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ガチャ子とは?ドラえもん最初期の幻のキャラクターまとめ

2021.06.21

最初期の『ドラえもん』に登場していた「ガチャ子」というキャラクターをご存知でしょうか。たった5回で消えてしまったレアキャラ中のレアキャラ「ガチャ子」はどんなキャラクターなのか、ドラえもんやのび太との関係について紹介していきます。

  1. 【ドラえもん】ガチャ子って?
  2. 【ドラえもん】ガチャ子はドラえもん同様セワシによって送られてきた!
  3. 【ドラえもん】ガチャ子は何ができるの?
  4. 【ドラえもん】ガチャ子はドラミちゃんの前身!?
  5. 【ドラえもん】ガチャ子はなぜ消えた?
  6. 【ドラえもん】アニメでは堀絢子さんが声を担当
  7. 【ドラえもん】ガチャ子が登場する話
  8. 【ドラえもん】ガチャ子をアニメ映像で観ることはできる?
  9. 【ドラえもん】今ではレアキャラ? スネ夫の弟「スネツグ」
  10. 【ドラえもん】ガチャ子よりレアなキャラ? 「安雄」
  11. 【ドラえもん】ガチャ子についてまとめ
ガチャ子は最初期のドラえもんに登場していたアヒル型のロボット。今でこそネコ型ロボットが当たり前のように思いますが、よくよく考えれば「ネコ型」がいるなら他の形のロボットもいるはずなのです。
ガチャ子が、自己紹介で自分を「ガチョウのガチャ子」という場面がありますが、作者が「アヒル型」というのでアヒル型ロボットであることに間違いはありません。ガチャ子的には「アヒル」な気持ちが強いのか、「ガチョウ」な気持ちが強いのか気になるところですね。
「ロボットのガチャ子」はガチャ子初登場の回となりますが、見た目だけでいうと、オバケのQ太郎みたいで、ドラえもんがネコ型なのも驚きですが、ガチャ子がアヒル型というのも驚きですね。
ガチャ子はドラえもん同様、セワシによってのび太のもとに送られてきます。理由は、ドラえもんが成果を上げあられず、のび太が変わらずダメなままだから。
代わりというよりは補助に近いかもしれませんね。ドラえもんが子守用ロボットだということを考えると、ガチャ子も子守用ロボットなのですが、見た目からしてあまり子ども受けしそうにありません。アニメのガチャ子はもう少し可愛くアヒルらしい姿をしているのですが、漫画は「鳥」っぽいという印象しか受けませんね。
ドラえもんのように道具を出す四次元ポケットを持っていないガチャ子ですが、口の中からお助け道具を出すことができます。口が異様にでかいのにも納得ですね。
ただ、ドラえもんのポケットが異次元空間の四次元ポケットなのはSF的要素として理解できますが、口から道具を出すガチャ子の体内がいったいどういう構造をしているのか気になります。
ドラえもんの助っ人として、のび太の成長させるためやってきたガチャ子ですが、行ったことといえば場を引っ掻き回すことくらい。一生懸命やっているのはわかるのですが、なかなか実を結ばないんですね。
ドラミちゃんがまだ登場する前、実はガチャ子がドラえもんの「妹」という立場だったことがあります。なぜ妹なのかはわかりませんが、ドラミ同様何かを分け合っていたのかもしれませんね。
よくよく見てみれば、頭の後ろのリボンや、黄色と白のボディなど、デザインにもどことなく面影が見えます。ドラミちゃんの黄色いボディは、ネコ型ロボットに多い色ですが、ガチャ子が最初は妹だと考えると、つい黄色と白に共通点をみてしまいますね。
原作で体が白、嘴と足が黄色いガチャ子ですが、アニメでは体も黄色く塗られていたそう。アニメでは「アヒル型ロボット」というところを前面に出していたのかもしれません。
もちろん、アヒルの体は黄色ではありませんが、当時ドラえもんの妹のような立場だったということを考えると、まだ大人ではない、ひよこのような要素として体を黄色くしていた可能性もありますね。表紙やアニメでは、嘴に黄色という色がついているせいかあまり気になりませんが、口を閉じているシーンをモノクロで観ると、嘴のデカさが気になりますね。
ちなみ体の緑色の部分は服で、ガチャ子の体色ではありません。
ガチャ子はドラえもんの手助けをするために登場したはずが、逆に場を引っ掻き回し収集がつかなくなってしまう巻き込みキャラのようになってしまったよう。
