広島の方言の特徴
連母音の融合
広島弁では、「アイ」が「アー」になるなど連母音の融合という特徴が見られます。
語尾に「ん」
「〜しない」を「〜せん」と言うなど、語尾に「ん」をつけて否定を表す言い回しが多く見られます。少し怖い印象を与えやすい特徴でもあります。
一人称が「わし」「うち」
広島弁では一人称が男性では「わし」、女性では「うち」となります。特に男性の「わし」についてはたくましい印象があるので、かっこいいと言ったイメージに繋がる反面、広島の人は怖いと言ったネガティブなイメージにもつながりやすい特徴です。
広島出身の有名人
矢沢永吉
ミュージシャンの矢沢永吉さんは広島県広島市南区仁保出身です。「永ちゃん」の愛称で親しまれている日本を代表するアーティストで、70歳になった今なお高い人気を集めています。藤井フミヤさんや松本孝弘さん、大友康平さんなど多くのアーティストが矢沢ファンを公言し、たくさんの影響を与えています。
ポルノグラフィティ
ロックバンドのポルノグラフィティのボーカル・岡野昭仁さんとギターの新藤晴一さんは、共に広島県出身です。2人は広島の高校時代の同級生で、バンドを結成したのちに現在のポルノグラフィティに至りました。「アポロ」「ミュージック・アワー」などたくさんの人気曲があります。
perfume
テクノポップユニットのperfumeの、かしゆか・あ〜ちゃん・のっちの3人共広島県出身です。芸能人のファンも多く、大人気バラエティ番組の『アメトーーク!』でもperfumeスゴイぞ芸人』が企画されたほどです。現在では日本のみならず世界中で人気を集めている日本を代表するアーティストです。
綾瀬はるか
女優の綾瀬はるかさんは広島県広島市出身です。『世界の中心で、愛をさけぶ』『ホタルノヒカリ』『JIN-仁-』『きょうは会社休みます。』『義母と娘のブルース』など、綾瀬さんの出演する映画やドラマは人気のあるものばかり。女性からも男性からも愛されるトップ女優の一人です。
有吉弘行
お笑い芸人の有吉弘行さんは広島県安芸郡熊野町出身です。バラエティ番組『進め!電波少年』でのヒッチハイクの旅企画でお笑いコンビ猿岩石としてブレイクし、CDや著書が爆発的に売れるも程なくして人気が低迷してしまいましたが、2007年頃よりまた“あだ名の命名”により大ブレーク。現在では様々なバラエティ番組の司会をするなど日本のバラエティ番組に欠かせない存在となっています。
定番やかわいい・面白いものまで!広島方言17選!
女子に言われたいかわいい方言として人気な一方、少し怖い印象も持たれがちな広島弁。そんな広島弁の定番からかわいい・面白いものまで17選でご紹介します。ぜひ意味を考えながら見てみてくださいね。
広島方言Part.1|〜じゃけぇ・〜じゃけん
「〜じゃけ」は、広島弁といえばコレ!というほど有名で人気の高い広島方言です。語尾につけて「〜だ」「〜だよ」「〜だから」といった意味です。特に女子が使うとかわいい方言として知られていて、「〜じゃけ」を使う広島女子に憧れている人も多いんだとか。
広島方言Part.2|〜しんさい
「〜しんさい」は「〜してみて」「〜しよう」といった意味の何かをして欲しい時に使う方言です。なんとなく命令口調で怖い印象に取られがちな方言ですが、実際には親しみのある方言です。「これ、食べてみんさい」と言われたら、「これ、食べてみて」という意味になります。
広島方言Part.3|あがーな
「あがーな」は「あのような」「あんな」という意味です。「あがーなことしたら大変なことなるぞ(=あんなことしたら大変なことになるよ)」などと使います。ネガティブな意味で使うことが多い方言です。
広島方言Part.4|いぬ
「いぬ」は「帰る」「去る」という意味です。「イヌ」なのに「サル」という意味なのはなんだか面白い方言ですよね。「そろそろいぬわ〜(=そろそろ帰るわ〜)」などと使います。
広島方言Part.5|いたしい
「いたしい」は「しんどい」「辛い」という意味です。体調がすぐれない時や精神的に苦しい時などに使います。「今日はいたしいわ(=今日はしんどいわ)」などと使います。
広島方言Part.6|いなげな
「いなげな」は「変わった」「変な」という意味です。「いなげな物がある(=変な物がある)」などと使います。警戒心や不快さなどを持って使う方言で、良い意味では使いません。
広島方言Part.7|おいい
「おいい」は「多い」という意味です。似ているようで異なる、なんともユニークな方言です。真ん中の「い」にアクセントがつくのが特徴的で、実際に言葉にしてみると「おいい」と「多い」はイントネーション以外は比較的似ているので、方言だとは気づいていない広島県民も少なくありません。
