銀魂の星海坊主について
星海坊主は銀魂のヒロイン神楽の父親で、宇宙最強の掃除屋(えいりあんばすたー)として登場しました。
星海坊主というのは通り名で本当の名前は神晃(かんこう)です。
登場した時点で最強と呼ばれ、えいりあんとの戦いを見た土方十四郎からは非常に恐れられていました。
一方で娘の神楽を心配してサンタの格好で現れるなど、子供の前では普通の父親でもあります。
また、親がいない主人公の銀時にとっては羨望の対象でもあるようです。
海坊主の強さや声優情報などについてご紹介します。
銀魂の星海坊主とは
銀魂の星海坊主は神楽の父親で初登場時から最強と呼ばれていました。
強すぎるためか戦闘シーンは終盤になるまで少ないですが、軍艦の主砲を番傘で防ぎきるほか、夜兎の王鳳仙と互角に戦った過去などその実力の片鱗は示されていました。
終盤では他の夜兎を寄せ付けない圧倒的な強さを見せています。
銀魂の作中最強キャラと見られる虚と一対一で互角に戦ったのは、現在のところ星海坊主だけです。
娘の神楽との関係に悩んでいましたが、これは息子の神威に片腕を落とされた際に本気で殺そうとしてしまったことに起因しています。
夜兎の本能を恐れるようになった星海坊主は、神楽との間でも同じことが起きるのを恐れていたのです。
一度、神楽を迎えに来て銀時に会ってからは、時々地球を訪れるようになりました。
神楽との関係も変化し、神威とどう向き合うのかも考えていたようです。
夜兎最強の人物であることは間違いありませんが、親として人間として等身大の平凡な人物です。
そんなところが逆に魅力になっています。
銀魂の星海坊主の声優について
銀魂の星海坊主の声優は速水奨さんです。
1958年8月2日生まれで兵庫県出身です。
元々は劇団四季で俳優をしていたそうですが、1980年に行われた「アマチュア声優・ドラマコンテスト80」でグランプリを受賞。
1981年に「新竹取物語1000年女王」の千年盗賊役でデビューしました。
ホスト声とも呼ばれる柔らかいバリトンが特徴で、正統派の二枚目役を演じることが多いです。
最近では黒幕的存在や中年男性を演じることも増えてきています。
「BLEACH」の藍染惣右介や「SAMURAI DEEPER KYO」の織田信長など悪役を担当することが多いですが、いつか主人公を演じるのが夢だということです。
ただし、「勇者エクスカイザー」ではエクスカイザー役であり、タイトルになっている正義のロボットヒーローを数多く演じています。
最近の作品では「将国のアルタイル」のジグモンド3世や「食戟のソーマ」の薙切薊などを演じています。
銀魂の星海坊主のモデルについて
銀魂の星海坊主のモデルになった史実の人物はいないようです。
ただ、ドラゴンボールの主人公孫悟空の父親バーダックがモデルと言われています。
バーダックはサイヤ人の下級戦士ですが、戦闘力は一万近くありスピンオフ作品ではスーパーサイヤ人にもなっています。
名前の星海坊主はシティーハンターの海坊主から取られているようです。
海坊主は日本人で本名は伊集院隼人といいます。
2メートルをはるかに越える巨漢であり、背の高くない星海坊主とは重なりません。
しかし、街灯をねじ切る怪力の持ち主で、世界最強クラスの殺し屋であるなど星海坊主と共通しそうな点も多いです。
海坊主はエンジェルハートにも登場しますが、外見は似ていても人種、国籍、本名などはすべて違う別人になっています。
また、シティーハンターの作者の別の漫画にも、外見がそっくりなキャラクターが登場しています。
銀魂の星海坊主はハゲをネタにされる
星海坊主のネタとして扱われるのがハゲていることです。
神楽の手紙には「ハゲ散らかっていますか」などと書かれています。
それに「お父さんも相変わらずフサフサで問題ありません」と返すのが悲しいです。
元々は完全にハゲていたわけではありません。
しかし、神楽が間違って髪の毛を食べてしまったため、一本もなくなってしまいました。
ヘルメットをかぶっているときは普通にかっこいいキャラでしたが、脱ぐとバーコード頭なのは元からネタにされていましたが。
有名人だからなのか、育毛剤のCMに出演していたこともあります。
CMの最後に髪の毛が一本だけ生えたように描かれていて、その後髪が元に戻ったりもしました。
しかし、完全にハゲた状態で描かれることもあり、現在どうなっているのかはわかりません。
妻の江華と出会ったときはロングヘアで、ワイルドなイケメンでした。
銀魂の星海坊主が宇宙最強と言われるようになった理由は?
