紫陽花の名前や漢字の由来解説！ー紫陽花とは
ゆきのした科の落葉低木でガクアジサイを園芸用に改良した品種といわれています。英名はHydrangea macrophylla。6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色の花です。幹の高さは1.5mくらいになり枝分れすることもあります。
紫陽花の名前や漢字の由来解説！ー紫陽花の名前の由来
紫陽花（あじさい）という名前の由来ですが、あづさい(あづさヰ)ということばから来ています。「あづ:小さいものが集まる」と「さい(さヰ):真藍（さあい）、藍色の花」という２つのことばを合わせたものになります。つまり、紫陽花の藍色の小さいものが集まっている様子を表して「あづさい」と表現したんですね。そこから「あじさい」ということばに変化しました。
紫陽花の名前や漢字の由来解説！ー紫陽花の漢字の由来
それでは「紫陽花」という漢字の由来はどこから来ているのでしょうか。実は紫陽花という名前の花は中国の招賢寺にあった花の名前で唐の詩人白居易（白楽天）という人物が別の花に名付けたものでした。この漢字を平安時代の学者源順という者があてはめて誤った形で広がったとされます。
紫陽花の名前や漢字の由来解説！ー紫陽花の花言葉
紫陽花の花言葉ですが、咲いてから散るまでの間に色を変化させることから「移り気」です。気分の変化や浮気を連想させる花言葉から、結婚式や贈り物では避けられている花でした。しかし、小さな花が集まっていることから「家族団欒・家族の結びつき」という花言葉もあり、プラスのイメージも近年では持たれています。紫陽花の咲く季節である母の日の贈り物やジューンブライドの結婚式のブーケなどにも使われています。丸くてボリュームのある小さな紫陽花の花はこれらのイメージにぴったりで可愛らしいです。色によって細かく花言葉が異なるので以下で解説します。
紫陽花の種類
紫陽花の原産地は日本ですが西洋で開発された紫陽花もあります。梅雨の時期によく見る紫陽花の多くは西洋で開発された西洋アジサイです。日本生まれの紫陽花ですが人気がなかったので、長らく品種改良することはありませんでした。西洋で品種改良されたものが日本で「西洋アジサイ」として販売され人気が出たのです。
紫陽花の花言葉ー１青、青紫色の紫陽花
よく見る青、青紫色の紫陽花の花言葉は雨に耐えしのぐ姿から「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」です。
紫陽花の花言葉ー２．ピンク、赤紫色の花言葉
ヨーロッパでよく見るピンク、赤紫色の花言葉は「元気な女性」です。温かい春のヨーロッパの気候のイメージにぴったりな花言葉です。
紫陽花の花言葉ー３．白の花言葉
ピュアで清楚な印象の白の紫陽花の花言葉は「寛容」です。
紫陽花の花言葉ー４．ガクアジサイ
日本に元々あったガクアジサイの花言葉は「謙虚」です。華やかさはありませんが「わびさび」を感じる日本らしい姿の花なので日本人らしさを表しています。
紫陽花の種類ー１．ポップコーン
名前の通り外側の部分がくるっと丸くなっているのが特徴の紫陽花です。
紫陽花の種類ー２．ベニー
こちらもよく見る白と紫のグラデーションカラーが印象的なベニーです。上品な色使いの新種です。
紫陽花の種類ー３．アナベル
ひとつの紫陽花のサイズは通常の紫陽花よりも小ぶりですが、小花が集まって手まり型の大きな紫陽花をつくります。育て方も簡単なことから人気のある品種です。
紫陽花の種類ー４．テマリピンク
女性らしいキュートな姿で花びらも色も美しいテマリピンクは母の日のフラワーギフトとして人気がある品種です。
まとめ
引用: https://www.instagram.com/p/BV_KNwNBep9/?tagged=%E7%B4%AB%E9%99%BD%E8%8A%B1
いかがでしたか？鮮やかな色と小さな花びらが集まってボリュームを出す姿がとても美しい紫陽花。梅雨の時期にしっとりと咲く姿に見とれてしまいます。より深く紫陽花について学べたのではないでしょうか。
