【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】直木賞と芥川賞、いつ制定された?
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元東京都知事の石原慎太郎さんやお笑い芸人の又吉直樹さんなど有名人も受賞し、毎年脚光を浴びている直木賞と芥川賞。その歴史は古く、昭和10年(1935年)に文藝春秋社社長の菊池寛さんによって創設されました。文藝春秋の発展に大きく貢献した小説家・芥川龍之介さんと直木三十五さんの功績を讃えて、二人の名前を入れた賞が創設されたそうです。
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どちらの賞も7月の上半期、1月の下半期の年2回に分けて選考会が行われています。直木賞と芥川賞は注目度も高く、受賞すれば作家としての知名度も上がり多くの人に読まれる作品になることから、日本文学賞最高の栄誉ともいえる賞です。普段本を読まない人も、受賞作品は読んでみてはいかがでしょうか。
【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】直木賞と芥川賞の違いは?
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直木賞と芥川賞の違いは、まず小説のジャンルです。直木賞は大衆文学、芥川賞は純文学が選考対象となります。また、作家のキャリアの長さにも違いがあり、直木賞は新人から中堅作家の作品、芥川賞は無名もしくは新人作家が対象となります。
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】直木賞とは?
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直木賞とは、有名小説家・直木三十五さんの名前が付けられた賞です。直木三十五さんは、有名な小説家なだけでなく、脚本家や映画監督でもありました。小説家としては大衆小説作品が有名なため、直木賞では大衆小説作品が選考対象となっているようです。作品の長さは、短編から長編まであらゆる作品が対象となります。
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】2019年1月の直木賞受賞作品
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2019年1月、第160回の直木賞は、真藤順丈さんの「宝島」が受賞。「宝島」は、戦後の沖縄を描いた超大作。読み進めるにつれ本をめくる手が止まらなくなる程、圧倒される作品です。
第160回直木賞受賞 宝島
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】直木賞おすすめ①花のれん / 山崎豊子
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ここからは、過去の直木賞受賞作品をご紹介します。山崎豊子さんの「花のれん」は、第39回(昭和33年度上半期)の直木賞受賞作品。ヒロインのモデルは、吉本興業の創業者・吉本せいさんなんだそうです。大阪ならではのど根性物語は、今読んでも色あせないエンタテインメント作品です。
花のれん (新潮文庫)
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】直木賞おすすめ②理由 / 宮部みゆき
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ミステリー小説で有名な宮部みゆきさんは、第120回(平成10年度下半期)に直木賞を受賞されました。ノンフィクションの手法を使って殺人事件の真相に迫る最高傑作。キャラクターそれぞれの人生が緻密に練られたストーリー展開は、他のミステリー作品とはまた違った楽しみが味わえます。
理由 (朝日文庫)
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】直木賞おすすめ③容疑者Xの献身 / 東野圭吾
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東野圭吾さんの「容疑者Xの献身」は、第134回(平成17年度下半期)の直木賞受賞作品です。日本だけでなく、韓国や中国でも映画化された大人気作品。東野圭吾さんの作品は、登場人物の心理状態の描写が巧妙で、読者をあっと言わせるストーリー展開が特徴的。本格派の推理小説を読みたい人は、東野圭吾さんの作品から手に取ることをおすすめします。
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容疑者Xの献身 (文春文庫)
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】芥川賞とは?
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芥川龍之介賞は、純文学が選考対象となっている文学賞です。これは、小説家・芥川龍之介が純文学作品を数多く執筆していることに関係しています。純文学を対象とした芥川賞は、娯楽性ではなく芸術性を評価されています。また、短編から長編小説までを対象としている直木賞とは違い、短編から中編小説が選考対象となっているそうです。
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】2019年1月の芥川賞受賞作品
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2019年1月の第60回の芥川賞には、2つの作品が選ばれました。
ニムロッド / 上田岳弘
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「ニムロッド」は、仮想通貨について描かれた現代ならではの小説です。仮想通貨についての知識がなくても、小説を読めば理解できるよう丁寧に書かれています。
第160回芥川賞受賞 ニムロッド
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1R1分34秒 / 町屋良平
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町屋良平さん「1R1分34秒」は、アマチュアボクシングをテーマに描かれた青春小説。主人公の心理描写は、自分の世界とリンクさせながら共感できる部分があるのではないでしょうか。物語の最初から最後まで、小説の世界観に没頭できる作品です。
第160回芥川賞受賞 1R1分34秒
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】芥川賞おすすめ①太陽の季節 / 石原慎太郎
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石原慎太郎さん「太陽の季節 」は、第34回(昭和30年度下半期)の芥川賞受賞作品です。最年少で芥川賞を受賞した、石原慎太郎さんのデビュー作品。文章から、デビュー作品ならではの熱量を感じさせてくれる小説です。
太陽の季節 (新潮文庫)
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】芥川賞おすすめ②限りなく透明に近いブルー / 村上龍
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村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー 」は、第75回(昭和51年度上半期)の芥川賞受賞作品。人気作家・村上龍さんのデビュー作品です。東京を舞台に、ドラッグや暴力に虜となる若者達が描かれています。村上龍さん本人が20代を過ごした福生市での体験が素となっているそうです。デビュー当時の村上龍さんだからこそ描くことができた若者のリアルな心情が読み手の心を掴む作品です。
新装版 限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】芥川賞おすすめ③苦役列車 / 西村賢太
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西村賢太さん「苦役列車」は、第144回(平成22年下半期)の芥川賞受賞作品。その日暮らしの生活を送る主人公を描いた作品で、現代だからこそ描けたストーリーだと思います。この作品は私小説にも関わらず、主人公が第三者の目から客観的に描かれており、非常に読み進めやすい構成となっています。主演を森山未來さんが務め映画化され、映画版も高い評価を受けています。
苦役列車 (新潮文庫)
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¥ 464
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【直木賞と芥川賞の違いとは?特徴やおすすめ作品まとめ!】まとめ
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直木賞と芥川賞の違いやおすすめ作品についてまとめてみましたが、いかがでしたか?直木賞と芥川賞は、毎年大きなニュースになる程権威ある賞です。どちらが格上というものでもなく、どちらもとても名誉ある文学賞なんです。受賞した小説は面白い内容なのは間違いありません。普段本をあまり読まない人も、直木賞と芥川賞は手に取ってみると良いでしょう。2019年1月の受賞作品もぜひチェックしてみてくださいね!