洛陽決戦編では、星海坊主が宇宙最強と言われるようになったわけや夜兎の故郷徨安について語られました。
徨安は大戦時に惑星連合総攻撃を受けてしまい、星のアルタナが噴出する影響で異常化した生物が巣食っていました。
更に徨安のヌシと言われたオロチのせいで、夜兎も含めて数百年の間誰も近づかなかったそうです。
星海坊主はオロチに挑み徨安を解放したため、宇宙最強と言われるようになったのです。
しかし、真実は全く違いました。
星海坊主は確かに徨安には行きましたが、オロチと戦ったわけではなくそこに住んでいた夜兎の女性を見つけただけだったのです。
夜兎の女性は星海坊主をして、見ただけで死を予感し遺伝子を残そうとするほど圧倒的な存在でした。
星海坊主は彼女こそが本当の徨安のヌシだと悟ります。
それが神楽、神威の母であり星海坊主の妻になる女性江華でした。
一目惚れに近い感情を持った星海坊主に追いかけられながら、江華は3日かけて暴れる59匹のオロチを鎮めました。
その後、星海坊主は江華を口説き落とし徨安の外に連れ出しました。
オロチが死んだわけではないので、なぜ徨安が解放されたと言われるようになったのかは分かりません。
ただ、オロチを倒したのは星海坊主ではなく江華でした。
最も星海坊主もオロチを雑魚と言っているので、星海坊主がオロチより強いのは事実のようですが。
江華はアルタナの影響で不死になっている特殊な存在ではありますが、彼女を見ただけで星海坊主が死を覚悟したのは間違いありません。江華の方が星海坊主より強いようです。
銀魂の星海坊主と神威の親子喧嘩の結果は?
本格的な戦闘シーンがあまり描かれなかった銀魂の星海坊主ですが、洛陽決戦篇では息子の神威と決着をつけるために登場します。
春雨第七師団の野兎を蹴散らして、夜兎の生きる伝説の名前に恥じない強さを見せました。
その後、船が爆破されてしまったため神威と戦うことはできませんでしたが、神威と戦うために洛陽に登場します。
ここでも春雨の大艦隊を相手にし、たった一人で戦艦数隻を沈めるという桁外れの強さを見せます。
その後、現れた神威とついに一対一で戦うことになります。
神威の実力をかつてのライバル鳳仙以上と評価しながらも、常に父親としての態度を貫き互角以上に戦っていました。
しかし、親子喧嘩を止めに来た神楽の手によって戦いは中断します。
更に星海坊主を狙った虚の襲撃で足場が崩壊し、神威との親子喧嘩の決着がつくことはありませんでした。
星海坊主対虚の銀魂頂上決戦の結果は
自分を殺しに来た虚と戦うことになった星海坊主。
不老不死の上に桁外れな強さを見せてきた虚と初めて互角に戦いました。
虚自身も星海坊主を自分を倒せるかもしれない存在、並ぶもののない剛の者と認めています。
いくらでも再生する虚相手では、いくら星海坊主でも勝ち目はないかと思われました。
しかし、虚も地球以外の場所では再生に限界があることがわかります。
更に他の星のアルタナの結晶石を打ち込むことで、再生を無効化できることまで星海坊主は知っていました。
江華の治療のために用意した結晶石を使い、虚の心臓を握りつぶすことで戦いは星海坊主の勝利かと思われました。
しかし、事前に千切れた腕に自分のアルタナを移していた虚は復活。
背後から攻撃を受けた星海坊主は、残った腕を切り落とされ敗北してしまいます。
しかし、消耗が激しかった虚はとどめを刺さずに退却します。
致命傷かと思われましたが、夜兎の生命力のおかげか星海坊主は無事に生き残ることができました。
その後、神威との確執も一段落し、海坊主は両腕を義手に代えて復活しています。
虚との戦いでは敗北してしまいましたが、虚は不老不死というアドバンテージがあります。
純粋な強さでは、星海坊主が宇宙最強の可能性もあるでしょう。
銀魂の星海坊主の名言
いつからかな アイツが大人になっていくのを…素直に喜べなくなったのは いつからかな 嬉しさよりも…さびしさが先立つようになっちまったのは
神楽にボーイフレンドが出来た時のセリフです。
リアルな父親のセリフとして共感できるお父さんは多いのではないでしょうか?
銀時と二人で大人になろうと結論づけますが、大の大人と称して巨大化してボーイフレンドに会おうとするところが銀魂らしいです。
伝説もへったくれもねぇだろ この星海坊主様が出会った最強の生物とは宇宙のどこにでもいる嫁だ
陸奥に星海坊主の目から見て最強の存在は何なのかと聞かれて、江華との出会いを語った星海坊主の結論です。
夫にとって嫁こそ最強というある意味当たり前で、暖かい結論です。
最も江華は本当に宇宙最強だった可能性がありますが。
銀魂の星海坊主についてまとめ
銀魂の星海坊主についてご紹介しました。
虚には敗北しましたが、実力で圧倒されることはなくあと一歩のところまで追いつめていました。2年後になってからはまだ登場していませんが、もう一度登場するのは間違いないと思います。
星海坊主の最終章での活躍に期待しましょう。