カルヴァドスとはそもそもなに?
リンゴならではのフルーティな味わいが特徴
大人になるにつれ、いろいろなお酒を飲む機会も増えるのではないでしょうか。ぜひ一度飲んでいただきたいお酒があります。それが「カルヴァドス(calvados)」と呼ばれるリンゴの蒸留酒です。特徴といえばリンゴならではのフルーティさ。男性女性問わず多くの方が飲みやすい蒸留酒といえます。
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リンゴの実が入っているカルヴァドスも!
中にはリンゴの実がそのまま入っているというカルヴァドスもあります!見た目のインパクトもさることながら、リンゴの香りがさらに強く感じられます。
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芳醇なリンゴの香りと味わいはやみつきになるかも!
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見た目の華やかさ・上品さもあり贈答用にも
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リンゴのブランデーがすべてカルヴァドスと呼ばれるのではない
カルヴァドスとは、一言でいえば簡単に説明すると「リンゴのブランデー」といえる蒸留酒です。しかし、リンゴを使っているブランデーが全てカルヴァドスというわけではないのです。「AOC]という原産地呼称規制という規制の対象となっており、特定の生産地域で作られるものしか呼ぶことが出来ないのです。
カルヴァドスの名が許されているのが下記の地域
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カルヴァドスには、梨がブレンドされているものもある
一定量の梨のブレンドが許されている地域もある
また、それは「カルヴァドス ドンフロンテ」と呼ばれる、リンゴだけではなく洋梨が一定の割合で含有しているものもあります。こちらも特定の生産地で製造されたもののみ呼ぶことが許されており、また梨の含有割合も30%以上などと呼ぶためのいろいろな条件があるのも特徴です。
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梨が入ることでさらにフルーティに!
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熟成年数が分かる「ランク」がある
ブランデーには、熟成年数によって「ランク」が存在します。年数の短いものから、スリースター、V.S.、
V.S.O.P. 、ナポレオン、X.O.、オール・ダージュと呼ばれています。ブランデーの中でもカルヴァドスには厳格なこういったランクは存在していませんが、「X.O.」や「V.S.O.P」などが付いた名前のカルヴァドスもあります。カルヴァドスにおいては、これらのランクが付いているもの同士を比べて「どちらが熟成年数多いか」を比べる基準程度に考えていると良いかもしれません。
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日本では「X.O」や「V.S.O.P」が多く流通しています
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カルヴァドスはどうやって飲むのがおいしいの?
カルヴァドスのおすすめの飲み方はやっぱり「ストレート」!芳醇なリンゴの香りと味わいをダイレクトに感じることが出来るのでおすすめです!オンザロックももちろんぴったりです。しかし、アルコール度数が40度もあり、強いのが苦手…という方はトニックウォーターなどで割ると飲みやすいです。
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他のフルーツをインしてもおいしい!
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【カルヴァドスおすすめ銘柄】①「ポム・ド・イヴ(pomme d'eve) 」
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ポム・ド・イヴの実入りのカルヴァドスにも注目!
ポム・ド・イヴのカルヴァドスでおすすめしたいのが、なんとリンゴがそのまま入っている「実入り」のカルヴァドス!実を瓶に入れて密閉し、りんごの香りや甘さがだいぶブランデーに浸みているからこそのフルーティな味わいが特徴です!りんご自体の風味を思い切り感じることのできるこちらのカルヴァドスはりんご隙の方にはたまりませんね!実が瓶に入っているというインパクトもさることながら、そのおしゃれさもありギフト用としてもぜひおすすめな一品です!アルコール度数40度とかなり強めなので、ロックで飲むのもいいですね!
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【カルヴァドスおすすめ銘柄】②「デュポン(Dupont)」
お次のおすすめ銘柄は「デュポン」です。約300年の歴史を有し、デュポンのカルヴァドスは、世界の高級レストランやバーなどで取り扱われることも多く、使われるその環境からもそのランクの高さがうかがい知れます。製造するデュポン社は、カルヴァドスのみならず、りんごジュースやりんごの発泡酒など、りんごを使用した飲料の種類もかなり豊富!その理由は、本場ペイドージュに構える自社農園。6000本にも渡るりんご木から毎年、世界中で愛されるカルヴァドスがつくられています、多くの高級店で扱われるほどのその上質な味わいをぜひ!どれを買うか迷ったときには、デュポンのカルヴァドスはきっと間違いないはずです。
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【カルヴァドスおすすめ銘柄】③「ボラー(Boulard)」
お次はフランスの歴史ある銘柄をご紹介します!1825年の創業から現在に至るまで、ブラー家によって製法が厳然と守られてきた歴史あるカルヴァドス。ペイドージュ地方に自社のカルヴァドス農園を所有している数少ないメーカーでもあります。自社農園で収穫した上質のりんごのみを使って作られたカルヴァドスはりんごのフレッシュさ・フルーティさの際立つ味わいを感じられます。
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【カルヴァドスおすすめ銘柄】④「ローリストン(Lauriston)」
次におすすめする銘柄は「ローリストン」です。ローリストンは数々の賞を受賞してきた名門であり、高い評価を多く集めています。特徴としては力強い味わいと風味。しかし反対に、梨を含有している「ドンフロンテ」とよばれるブランデーは、優しくて繊細な甘みがあり、長い間熟成したことで生まれた優雅で深みのある味わいを感じることができ、こちらにも多くのファンが存在しています。値段は高めではありますがそのクオリティを考えると妥当、いやそれ以上に感じるかもしれません。
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【カルヴァドスおすすめ銘柄】⑤「カミュ」
フランス・カミュ社のカルヴァドスをご紹介します。カミュ社のおすすめカルヴァドスは、
約70年作り続けられている自社ブランド「ベルネロワ」の名を冠したカルヴァドス。
特徴としては、通常カルヴァドスには収穫効率を上げるために小さいサイズのリンゴを使う事が多いのですが、
カミュ社・ベルネロワのカルヴァドスは、収穫効率が下がっても大きいリンゴを使っている点です。
大きいリンゴは小さいリンゴとは異なり、農薬を散布する必要があまりないためです。
また他の特徴としては、厳選されたオーク樽で熟成させることで、
リンゴのフルーティさがよく引き出させれている点です。
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V.S.O.Pよりも熟成の進んだX.O!熟成年数の違いで変わる味わいを楽しむ
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【番外編】カルヴァドスを使用したスイーツも絶品!
カルヴァドスは飲んで味わうだけではありません!最近ではりんごの果肉入りのパウンドケーキやチョコレートなどスイーツにも使われているんです!りんごの風味・フルーティな味わいなどがスイーツにはぴったり。もちろんブランデーを使用しているのでオトナ向けの一品ですが、お酒を楽しんだあとはぜひカルヴァドスのスイーツを食べてみるのもおすすめします!
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