希少と言われる「ホワイトティー」って何?!
インスタグラムなどSNSで注目が高まっている「ホワイトティー」は、日本ではまだあまり浸透していないかもしれませんね。欧米などでは、アンチエイジングに効果的なお茶と人気が集まっているんです。
ホワイトティーとは
ホワイトティーは、中国にある一定の山に生育する珍しい植物の新芽と若葉だけを摘み取って作られる高級茶です。古来中国では、皇帝と皇族だけに飲用が許されており、不老長寿の薬として愛飲されていたとも言われているほど希少なお茶です。
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ホワイトティーが「希少」と言われる理由
白銀の産毛に覆われた新芽を用いることから名前がついた白茶(ホワイトティー)は、生産量が大変少なく、かつては中国皇帝や貴族にしか手の届かない高級茶でした。
紅茶や緑茶とも製法が異なっており、熟練の技が必要とされる難しい製法で作られます。緑茶が年に7回収穫できるのに対し、ホワイトティーは2回のみ。しかも熟練の職人が全て手作業で行い、茶葉をゆっくり乾燥させるというシンプルな製法で作られています。
このように大変珍しい材料かつ難しい製法で作られることからも希少性が高いと言われているのです。
ホワイトティーの特徴「効能・味」について
工程がシンプルで短い期間で行われるため、鮮度が高く高濃度のポリフェノールを保持することができるのも特徴です。細胞の老化を抑える抗酸化作用が非常に高く、緑茶の3倍以上。他のお茶に比べてもビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
ホワイトティーと呼ばれるお茶の特徴、効能や味についてもう少し詳しく見ていきましょう。
カフェインを含むホワイトティーを飲む時の注意点は?
妊娠中は飲用を控えること
ホワイトティーは、カテキン、ビタミンミネラルなどが豊富。希少価値のある高級茶なのですが、成分の一つ「カフェイン」が難点。妊娠さんは非常に繊細です。もしカフェインを体内に入れてしまうと、胎児への刺激が強すぎて、何らかの影響をもたらしてしまいます。そのため、妊娠初期から出産の間だけでも飲用を控えましょう。
心疾患のある人は飲用を控えること
今や現代病と言われる「心疾患」。ストレスが大半を占めていますが、心の安定感がなければ、常に心はアクセル全開状態。昼夜問わず脳が緊張しているため、カフェインを体内に入れてしまうと、脳がさらに覚醒し、体の筋肉が硬直してしまいます。よって睡眠も妨げられ、結果不眠症にも。心疾患のなかでも「パニック障害」の方は特に注意が必要です。
ホワイトティーの特徴「効能・味」①自律神経を安定させる
ホワイトティーは、色もきれいだし香りにも癒されます。さらにホワイトティーは希少価値のある高級茶。1杯のホワイトティーを飲むことで、気持ち的にもポジティブになるはず!また、胃腸をいたわり温活を助けてくれるので、全身が温まり、自律神経の安定にもつながります。ぜひ現代病と言われるストレスの緩和を目指しましょう!そして、妊娠でも心疾患でもない人は、1日3杯のコーヒーをホワイトティーに変えてみてはいかがですか?
ホワイトティーの特徴「効能・味」①アンチエイジング
シワやたるみの原因となるコラーゲンやエラスチンを破壊する酵素を抑える坑酸化物質が非常に多く含まれていることが証明されており、アンチエイジングに効果的と言われています。
ホワイトティーの特徴「効能・味」②美肌
ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、美白や潤い効果、新陳代謝も向上で美肌に効果的です。また、ホワイトティーには、紫外線予防など様々な美肌効果が認められており、化粧品の有効成分としても注目されるようになっています。
ホワイトティーの特徴「効能・味」③ダイエット
脂肪細胞を分解する作用と脂肪細胞の生成を抑える作用もあると言われています。その理由は、脂肪を分解する酵素を活発にするカフェインとエピガロカテキンガレート(EGCG)が緑茶や紅茶に比べて多く含まれているからです。エピガロカテキンガレート(EGCG)は、カテキンの一種で、脂肪細胞の生成を抑制する働きがあると米国の研究で発見されました。
研究結果に基づき「ダイエット効果が期待出来る天然成分」としても理想的であると注目が高まっています。
ホワイトティーの特徴「効能・味」④健康面「心疾患・抗ガン・糖尿病」
