそ90cm四方の風呂敷を指します。このぐらいのサイズがないと、ショルダーバッグにするだけの長さを確保できないので、できるだけ大きめのものを用意しましょう。またショルダーバッグにありがちなのが、風呂敷の中でものがあちらこちらへ移動してしまうことです。インナーバッグがあると、中も整理しやすく、防水にもなります。
簡単シンプルなショルダーバッグの結び方としては、まず、裏面を上にして風呂敷を広げます。そして、手前の両端を真結びに、この時、片方が長くなるように結びましょう。反対側の両端も、手前と逆の方が長くなるようにして結びます。最後に、両方の長い方の端を真結びにして出来上がりです。簡単にショルダーバッグの完成、縫わずに作れて、繰り返しの利用ができるのでおすすめです。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方7「縫い合わせ」
風呂敷バッグは縫わずに作るのでとても簡単ですが、一方で強度の面で不安があるという人も多いのではないでしょうか。そこで作ってみてほしいのが、あずま袋と呼ばれる和風のバッグです。縫い方がシンプルなのもさることながら、小さく折りたためるので、持ち運びにも重宝しますよ。
風呂敷で作るバッグの特徴は、風呂敷を結ぶことでバッグのように使えること。ほどけばあっという間に風呂敷に戻ることです。ですが、バッグにした時のデザインなどが気に入ってしまうと、風呂敷で作る代用品ではなくて、きちんとしたバッグにしたくなってくるもの、そうすると耐久性が気になり、縫い合わせをすることになってくるのですねぇ。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方8「あずま袋」
あずま袋は、作りたい大きさの3倍のサイズの布が必要になります。しかし風呂敷で作る場合は、三角形に折ったあと、対角線でカットして作るため、対角線の長さがそのまま袋の底の長さになります。マチ部分も用意したい、と考えるのなら、欲しい底の長さより大きなサイズにしましょう。縫い方はいたってシンプルなので、手縫いでも作ることができます。
あずま袋作りのシンプルな縫い方。風呂敷を対角線で2等分にして、底辺を半分ずつ重ねたら、布の端を本体へ縫い付けた後、底も縫います。手縫いでもミシンでもOK、最後に裏表を返して、形を整えて出来上がりです。マチを付ける縫い方もありますので、工夫してください。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方9「持ち手の使用」
風呂敷バッグを簡単におしゃれに見せてくれるアイテムが、竹で作られた輪の形をした持ち手です。柄は男性向けの風呂敷であったとしても、丸みを帯びた形状で簡単にレディース向けのかばんらしくしてくれるので、1セットあるととても便利です。
持ち手部分の結び方は、裏返した風呂敷の真ん中に持ち手を1つ置き、手前の両端を輪にくぐらせたら真結び、奥側も同じ要領です。しっかりと深くくぐらせておくと、持ち手から風呂敷が外れにくくなりますよ。
エコにも役立つおしゃれで便利な風呂敷バッグの作り方10「革製の持ち手」
ちょっと表情を変えたいときには、革製の持ち手もおすすめです。革の両端にDカンと呼ばれる金具が2つずつついており、ここに風呂敷の隣り合わせた2つの角を、まとめて通すだけで簡単にかばんにすることができます。見た目を可愛らしくさせるとレディース風に、シックな印象でまとめるとメンズ向けになります。簡単に作ることもできるので、興味がある人は試してみてはいかがでしょうか。
革製の持ち手の結び方は簡単、2つある金具にそれぞれ風呂敷の両端を通して、しっかり締めるだけでOKです。竹の持ち手より簡単に出来るし、見た目のアクセントとしても良いですね。色や種類も様々なものが市販されているので、いくつか置いておくと便利ですよ。
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機能性にも優れた日本の心が風呂敷バッグ
風呂敷バッグの作り方に使い方、いががだったでしょうか。繰り返し使い方ができるのもエコですし、様々な使い方が繰り返しに出来るのも便利です。結び方一つでできる風呂敷バッグ、デザインも斬新ですし、いろいろな風呂敷で繰り返しの利用と上手な使い方で、周囲からも注目ですね。風呂敷バッグの作り方には応用が効きます。スイカやお酒など、お祝い事の贈り物を風呂敷で包むだけで印象も変わります。使い方次第で贈り物も値打ちが上がります。
