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液体ミルク解禁!発売開始はいつ?グリコ・明治どっちが先なのかを解説します!

2024.02.25

2018年8月に日本国内でも液体ミルクが解禁され、すでにグリコから発売開始され、明治も商品化にむけ動いているようです。しかし、まだまだ日本国内では使用者も少ない液体ミルクについて、今回はそのメリットやデメリット、国内メーカーの現状を詳しく解説してまいります。

  1. 今、話題の液体ミルクってご存知ですか?
  2. 液体ミルクが注目されるようになったきっかけとは?
  3. 液体ミルクと粉ミルクの違いは?
  4. 液体ミルクのメリットは?
  5. 液体ミルクが期待される役割とは?
  6. 液体ミルクのデメリットとは?
  7. 海外製の液体ミルクのブランドってどんなものがあるの?
  8. 国内メーカーの液体ミルク① グリコ
  9. 国内メーカーの液体ミルク② 明治
  10. まとめ
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引用: https://www.instagram.com/p/BuR88gwFsRU/
液体ミルクは2018年8月にやっと国内でも解禁され、ついに2019年3月5日に江崎グリコ株式会社(以下:グリコ)から発売開始され非常に話題になっています。
今回はそんな話題の液体ミルクについてメリットとデメリットや海外製品、国内メーカーであるグリコと株式会社明治(以下:明治)の製造・販売の現状などについても詳しく解説してまいります。
今後子どもを持つ予定が無い方でも、周りの方に授乳が必要なお子さんがいらっしゃる場合に液体ミルクが何らかのお役に立てることがあるかもしれませんので、知っておいて損はないかと思います。
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そもそも液体ミルクが大きく注目されるようになったきっかけは、東日本大震災からだと言われています。
2011年、東日本大震災のときの海外からの支援物資として液体ミルクが届けられたことで、これまで日本ではほとんど知られていなかったその存在が認知されるようになったのです。
そして、2016年に発生した熊本地震のときは断水が長期間続き、授乳が必要な赤ちゃんやその保護者にとって非常に苦しい状況でした。 そんなときに、フィンランドからの支援物資として液体ミルクが届けられたことで、より多くの人が非常時の液体ミルクの必要性を考えるようになりました。
さらに、2018年に発生した北海道胆振東部地震でも上述の2つの大地震同様に海外からの支援物資として液体ミルクが届けられたのですが、その取扱いを巡って良くも悪くもこれまで以上に多くの層の人から「液体ミルク」という存在が認識されました。
この認識の広がりにより幅広い層の方々が「液体ミルクの必要性」や「使用の是非」、「国内メーカーの製造・販売」などについて議論する機会が生まれ、これが追い風となり、国の液体ミルクに関する法整備や国内メーカーの液体ミルクの商品化への動きが加速したと言われています。

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ここからは液体ミルクそのものついて詳しく解説していこうと思います。 まずは、液体ミルクと粉ミルクには違いがあるのかについてお話してまいります。
液体ミルクは正式名では「調整液状乳」と呼ばれ、粉ミルクは「調製粉乳」と呼ばれています。 液体ミルクはプラスチックのボトルや紙パックの容器に入ったものが多く、調乳済みの乳児用ミルクのことを指します。
また、無菌状態で保存されているため、一般的な粉ミルクのように粉の量やお湯や水の量と温度を調節しながら作る必要が無く、すぐに授乳することができます 液体ミルクの成分は牛乳由来の原料に栄養を加えたものなので、粉ミルクとほぼ同じものと考えて良いかと思います。
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引用: https://www.instagram.com/p/BmMbADTDb8M/
ここでは液体ミルクを使用するメリットについて解説してまいります。

メリット① 常温で長期保存可能

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粉ミルクも基本的に常温保存可能ではあると思いますが、湿気にはかなり弱いですし、ダニ等の心配もあります。
これに対し、液体ミルクは極端に熱がこもる環境や反対に極端に寒い環境を除けば、それほど保存環境は選ばず、ほとんどの物が未開封の状態であれば半年から1年ほど持つものが多いです。

メリット② 持ち運びが楽

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引用: https://www.instagram.com/p/BlaHcS3gDYg/
お子さんと外出されるときに、粉ミルクを使用している方は外でもミルクが作れるよう最低でも ・水 ・お湯 ・粉ミルク ・哺乳瓶 などを持って出かけられると思います。
しかし、液体ミルクであれば外出時に液体ミルクだけ(すでに使い捨て乳首と一緒になっているもの)を持っていけば良いですし、乳首無しのものでも液体ミルクと哺乳瓶を持ち歩くだけで良いので、外出の準備や持ち運びが楽になります。

