① ゴン=フリークス「『許さない』って決めた」

シーン解説
このセリフは、キメラアント編の終盤、
ゴンがカイトを殺したネフェルピトーと対峙した際に発した言葉です。
普段は明るく純粋なゴンが、この時ばかりは怒りと憎しみに支配され、
復讐に燃える姿が印象的でした。
かっこいいポイント
・復讐心に囚われたゴンの変貌
・「決めた」という強い意志
・ピトーの強大さを前にしても怯まない覚悟
この言葉の後、ゴンは自らの念能力を極限まで高め、
「制約と誓約」によって強大な力を得る代わりに、己の未来を犠牲にします。
正義感が強い彼がここまで変わってしまうほど、
カイトの死が大きな出来事だったことがわかる名シーンです。
② キルア=ゾルディック「もう 何があっても まよわない」

シーン解説
グリードアイランド編のラスト、
キルアがゴンと共に新たな冒険へと旅立つ場面での一言。
このセリフは、キルアが自分の弱さを乗り越えた瞬間を象徴しています。
かっこいいポイント
・キルアの成長が詰まった言葉
・暗殺一家の呪縛からの解放
・迷いを捨てた強い決意
キルアはこれまで、自分を「ゴンの足手まとい」と感じ、
戦いの場で逃げ出すこともありました。
しかし、ビスケの修行を経て強さを身につけ、
そしてゴンの隣に立ち続ける覚悟を決めたのが、このセリフに込められています。
③ ネテロ「感謝するぜ お前と出会えた これまでの全てに!」

シーン解説
キメラアント編の最終局面、ネテロ会長がメルエムとの死闘の末、
ローズ(爆弾)を発動する直前に言った言葉です。
最強クラスのハンターであるネテロが、
一生をかけて追い求めた「強敵(とも)」との戦いを
心から楽しんでいたことがわかる名セリフです。
かっこいいポイント
・生涯を戦いに捧げた武道家としての矜持
・戦いを通じて得られる充実感
・最強の敵に対する敬意
ネテロは敗北を悟りながらも、最後まで戦士としての誇りを捨てず、
「感謝」という言葉を残して散っていきました。
彼のこの姿勢に、ファンの多くが感動した名場面です。
④ ヒソカ「ワクワクすっぞ♡」

シーン解説
ヒソカが強者との戦いを前にして、心の底から楽しんでいることを表現したセリフ。
彼の性格を端的に表した名言でもあります。
かっこいいポイント
・戦闘狂としての本質
・恐怖よりも楽しみを優先する異常な精神
・不気味さとユーモアの融合
ヒソカは、自分より強い相手と戦うことを何よりの喜びとし、
時には相手をわざと育ててから戦うことさえあります。
その狂気的な姿勢が、この一言に凝縮されています。
⑤ クロロ=ルシルフル「お前が死ぬときの感情に興味がある」

シーン解説
クロロが、幻影旅団のメンバーでありながらも、
仲間の死を特別視しないことを示したセリフ。
彼の冷徹な性格がよく表れています。
かっこいいポイント
・クロロの非情さと合理的な思考
・団員であっても感情に流されない冷静さ
・死をも楽しむ哲学的な視点
幻影旅団の団長であるクロロは、仲間を率いる立場でありながらも、
どこか個人主義的な面があります。
このセリフからは、彼が「死」という概念を超越した存在であることが感じられます。
⑥ レオリオ「お前に会えなくなるなんて そんなの 絶対イヤだからよ」

シーン解説
レオリオが、ゴンの命が危機に瀕した際に涙を流しながら叫んだ言葉。
このシーンでは、普段はふざけていることが多いレオリオの、
本当の優しさと熱さが垣間見えました。
かっこいいポイント
・友情に対する強い想い
・普段は隠している本音が爆発する瞬間
・シンプルながら心に響く言葉
レオリオは医者を目指していることもあり、
仲間を救いたいという気持ちは人一倍強いキャラクターです。
その彼が心からの叫びをあげるこのシーンは、
多くのファンにとって忘れられない名場面となっています。
まとめ:『HUNTER×HUNTER』の名セリフは哲学的で深い!

『HUNTER×HUNTER』のセリフは、ただ「かっこいい」だけでなく、
キャラクターの生き様や信念が込められたものばかりです。
それぞれの言葉には、深い意味と物語の奥行きを感じさせる要素があり、
読むたびに新たな発見があります。
今回紹介した名言以外にも、『HUNTER×HUNTER』には数多くの名セリフが存在します。読者それぞれが、自分なりの「最もかっこいいセリフ」を
持っているのではないでしょうか。
あなたにとっての「HUNTER×HUNTERの名セリフ」は何ですか?