【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ◆ポトスとは?
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特徴
サトイモ科のツル性植物であるポトスの原産地は、南太平洋のメラネシアにある島嶼(とうしょ)群の一つ、ソロモン諸島と言われています。同地は熱帯地方のため、ポトスは暑さに強く、寒さには弱いという性質を持っています。
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自生地のポトスの葉はもっと大きく、そして大きな樹木を伝いながら上へ上へと数十mも伸びていきます。観賞用のポトスも環境が整うと、支柱を伝って天井を這うように伸びていきます。
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種類
観賞用のポトスは“幼葉”で、“成葉”になると羽のような切れ込みが入ります。また、ツヤのある緑色の葉に、不規則な黄色の斑が入るのがとても美しく感じます。
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観賞用ポトスの種類は主に3つあります。
①明るい緑色が美しい「ライム」
②葉にマーブルのように白い斑が入る「マーブル・クイーン」
③葉に淡くて大きな黄色の覆輪斑が入る「エンジョイ」
一般的に人気があるのは、お部屋を明るく見せてくれる「ライム」です。しかし斑入りもおしゃれなので、一つだけではなく複数育てるのもおすすめです。
【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ❶育て方
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それでは基本情報を抑えたところで、さっそくポトスの育て方について見ていきましょう。愛情をもって育てれば、お家の中をポトスのグリーンでおしゃれに演出できますよ。
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【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ①栽培する環境
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園芸店などで購入したポトスは、春から秋までは直射日光を避けて“半日陰”の場所に置きます。そして日照不足になる冬の日中はレースカーテン越しに日光を当てます。日光が弱いと、斑入りのモノは肝心の斑が消えてしまうことがあるのでご注意ください。
暖かい地域・気候であれば、ポトスは春から秋にかけて屋外やベランダで育てることもできます。しかし冬になったら屋外ではなく、必ず室内で保管してください。熱帯植物のポトスは、冬に寒くなる日本では屋外栽培は不向きです。また、湿度を好むため、葉に霧吹きなどでほぼ毎日水を小まめに与えましょう。
小さい苗を買ってきた場合は支柱が付いていないことがあるので、同時に園芸店で支柱を買っておくことをおすすめします。支柱もおしゃれに見えるものが良いですね。
【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ②水やり
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水やりも、多くの熱帯植物と同じように「鉢の土の表面が乾いてきたら」たっぷり鉢底から出るまで与えます。しかし鉢皿に溜まった水をそのままにしておくと根腐れの原因になるので、必ず水は捨てるようにしてください。
屋内の場合は少し面倒ですが、生育期の春から秋は屋外やベランダで育てることができるので、屋外で栽培するときは水やりは簡単に済みます。
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【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ③肥料
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ポトスに肥料を与える時期は、春から秋にかけての生育期です。与える肥料の種類は「緩効性肥料」(一定期間において肥料の効果を長続きさせるために、肥料の効き方がゆっくりなもの)です。回数は、2か月に1回で充分です。または「液体肥料」を10日に1回施すのもおすすめです。
【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ④病害虫の駆除
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病気
ポトスの病気で一番多いのは「炭疽病」(たんそびょう)です。これは、ポトスの置き場を移動したことで環境が変わり、葉が傷む現象です。春から秋の生育期、高温多湿の時期に炭疽病が発生しやすと言われています。半日陰の場所から、生育期に屋外やベランダへ移動させる場合は、日光に少しずつ慣れるようにしましょう。
害虫
害虫で一番多いのは、「カイガラムシ」や「ハダニ」です。気候に関係なく年間を通して発生しやすい虫です。見つけた場合は早めにつぶすなどして駆除してください。
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【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ❷植え替え
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植え替えは年に一度
園芸店で買ってきた小さな株も少し経つと大きくなります。そのままでは成長が止まってしまうので、年に一度、一回りから二回り大き目の鉢に植え替える必要があります。支柱も忘れないように用意しましょう。
植え替えの時期
植え替える時期は生育期に当たる5月中旬から8月にかけてになります。
植え替えの用土
このときに必要な鉢植え用の用土は、一般的なものでしたら「赤玉土小粒」「腐葉土」「たい肥」を、“7:2:”1の割合で混ぜたものを使います。
植え替えするときの鉢も、お部屋に合わせておしゃれなものを選ぶとさらに素敵なインテリアになります。
【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ❸増やし方
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土で増やす場合
ポトスを増やす場合は、やはり生育期の5月中旬から8月にかけてになります。
方法は、2、3節付けて切った茎を「挿し木用の用土」(バーミキューライトとパーライトの同量を混ぜた土)に茎の半分ほど挿します。
1か月ほど経つと発根し、2か月ほど経つと発芽します。根が充分に出たのを確認したら、鉢植え用の用土(「赤玉土小粒」「腐葉土」「たい肥」を7:2:1の割合で混ぜたもの)で植え付けます。
葉を大きくしない方法
ポトスの葉は、ツルを上に伸ばすと大きくなります。大きくしたくない場合は、下のほうに誘引することで大きくならずに、幼葉のままのおしゃれで美しい姿を観賞することができます。この場合は支柱は必要ありません。
水で増やす場合(水栽培)
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♥班入りポトスの「beerジョッキ」♥ハイドロカルチャーなので 成長はゆっくりですが 🎶幼葉も元気に成長中•*¨*•底に1cm弱の水層で管理しやす子¸♪ ★鉢size*7×11.5cm、背丈(土↑)15cm ✩
ポトスは土だけではなく、水栽培もすることができます。水栽培に必要なものは以下のものになります。
・ポトスの挿し穂
・ハイドロボールなどの用土
・ガラス容器(おしゃれなものがおすすめ)
・割りばし
まず容器の1/3ほどにハイドロボールを入れます。次に挿し穂をぐらつかないように入れます。さらにハイドロボールを入れ、根が動かないように割りばしを使ってしっかり固定させます。
水栽培の場合も、やはり鉢植えの場合と同じように、1か月ほどで発根します。その間に挿し穂がぐらつくと発根しない可能性が高いので、水やりのときに動かないように注意が必要です。ハイドロボールなどの用土は保水性が高いので、水は容器の1/5ほどにし、無くなって2、3日してから水を入れます。
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【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ❹水差し
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「水差し」も、ある意味で水栽培と言えますが、ある程度大きくなったポトスは、おしゃれなガラス瓶に入れて楽しむのも素敵です。
2、3節付けて切ったポトスを水につけます。発根を楽しみに待ちながら水を換えましょう。水差しの場合は水質が悪くなりやすいので、水は2日に1度は交換しましょう。発根が上手くいくとポトスはどんどん元気に根も葉も伸びていきます。その様子を観賞するのも、ポトス栽培の楽しみの一つです。
【観葉植物の定番】ポトスの育て方まとめ ◆動画でもチェック
念のためにプロが教えてくれる動画もご紹介します。ご参考にしてくださいね。
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人気のある観葉植物であるポトスの育て方についてまとめました。主なポイントは以下のようになります。
①日当たりの良い場所に置く
②水やりは表面の土が乾いたら
葉に水は小まめにやる
③肥料は2か月に一度
熱帯植物のポトスは寒さに弱く暑さに強いので、夏期は別として屋外よりも屋内栽培のほうが向いています。ツル性植物なので上手に育てれば、室内でも支柱を伝ってぐんぐん上を目指して伸びていきます。水栽培でも簡単に増えるので、おしゃれな容器に入れて大切に育てましょう。