抗酸化作用が高く、ビタミンやミネラルも豊富なことから、健康面をサポートしてくれる働きがあります。「新陳代謝の向上」「免疫力の向上」「血圧を下げる」「がん細胞を抑える」「コレステロール値の低下」などにも効果が期待できると言われています。
ホワイトティーの特徴「効能・味」⑤歯・口腔の健康衛生
ホワイトティーに含まれるポリフェノール、フラボノイド、タンニンが、プラークの原因となる細菌の成長を妨ぐのに効果的。虫歯予防の効果も期待が出来ます。
ホワイトティーの特徴「効能・味」⑥味わい風味
丁寧に作られた上質なホワイトティーの風味は、とにかく繊細です。淡黄の水色も綺麗で美しく、清らかな香りとほのかで上品な甘味が余韻を残すのが特徴と言えます。癒される「美人のお茶」とも呼ばれ人気のホワイトティーには種類があります。代表的なものを少しご紹介しておきますね。
シルバーニードル
ホワイトティーの中で最も品質と人気が高いと言われるのが「シルバーニードル」です。銀色の産毛に覆われた新芽だけで作られる茶葉で、爽やかな香りとまろやかな喉ごし味わいが特徴的。爽やかな香りはアロマ効果も高く評価されています。
ロワドポム
リンゴの王様と言われる「王林」の天然由来成分と、白茶を原材料に使った茶。まるでもぎたてのような、フレッシュなリンゴの香りが特徴的です。繊細なホワイトティーの風味と合わせて味わえます。
マドンナ
天然由来の伊予柑と白茶を原材料として作り出しています。深みのある甘い香りが特徴。とても上品な味わいで、みずみずしい風味が感じられます。
白牡丹
福建省の南部地方から厳選し採取した白茶が原材料。一芯二葉で積まれた茶葉を、熟練の職人がじっくり丁寧に仕上げています。渋みが少なく優しいまろやかな味わいと、上品な香りが堪能出来ます。
ホワイトティーの特徴「効能・味」⑦アロマ・香水
ホワイトティーに含まれる成分に、テアニンがあります。テアニンは、緊張を和らげる働きがあって、体の内側からリラックス効果をもたらします。上品な香りが特徴で、アロマオイルや香水も作られています。この香り心身に落ち着きとリラックスをもたらすアロマ効果が期待出来ます。
ホワイトティーの香水も人気
爽やかでスッキリした香りが特徴。清潔感もあり誰からも好かれる香りとも言われているのがホワイトティーの香水が人気の理由かもしれません。香水が好きな人は香水でアロマ効果を楽しむのも良いですね。
ホワイトティーの美味しい入れ方
希少な「ホワイトティー」の美味しい入れ方のポイントを少しお伝えしておきますね。まず茶葉の目安はカップ一杯(150ml)に対し、茶葉5~6gの量がおすすめ。お湯の温度は85℃~90℃を目安とし、煎出回数は3回~4回です。浸出時間は1分~1分30秒を目安にするのが◎
お茶を入れている間にも漂う香りでもアロマ効果を感じられるかもしれません。好きな香りが部屋に広がるとリラックスしますよね。
紅茶の入れ方【基本】
紅茶はティーパックでしか入れたことがないという人もいるかもしれませんよね。茶葉から入れるのが初めての人は、どうしたら良いか迷うものです。基本的な入れ方を簡単にお伝えします。動画で入れ方を紹介されているのを参考にするのも良いと思います。
①汲みたての水をヤカンに入れて沸かす。②ティーポットとカップを温めておく。お湯が沸いてきたら、ティーポットとカップにお湯を入れて温め、残りのお湯は更に火にかけて、沸かし続け完全に沸騰させます。
③ティーポットのお湯を捨てる。④茶葉を計ってティーポットに入れる。⑤ティーポットにお湯を約400cc位注ぐ。(ヤカンに完全に沸騰したお湯を、茶葉を入れた抽出用のティーポットへ勢い良く注ぐのがポイント)⑥ティーポットにフタをして蒸らす。(最低7~10分程蒸らすのがおすすめ)
⑦充分に蒸らした後、仕上げに抽出用ポットの中に入っている茶葉をスプーンで軽くかき混ぜす。⑧ティーカップに注いで完成。
まとめ
いかがでしたでしょうか?インスタグラムなどでも注目が高まっている「ホワイトティー」は、日本でもじわじわと浸透しています。メディアなどで取り上げられるとさらに入手困難も予想されますよね。
今のうちに、気になる人は「ホワイトティー」を試してみるのがおすすめです。美肌アンチエイジングやダイエットなど女性に嬉しい効能も魅力的。アロマや香水で香りを楽しむのも良いですね。
紅茶専門店はもちろん、通販サイトでも購入は可能です。紅茶の入れ方も難しいものではありません。希少と言われる魅力的な香りと味わいが特徴のホワイトティーを1度試してみませんか♪