押し花は自然の植物であるお花や葉などに圧をかけて押し、薄い平面状にさせて水分を抜き、乾燥させたものです。しおりをはじめとして小物などの製作に使用されます。和紙などを使って和風に仕上げたり、お花によってさまざまなデザインにしたりも楽しのひとつです。レジンを使ってキーホルダーやアクセサリーを作ったりもできます。

では押し花はどんな仕組みで長持ちするようになっているのでしょうか？仕組みとしては、生の花に圧をかけて水を抜ききって乾燥させてしまうことで、花を不老不死のようにしてしまうということです。しくみとしてはドライフラワーとも似ています。乾燥させることで長期保存が可能になる保存食や、エジプトのミイラなどと、似たようなものです。生物は水や酸素、日光が必要です。しかし押し花は水や酸素、日光触れてしまうと劣化していきます。できる限り避けるべきです。

では押し花の作り方から、その押し花を使ったしおりの作り方をご紹介していきます。和紙や100均グッズ、レジンなどを使った押し花しおりを作っていきましょう♪簡単なのでぜひ参考にしてくださいね！

押し花にする花は花弁が薄いものがおすすめです。とくに初心者の方は押し花作りに向いている花を使用することをおすすめします。そしてしおに関しては薄さや小ささが大事なので、サクラやカスミソウ、スターチスなど、小さめの花がおすすめです。

押し花を作っていく際に、一番簡単な方法をご紹介します。まずは、半紙や新聞紙で押し花にする花をはさみます。そのときテイッシュも綺麗にはさみましょう。そこに重量が重めの5~10㎏程度の石や本など、平らなものを乗せてください。そのまま2日ほど放置して出してみると、花は平らな薄い状態になっています。厚めの花の場合はもう少し時間をおきましょう。乾燥しているか確認し、乾燥するまで時間をおきましょう。

実は押し花の状態になっているものがあり、手芸屋さんやネットショップなどで販売しています。押し花をする時間がなかたり、綺麗なものを使いたいなどといった方は見に行ってみると良いでしょう。また、100均でも押し花が販売されているショップがあります。100円で購入することができれば、コスパもよくたくさんしおりを作れたり、自分が作った押し花と組み合わせることもできますよね♪

ラミネートは傷みにくくしおりにとても向いている素材です。人にプレゼントしたりするのも良いですし、自分で使うにも長く使うことができておすすめです。まずはラミネーター、和紙などの台紙、作ったものや買った押し花、ラミネートフィルム、はさみ、穴あけパンチ、ヒモやリボンを用意しましょう。

まずは台紙の形を決めていきます。定番の細長い長方形にしても良いですし、角を丸くしたりハートにしたりしても良いでしょう。初めての方は長方形にして作ってみるのがおすすめです。台紙を好きなかたちカットしたら押し花の配置を決めていきます。これがしおりのデザインになってきます。

配置が決まったらラミネートフィルムではさみます。はさむ時に押し花が折れてしまったり、ずれてしまったりしやすいので気をつけてください。ラミネートフィルムで挟んだら、ラミネーターにかけていきます。ラミネーターから出てきたらそれを冷ましましょう。

ラミネートしたものが冷めたら台紙の形に剃って切っていきましょう。台紙との間に0.5mm〜1mmくらいは間を開けて切っていきます。切り口が綺麗でないと手が汚してしまうので、綺麗に切るようにしましょう。切れたら角や隅に穴あけパンチで穴をあけてリボンを通せば出来上がりです。ラミネーターがない方は、100均にいくとラミネーターがなくてもできるフィルムもあるのでそれもおすすめです♪

次はご自宅で余っている牛乳パックでしおりを作っていく方法をご紹介します。まずは牛乳パックを好きな形にカットし、その角をもんで、表面の印刷部分を薄くはがしましょう。しおりにしていくので、なるべく薄めにはがすようにしてください。その牛乳パックの上に押し花のデザインをしていきましょう。配置を決めてください。

剥がした面を裏側とし、牛乳パックのつるつるの面の方に押し花を置いて、そこへさらに2枚組みティッシュを剥がして1枚にしたティッシュを乗せてください。それに中温に温めたアイロンをかけていきます。牛乳パック全体的にアイロンをかけたら、余分な所をカットして完成です。いらなくなった牛乳パックを使うので、エコで簡単にできるのでおすすめです。

簡単なものに慣れてきたら、他にもいろんな押し花しおりの作り方があります。ご紹介していきますね♪

こちらは台紙を和紙にしてシンプルに一つの押し花をちょこんとおいた押し花です。和紙のランダムな端っこが味を出してとても素敵にしあがっています。和紙でもさまざまな種類があるので、台紙で遊んでみるのも良いですね♪

こちらはプラ版に押し花をおいてレジンを乗せて固めたしおりです。レジンならぷっくりとして光沢感もあり、花がより綺麗に見えますね♪

こういったしおりに使うパーツがあれば、よりおしゃれな押し花しおりを作ることもできます！付いているチャームはアンティークな印象。小さな押し花をレジンで固めて作っています。これは気分を上げてくれるアイテムですね♪

いかがでしたか？しおりにもいろんな作り方があり、それによって仕上がりも変わってきます。簡単な方法なら、お子さんと一緒に作っていくのも良いですよね♪台紙に和紙や牛乳パックを使ったやり方をご紹介しましたが、台紙にイラストを書いて押し花と合わせたりするのもおすすめです。感謝の気持ちを書いて大事な方にプレゼントしたり、自分だけのオリジナルしおりを作って使うのも良いでしょう♪

押し花にするものは外に生えている綺麗な花や草でもできます。しかし、誰かが育てているお花ではないということを確認するようにしましょう！今回ご紹介した押し花しおり、ぜひやってみてくださいね♪