メリット③ すぐに授乳できる

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粉ミルクの場合は、粉の量やお湯の量の調整やミルクを冷ましたりと少し時間がかかりますが、液体ミルクの場合は、無菌状態で保存されていますので、容器を開封するだけで加熱せずともすぐに授乳することができます。

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引用: https://www.instagram.com/p/BXPTSStBZQP/
ここでは、さきほどの液体ミルクを使用するメリットを踏まえたうえで、液体ミルクの期待されている役割について解説してまいります。

非常時の乳児の健康と保護者の心のサポート

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引用: https://www.instagram.com/p/BnlM82zHcMp/
液体ミルクは幾度の自然災害を経験して、乳児の健康を守るために必要なものであると認識されていることはもちろん、幼いお子さんを抱え不安な避難生活を余儀なくされている保護者の方の精神面でのサポートにつながるものでもあります。

日常的な育児の手助け

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引用: https://www.instagram.com/p/BW12DLQlHvw/
液体ミルクは非常時だけでなく、日常的に使用するのもおすすめです。
先ほど挙げたメリットに「液体ミルクは持ち運びが楽」だとお伝えしましたが、まさに普段外出する際にこの液体ミルクを活用すると持ち運ぶ荷物の準備や授乳の時間の短縮につながります。
また、生まれたばかりの新生児の場合は夜中も起きて授乳をすることがあると思いますが、その際も液体ミルクを活用すれば、早くミルクが飲みたい赤ちゃんやミルクを作らなければならないという保護者のストレスの軽減にもつながるかと思います。

普段授乳をしていない人も手伝いやすい

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完全母乳で育児をされているご家庭の場合、男性が変わって授乳するというのはやや難しいようにも思いますが、粉ミルクや液体ミルクを使用すれば母親以外の保護者も授乳を手伝えますよね。
特に液体ミルクは粉ミルクのように調乳等の必要が無く、容器を開封すればすぐに授乳することができるので、なかなか普段は授乳をしていない保護者や乳幼児の祖父母にとってもミルクを作るというハードルが無くなるので、育児の負担をうまく分散できるのではないかと思います。
ここでは、現状で液体ミルクのデメリットとして考えられるポイントをいくつかご紹介してまいります。

デメリット① 店頭で購入できる種類が少ない

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引用: https://www.instagram.com/p/Bu0FYW-FGXt/
液体ミルクのデメリットの1つ目は、日本の店頭で購入できる種類が限られていることです。
現在店頭で購入できる液体ミルクはこのグリコのもの1種類だけですので、お子さんの好みに合わないと他の海外製の液体ミルクをネットショッピングなどで個人輸入するしか今ところ方法がありません。 今後は明治も販売を予定していますが、店頭で手軽に購入できる国内メーカーの液体ミルクの選択肢がまだ少ないというのはデメリットのひとつと言えるかと思います。

デメリット② 価格が粉ミルクより高い

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引用: https://www.instagram.com/p/BuyPaS1A7bq/
デメリット2つ目は液体ミルクの価格に関することです。 すでに調乳されており、ものによっては使い捨て乳首もついているものなどある液体ミルクは海外製品も国内メーカーも粉ミルクよりも価格が高く設定されています。
明治の販売価格はまだ情報が解禁されていませんが、グリコは液体ミルク1本199円(税抜き)ですでに店頭で発売開始されています。

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引用: https://www.instagram.com/p/Brjxe7GnqNK/
国内メーカーの液体ミルクが数多く店頭に並ぶにはまだ時間が必要なため、他の液体ミルクを手に入れるにはネットショッピングなどで海外製品を個人輸入するしかありません。 そこで、ここでは個人輸入してみたい方のために海外の液体ミルクの中でおすすめのものをいくつかご紹介してまいります。

Similac(シミラック) アメリカ

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引用: https://www.instagram.com/p/BWCQ9tVgxo4/
アメリカ生まれの液体ミルクで、アメリカではスーパーなどで市販されているほか病院などでも取り扱われている信頼の厚い液体ミルクのトップメーカです。
使い方としては、ボトルにニップル(使い捨て乳首)を取り付ける仕様のものが多く、開封後すぐに授乳できる手軽さが人気のようです。