広島方言Part.8|かばちたれ
「かばちたれ」は「文句を言う」と言う意味です。ドラマ化もした大人気漫画『カバチタレ!』のおかげで一躍有名になった方言でもあります。「いつまでもかばちたれるな(=いつまでも文句を言うな)」などと使います。
広島方言Part.9|がめる
「がめる」は「奪う」「盗む」という意味です。「お金をがめる(=お金を盗む)」などと使います。
広島方言Part.10|ケーキ
「ケーキ」といえば、多くの人がショートケーキやチーズケーキなどのスイーツを想像しますが、実は広島弁では「ケーキ」は「アイスクリーム」を意味するんです。特に棒についた「アイスキャンディー」のことを「アイスケーキ」と呼びます。
広島方言Part.11|げに
「げに」は「本当に」「本気で」と言う意味です。「あの時はげに大変だった(=あの時は本当に大変だった)」などと使います。過去に起きた事柄の大変さや辛さを強調するときによく使われます。
広島方言Part.12|しごうする
「しごうする」は「懲らしめる」「始末する」「やっつける」という意味です。なんだかヤクザが使いそうな怖い印象を覚えますが、例えば「魚をしごうする」といった使い方もあります。これは「処理する」「料理する」という意味になります。他にも「畑をしごうする(=畑の世話をする)」といった使い方をしたり、幅広く使われる方言です。
広島方言Part.13|ぱーぷー
なんだか赤ちゃん言葉のようでもある「ぱーぷー」は、字面からは推測できない「バカ」「アホ」と言う意味です。「お前ぱーぷーだろ」と言われたら、かわいい雰囲気ですが「お前バカだろ」とからかわれていることになります。
広島方言Part.14|はぶてる
「はぶてる」は「拗ねている」「いじけている」という意味です。機嫌が悪い様子などに対して使います。「いつまでもはぶてるな(=いつまでも拗ねているな)」などと使います。親が子供に怒る時などによく聞かれる方言です。
広島方言Part.15|ぶち
「ぶち」は「すごい」と言う意味です。こちらも比較的有名で人気の高い広島弁の一つです。「ぶち美味しい(=すごく美味しい)」などと使います。さらに、「ぶち」よりもっとすごいことを「ぶり」、「ぶり」よりもっともっとすごいことを「ばり」と言います。
広島方言Part.16|ほいなら
「ほいなら」は「それならば」「それだったら」という意味です。会話中で代案を出す時などに使います。「ほいなら東京へ行こう(=それなら東京へ行こう)」など、関西でも似たような方言があるので、比較的通じやすい方言の一つです。
広島方言Part.17|もろーて
「もろーて」は「貰う」「頂戴する」という意味です。「貰う」が訛ってできた方言なので、比較的意味が通じやすい方言です。「お土産をもろーてありがたい(=お土産をもらってありがたい)」などと使います。
かわいい広島弁で言われたい!告白フレーズ3選!
女子が使っても男子が使っても胸キュンな人気方言の広島弁。告白フレーズにするともっとかわいいですよね!そんな人気の広島弁を使った告白フレーズを3選でご紹介します。
広島方言の告白フレーズPart.1|好きじゃけん
一生に一度は言われてみたい!大人気で王道の広島弁告白フレーズが「好きじゃけん」です。テレビなどでもよく“萌え方言”として取り上げられていますよね。「〜じゃけん」をつけるだけで広島っぽさがあり、今尚よく使われる方言です。
広島方言の告白フレーズPart.2|幸せにするけぇの
「幸せにするけぇの」は「幸せにするよ」という意味です。特に広島男性に言われたい頼もしく男らしいセリフですよね。どこかぶっきらぼうさも感じるけれども奥底に強い愛情を感じるような萌え告白フレーズです。
広島方言の告白フレーズPart.3|ぶち好きなん
「ぶち好きなん」は「すごく好き」という意味です。「ぶち」が「すごく」と言う意味で、こちらも広島らしい方言として人気があります。女の子が一生懸命ストレートに気持ちを表現してくれたら、思わずOKしてしまいそうなかわいいフレーズです。
まとめ
いかがでしたか?怖いと言ったイメージもある反面、特に女子が使うとかわいい方言としても人気が高い広島弁について、特徴や定番、かわいい・面白い方言、そして胸キュンの告白フレーズをご紹介しました。「〜じゃけん」「ぶち」など広島らしい有名な方言がある一方、「ケーキ」などユニークなものもありましたね。観光スポットも多い広島。訪れた際にはぜひ方言も生で聞いてみたいですね!