スーツの後ろ姿で見えるあの切込みとは？
ビジネスマンの後ろ姿でまず目につくのが裾に入っている切込みです。しかし詳しく知らない人も多いのではないでしょうか？正しい名称は「ベント」といい英訳すると通気孔という意味があり、動きやすくするためにつけられたと言われています。動きやすくするために付けられたというだけあってベントがあるのとないのとでは若干違いが感じられますし、後ろ姿のシルエットの見え方も違います。そんなベントですがいくつかデザインがあるので見てみましょう。
ノーベント
ノーベントは切込みがないタイプのベントです。後ろ姿を見ると分かるのですが若干の線はついてますが切込みはついてません。ビジネスマンスーツというよりもフォーマルスーツに多くみられるデザインになります。フォーマルスーツは基本的にノーベントのスーツになっています。
センターベント
センターベントは名の通りセンターに切込みが入ったタイプのベントになります。多くのビジネスマンが愛用しているオーソドックスなスーツになり、後ろ姿の時のシルエットの見え方もよく人気のデザインです。また座る際にフロントボタンを外して座ることによって背中のシワが出来にくいです。
サイドベンツ
サイドベンツは両サイドに切込みがあるタイプのベントになりますが、左右合わせて2つなので複数形で「ベンツ」と呼ばれています。センターベントと比べ切込みが1つ多い為、切込みから足の付け根が見えたりなど動きもあり足長効果もあると言われています。
フックベント
フックベントとはセンターベントと同じく、センターに切込みがあるベントになります。しかし、センターベントと少し違い、切込みが入る部分がフック（鍵型）になっています。センターベントの機能性をそのままにし、お洒落な見え方にしたデザインになっています。
デキる男の後ろ姿はこれ！スーツの選び方
デキるビジネスマンの身だしなみは他と比べてもその差は歴然です。スーツの着こなし方から仕草まで完璧と言えるでしょう。男女関係なく、仕事の取引先、先輩後輩関係なく好印象を与えるのです。
着こなしのポイント
ジャケットは肩で着るとよく言いますが大きめのものではなく自分の肩とフィットするものを選びましょう。そしてジャケットを着たらボタンを閉め鏡を見て確認することが大事です。シワが出なければフィットしてますが、縦シワが出る様だったら多く、横シワが出る様だったら小さいという事なので第三者からも好印象は与えられなくなってしまいます。ワイシャツはシャツとジャケットの襟が重なる位がベストと言えるでしょう。
後ろ姿も気遣いが大事！スーツの身だしなみ
仕事をしていくうえで最もよく見ているのが同じ職場で働く女性達です。無駄に格好つけて高級スーツを着ていた所でだらしなければ好印象には見られません。特に後ろ姿は自分で確認するのは難しい所です。マナーとして肌着を付けていたりスーツやシャツがシワもなくピシっとなっていれば仕事もきちんとできそうというイメージが持たれ好印象となるでしょう。
後ろ姿だけじゃないスーツを着るうえで大事なこと
スーツを着るうえで大事なことは爽やかで清潔感があることです。ワイシャツの首元の黄ばみや袖口の黒ずみはもちろんのことベルトや靴の手入れがされてなかったり、シャツがよれているだけでも印象はマイナスになってしまいます。また、肌着などを身に着けておらず、自分本位の身だしなみや香水の付けすぎなどもよく思われませんので気を付けましょう。
スーツのボタンは全部閉めないのが基本！
スーツのフロントボタンは全て閉めるという方実はこの方法、基本的なマナーではありません。スーツのボタンにも種類があり、2つボタン、3つボタン、3つボタン中掛けor段返りというものがあります。2つボタンの場合は上のボタンのみ止め、3つボタンは上と真ん中、中掛けと段返りは真ん中のみになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか？ただのスーツに見えるかもしれませんが身だしなみ次第で悪い印象もいい印象も与えてしまうんです。簡単にまとめると、後ろ姿で見えるベントは3種類で印象は変わる。スーツの選び方は自分の肩にフィットしているもの、爽やかで清潔感がある身だしなみを心掛けることがデキる男が気を付ける身だしなみのあり方なのではないでしょうか？