Aptamil(アプタミル)

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引用: https://www.instagram.com/p/BgNmfKlF3I-/
こちらはドイツ製の液体ミルクで、ドイツでは老舗ブランドという位置づけにあり、ドイツ以外でもアメリカなどの多くの国で販売されています。

Valio(ヴァリオ) フィンランド

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引用: https://www.instagram.com/p/BsrS6zolqfv/
日本での大きな震災等が起こるたびにフィンランドからの支援物資としてこのブランドの液体ミルクも届けられています。 フィンランドは液体ミルクの使用量が世界的に見ても多く、その中でもこの「Valio」はフィンランドで100年以上続く老舗であり、フィンランド最大の酪農会社でもあります。
Valioの液体ミルクは紙パック容器に入っており、開封後は哺乳瓶などに移し替えて授乳する仕様になっています。
他にも韓国製のものやオーガニックにこだわった商品など各国から液体ミルクは販売されています。
ここからは国内メーカーであるグリコと明治の2社の液体ミルクの開発・発売開始時期などについて詳しく解説してまいります。
まずは、国内メーカー初の液体ミルクの発売開始にこぎつけたグリコの液体ミルクについてご紹介してまいります。
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引用: https://www.instagram.com/p/BuqXyH0jUjc/
グリコは熊本地震の発生時に液体ミルク解禁を求める声が高まったことが大きなきっかけとなり、国内製造できないかと開発を進めてきたそうです。 そして、これまでも粉ミルクを販売していた「アイクレオ」ブランドから商品化され、2019年3月7日より発売開始されました。
グリコの液体ミルクの特徴は、殺菌時間が数秒~数十秒と短時間であるため、海外製品に比べより母乳に近い白色であるという点です。
内容量は125mlで、常温で6か月保存可能です。 容器は紙パックを採用し、開封後哺乳瓶に移して授乳する仕様です。 将来的には使い捨て乳首の導入も検討しているようですが、その実現には高いハードルがあるため発売開始までにはまだ時間を要するようです。
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引用: https://www.instagram.com/p/BrfW0vjBxOn/
今後は非常時で哺乳瓶を洗浄・消毒できない状態でも使用できるように、「チューボ」というブランドの使い捨て哺乳瓶と併売を考えているそうです。
アイクレオの液体ミルクはアイクレオのブランドサイトのネットショッピングや店頭でも購入することができるようです。

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引用: https://www.instagram.com/p/BpggGVNF8Ww/
続いては、明治の液体ミルクについてご紹介してまいります。
2018年8月厚生労働省や消費者庁により液体ミルクに関する改正を行った省令が施行されました。 そこから国内メーカーの液体ミルクの製造・販売がついに解禁されるという流れになっています。
明治は液体ミルクにおいて、すでに厚生労働省より調整液状乳の製造に関わる承認を取得していますが、現段階(2019年3月9日現在)ではまだ発売開始とはなっておりません。 今後は厚生労働大臣の承認を受け、消費者庁への特別用途(調整液状乳)として表示許可取得に向け準備をしていく旨をすでに発表しています。
さらに、明治は液体ミルクをこれまでも粉ミルクブランドとして高い信頼のある「ほほえみ」ブランドからの商品を目指していることも発表しています。 内容量は240ml、非常時のことを見越し容器は衝撃にも強いスチール製で1年間保存できる商品化を予定しているそうです。
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引用: https://www.instagram.com/p/Btx5koDA1ZI/
いかがでしたでしょうか?
日本ではここ数年自然災害が相次いで発生しています。 非常時は断水やお母さんの健康状態の変化により、赤ちゃんに粉ミルクや母乳を与えられない状況になるのは決して珍しいことではありません。 そんな中で多くの人たちが液体ミルクの解禁を強く求め、ようやく日本でも国内メーカーの液体ミルクが発売されました。
昨年から国内の液体ミルクが解禁され、1年もたたないうちに発売まで来たのは、いつ来てもおかしくない非常時にすぐに活用できるようにするためだとグリコの開発担当者がおっしゃっていました。
液体ミルクは衛生面でも、栄養面でも赤ちゃんを含む家族の強い味方になりうると思いますので、小さなお子さんがいらっしゃる方はぜひ非常用の備えとして液体ミルクの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BupbEOWnrcn/