ガチャ子がいることで、当初予定していた漫画内容が変わってしまうので、ガチャ子を退場させたのだとか。今後の物語上どうしても置いておけないと判断されたガチャ子は、特にいなくなる描写もなく忽然と消え、存在もなかったことにされてしまったようです。
原作でも5話分しか登場しなかったガチャ子。一番最初の日テレ版アニメでのみ登場したガチャ子の声を担当したのは堀絢子さん。原作で即リストラされたキャラを日テレ版アニメでは使用したんですね。
そんな気づいたら存在ごと消されていたキャラクターにはもったいない起用です。堀さんは『忍者ハットリくん』の「ハットリ」や『オバケのQ太郎』の「Q太郎」役など、藤子不二雄さん作品のアニメで主役の声を担当していました。
もちろん、キャラクターがいなくなるかどうかはわからない状態だったと思うので、逆に考えれば、ガチャ子に堀さんを当てたことは、ガチャ子を主役級のキャラだと思っていたことと同義だと思います。
原作ファンにはガチャ子のファンも多いようなので、ガチャ子が好きな人からしてみれば、当然のキャスティングなのかもしれませんね。
ドラえもん 2 (藤子・F・不二雄大全集)
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ガチャ子が登場する話は、「藤子・F・不二雄大全集」のドラえもん2巻と3巻で読むことができます。2巻には、ガチャ子初登場回である「ロボットのガチャ子」が収録されています。
ドラえもん 3 (藤子・F・不二雄大全集)
価格 ¥ 1,836
あとは3巻で、「ドラえもん対ガチャ子」「きょうりゅうが来た」「まほうのかがみ」「おかしなでんぱ」の4話を読むことができます。ガチャ子は5話分しか登場しないので、ガチャ子が気になる方は、この2巻を押さえておけばまず問題ありません。
ガチャ子がアニメで登場したのは日テレ版のみ。ただ、日テレ版のアニメドラえもんは、大人の事情により公式でもほぼほぼなかったことにされているようで、再放送もされていないようなので、まず今から観ようとするのは難しいでしょう。
当時観ていた人が何らかの形でデータを持っていれば観ることも可能ですが、それ以外では観られそうにありません。画像はアニメ版のガチャ子ですが、原作の絵と違い、可愛い愛らしさがありますよね。
最初期からいるキャラクターで、すでに消えてしまったという点でのレアキャラはガチャ子なのですが、他にも最初からいるのに滅多に登場しないキャラというのも存在します。その筆頭がスネ夫の弟、スネツグではないでしょうか。
スネツグは漫画では最初のころ普通にスネ夫の家で生活し、のび太と話したり、どこか小馬鹿にするなど、立派な「スネ夫の弟」として登場していました。そんなスネツグが姿を消したのは、ガチャ子のように存在を消されたわけではなく、単純に作者が存在を忘れてしまったからだそう。
ある意味でガチャ子よりもかわいそうなキャラクターですが、スネツグは子どものいない叔父夫婦の元へ養子へ行ったという設定で、まだきちんと存在しています。養子へ行って再登場したスネツグは、漫画で当初出ていたときより随分と素直ないい子になっていました。
たびたび話題になるアニメ1話に登場する帽子の少年。いつものメンバーにしれっと加わっているため、消えたメインキャラということも言われているようですが、彼の名前は安雄と言い、原作にもその後のアニメにきちんと登場しています。
登場しているというより、キャップをかぶったモブの少年はみんな「安雄」だそう。原作とアニメで描き方が違うだけで、安雄はいなくなったわけでも幻のキャラでもないのです。ただ、アニメ1話の青いキャップを被った安雄は、当時のアニメーターが生み出したものなので、1話の安雄に関していえば、漫画で存在が確認できるガチャ子よりレアかもしれません。
最初はドラえもんの妹的立場で、ドラえもんの手助けとして登場していたガチャ子。原作の最初で存在を消されたガチャ子が今後のアニメに登場するかはわかりませんが、アニメーターの遊び心か、ガチャ子のようなキャラがワンシーンのアイテムとして登場したり、ガチャ子という名前の人間の女の子のモブが出て来たりと、稀にその存在を感じることができるガチャ子。
現在のドラえもんには出て来そうにもないキャラクターとなっていますので、ぜひ漫画を読んで確かめてみてください。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://twitter.com/meda_mayaki_man/status/661394089544318976