集中力を継続できる時間はどれくらい?大人と子供で違うの?
どんな作業に関しても大切な役割を担う集中力。物事に集中することができれば作業は早く進みますし、反対に集中できなければ作業効率はどんどん落ちていきます。勉強に関しても、仕事に関しても、集中力は人間が作業するうえで非常に大切なものであるといえます。
では、人間はどれくらいの時間集中力を継続することができるのでしょうか?勉強を2時間続けて行うということは可能ではありますが、その途中で集中力が途切れてしまう方がほとんどではないでしょうか。一般的には、どの程度の時間が経つと集中力が切れてしまうのでしょうか?
集中力の持続時間は子供の場合「30分程度」、大人でも平均「45~50分」であり、最長でも「90分」と言われています。 さらにはその持続時間のなかで15分ごとに波があり、その波を3回(=45分)迎えた後、集中力の強さは徐々に弱くなっていきます。
実は集中力は、大人と子供で継続できる時間が違うんです。大人が集中力を継続できる時間は平均して45分から50分、子供に至っては30分程度までしか集中力を継続できないことが多いです。
この数字、意外と思った方も多いのではないでしょうか?子供であれば学校での授業は45分から50分で、大人になれば休憩もなしに数時間働き続けることもあります。ですが人間は、平均して45分程度しか集中力を継続することができないんです。
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集中力を発揮するにはどれくらいの時間を作業に当てるのが効果的?
集中力が意外にも短時間しか継続できないことがわかりました。では、作業を最も効率よく行うためには、どれくらいの時間ずつ作業を行うのが理想的なのでしょうか?
ダラダラと作業を続けるよりも15分もしくは30分ごとに軽い休憩(その場でストレッチをするだけでもOK)を取り、意識を一時的に別の方向に向けたほうが、作業中の実際的な集中力持続時間は伸びるのです。
先ほどもご紹介した通り、人間は大人と子供も平均して30分から50分程度しか集中力は継続しません。それなのに何時間もだらだらと作業を行うのは、非常に非効率的といえます。作業を効率化したいのであれば、15分から30分ごとに小休憩をはさむのがおすすめです。
小休憩と言っても、伸びをするだとか深呼吸をするだとか、簡単な物で構いません。細かな休憩でも、集中力を継続させるためには非常に有効なんです。作業中に少しストレッチを行うことで、それ以前とは格段に集中力が上がっているのを実感することができます。
余談ですが、作業をする際の照明に関しても気を配ることが大切です。お風呂場などでもよくつかわれる暖色の蛍光灯は、勉強や仕事をする際には適していないということが研究で明らかになっています。暖色蛍光灯は脳をリラックスさせてしまい、眠くなってしまう効果があるんです。
作業をする際、照明は何色を使っていますか? もしも暖色系の照明を勉強・仕事部屋に使用しているのなら、すぐに「白色蛍光灯」に替えましょう。 照明が暗かったり、暖色系の光を浴びると、脳はリラックスして入眠状態になります。
暖色蛍光灯の場所では極力作業をすることを避け、白色蛍光灯の下で作業を行うようにすると、作業効率を上げることができます。
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法って?
ではここからは、作業効率を上げるためにぜひ覚えておきたい集中力を継続させる方法についてご紹介していきます。どれも簡単に行うことができるため、今日からでも試してみてください。集中力を継続させることを意識すれば、今まで苦痛だった作業も案外らくに進むかもしれません!集中力を活用して、作業を効率化しましょう!
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法①デスク周りを整理整頓する
勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法、一つ目はデスク周りを整理整頓することです。集中力を高めるためには、作業中に作業に関係の無いことを考えないようにすることが大切です。そのためにはまず、デスクや作業場の整理整頓をするようにしましょう。デスクの上にお菓子やゲームなどがあると、ついついさわってしまいますよね。作業を継続して集中するためには、デスク上をきれいにしておくことが大切なんです。
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法②睡眠の質を高くする
勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法、二つ目は睡眠の質を高くすることです。集中力を最大限にまで活かすには、睡眠の質が大切になります。作業中にどうしても眠くなってしまう…という経験があるかた、多いのではないでしょうか。実はそれは夜の睡眠の質が悪いために起こっていたかもしれません。夜寝る前に飲食は控えたり、ゲームやテレビ・スマホは見ないようにするなど、睡眠の質を上げる努力をするようにしましょう。
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法③昼寝を少しだけする
勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法、三つ目は昼寝を少しだけすることです。睡眠の質を上げてもどうしても眠い!という場合には、いっそのこと昼寝をしてみるのがおすすめです。昼寝は研究でも作業効率を上げる効果があることが分かっているため、作業中の昼寝は非常に効率的といえます。ただし長時間昼寝してしまうと夜の睡眠の質を下げてしまい、さらには脳の活動を遅くしてしまいます。長くとも15分程度までに抑えるようにしましょう。
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法④時間制限を設ける
勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法、四つ目は時間制限を設けることです。期日までに終わらせなければ!と、締めきりに追われているときに集中力が継続したという経験はありませんか?それは、時間制限があると人間は集中することができるからなんです。時間制限を自分の中で設けることで、その時間に間に合わせるために集中力を高めることができます。
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法⑤考えていることをノートに書きだす
勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法、五つ目は考えていることをノートに書きだすことです。デスクを整理整頓することが大切とお伝えしましたが、脳の中身を整理することも大切です。考えていることがいくつもあると、脳は集中することができません。作業前にあらかじめノートなどに考えを書いておくことで、すっきりとした状態で作業に取り掛かることができます。
脳の仕組みから考える勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法⑥作業する場所の環境をよくする
勉強や仕事などで長時間集中力を継続させる方法、六つ目は作業する場所の環境をよくすることです。作業する際の自分のコンディションを上げることも大切ですが、作業場の環境の質を上げることも重要です。作業しづらい場所、例えば暗い場所やせまい場所などでは作業効率があがるはずがありません。集中力を継続させるためには、作業場の環境を変えることも考えてみましょう。
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集中力が続く時間はどれくらい?脳が集中する仕組みを知って勉強や作業を継続!のまとめ
今回は集中力を継続させるための方法についてご紹介していきました!集中力は大人でも子供でもなかなか継続させるのが難しいものです。しかし脳の仕組みをしっかりと理解して、集中力をうまく付き合っていくことはできます。集中力が継続しないと感じている方は、今の環境をしっかりとチェックして集中できるように変えていきましょう!